9月のバスは”ディープカップビーバー”で釣れ!【かつぅのHOW TWO メガバスプラグ〜Veteran編〜】



メガバスのプロスタッフ・かつぅ氏が、月ごとに最高にハマるメガバスルアーを2アイテム紹介する連載「かつぅのHOW TWO メガバスプラグ ~Veteran & Rookie~」!! 長く愛される名作(=Veteran)でその威力を味わうもよし。新登場ルアー(=Rookie)を早速使い込むもよし。今月も深くて広いメガバスワールドツアーにご招待!! 9月のおススメルアーは「マグスロウル」と「ディープカップビーバー」。本稿ではVeteranルアー「ディープカップビーバー」を紹介しよう。

かつぅ/本名はナイショ(調べるとわかってしまう…!?)。ブラジルへのサッカー留学経験を持つバンドマンなメガバスプロスタッフ。育ちがいいのでランディングで川に飛び込む際にもきちんと靴を揃える。自称「職業:遊び人」

9月のおススメ〈side:Veteran〉ディープカップビーバー

①ルアー概要

かつぅ「8月のおススメ〈side:Veteran〉は、1994年にリリースされた、もっとも古いメガバスワームのひとつ、『ディープカップビーバー』。今回はこれにサバイバルジグをセットしたものをお勧めしたいと思います!」

かつぅ「ディープカップビーバーはパドルテールワーム。そしてその最大の特徴もパドルテールにありまして、裏面がえぐれてカップ状になっているんです。このおかげで、ほかのパドルテールワームとは違ったタイプの波動でアピールできるんです。

かつぅ「また素材が非常に柔らかく、浮力も高いため、水中で艶めかしく動いてバスを誘うことができるんです」

かつぅ「セットしているサバイバルジグも説明しておきますと、細長いヘッドと超ショートシャンクフックが特徴的なラバージグでして、スナッグレス性能に優れているんです。だからこそ、すり抜けがいいパドルテールワームのディープカップビーバーとも相性がいいわけです。ウェイトについては、かつぅ的なおススメは1/4オンスですね」

かつぅ「カップのえぐれている側が下になるようにしてセットしましょう!」

②狙う場所

かつぅ「パドルテール+ラバージグという、スナッグレス性に優れる組み合わせなので、メインとなる狙いどころはカバーが中心になります。9月ごろと言えば、台風や秋雨前線の影響で雨が降ることも多く、必然的にフィールドは濁りがち。そんな時に、ラバーとカップによる水押でバスに見つけてもらいやすいこの組み合わせが有効になってくるんです」

かつぅ「また、カバーと言っても足元に限らず、対岸を狙うのも有効です。スナッグレス性の高さを活かし、どんどんいろいろな場所を狙っていきましょう」

かつぅ「ワームをセットするときに、キーパー部分に瞬間接着剤を垂らしてからセットするとかなりズレにくくなります。ハードにカバーを狙う際にはお勧めですよ」

③使い方

かつぅ「カバー撃ちの場合、最盛期ならカバーに入れてフォール中に食うことも多いのですが、9月になるとしっかりとカバーの中で誘いをかけた方がいいことも多い。そのため、キャストしてフォールさせたらその場で上下に動かす誘いを入れてから回収します。そんな時に、1/4オンスのジグを使っていれば、フワフワと上下に動かして誘いやすいんですよ!」

④使用したタックル

●ロッド:オロチカイザ F6-68K カバーハッキング(メガバス) ●リール:ロジウム81(メガバス)●ライン:フロロ16ポンド

かつぅ「タックルはカバーの中でかけた魚を素早く取り込むためのパワーをもつF6(ヘビー)クラスがおススメです。また、自分が使っているロジウム81は8.1のハイギアモデル。撃って回収を繰り返す手数勝負の釣りでもあるので、ギア比は高いほうが都合がいいですね」

ディープカップビーバー●全長:3.75インチ●カラー:全10色●入り数:8本●価格:750円(税抜き)サバイバルジグ●重さ:1/4、3/8、1/2、3/4オンス●カラー:全6色●価格:460円

かつぅ「徐々に夏らしさがなくなってくる9月ですが、相変わらずカバー狙いは優先度が高め! いつもより誘いを意識しつつも、手数を減らさないようにして、ガンガン撃っていってくださいね!」



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