バスフィッシングに特化した情報をより深くお届けしている有料Webサービス『ルアーマガジン・モバイル』にて、今シーズンより新企画『陸王MOBILE』が始動。その第3戦は大西健太氏(エバーグリーン・インターナショナル)vs 岡友成氏(レイドジャパン)の超レア対決が実現した。決勝戦の最終切符を求め、漢(おとこ)達のガチンコバトルの火蓋が切って落とされた。
本家に勝るとも劣らぬ釣り人達の情熱が激突
『ルアーマガジン』本誌の超人気バトル企画『陸王』の姉妹リーグ『陸王MOBILE』が発足したのは[釣りPLUS]にて既報の通り。本家と同じ1on1バトルだが、1DAYのみの本番一発勝負というのがこの企画の醍醐味。そして、前日のプラクティスも一部LIVE配信するという”公開プラ”システムを新たに導入。アングラー同士がお互いの状況を探り合う心理戦も見ものだ。なお、この戦いの優勝者は来年度の本家『陸王』に出場できるというのも、バトルをさらに熱くさせる。
最終予選の第3戦で相まみえるのは、ルアマガモバイルのバスフィールド情報「kenta’s All OK Guide!!」でお馴染み、エバーグリーンインターナショナルの人気琵琶湖ガイド・大西健太さんと、陸っぱりアングラーから絶大な支持を受けるレイドジャパンのブレーン・岡友成さん。九州の超メジャーフィールド・遠賀川を舞台にどのような釣りが展開されたのか!?
公開プラクティスは台風接近によりまさかの中止!!
前日のプラクティスを一部LIVE配信する”公開プラ”システムを新たに導入し、これまで第1戦、第2戦とお伝えしてきたが、第3戦は台風の接近に伴って急遽中止に。アングラー個人の判断でそれぞれプラクティスを1日かけて行ってもらった。
台風21号は数日前の予報に反して、九州をかすめることなく東へ。遠賀川界隈は風こそ強かったものの、岡と大西の両選手は無事にプラクティスを終了することができた。
投宿先に戻り、両選手は合流。翌日の本番ルール確認等のミーティング後、意気込みを聞いてみた。
大西健太編
「真っ黒い雲が迫ってきて一時豪雨に降られビショビショになりましたけど(笑)、それ以外に大きな被害はなかったですね。
遠賀川はえーと、今回で2度目です。3年前?だったかな? クリスマスイブのロケでした(笑)。釣果は真冬だったので、かろうじて1本だけ。今回とは真逆の季節だったので、当時のことはまったく参考になりません…」
ーーということは、今日は暑かったと?
「はい、ハンパなかったですよ。台風がもたらす増水とか濁りとかはまったくなく、水温も高いままで魚の活性を上げる要素もない。夏のファクターが大切かなというイメージでした」
遠賀川はまだ夏真っ盛り。今日は魚には触ったのだろうか?
「バイトだけ獲りました。フッキングはしてません。ただ…明日に再現性があるのかどうか…。まぁ、釣りながら身体をフィールドに預け、第六感を信じていきたいと思います」
今その時を肌で感じ、いつしかサードアイが開く。明日の本番が実に楽しみだ。
岡友成編
「お疲れ様です!」
笑顔で遠賀川からホテルに戻ってきた岡さんの手には、トロピカーナ100の常夏パイン。
「これねー、香川に行ったときに金森と飲んだんですけど、『ウマッ!』ってなって、たまたまこのホテルの自販機にもあったから即買い(笑)。いやー、それにしても遠賀メチャ暑いし、草には負けるしで大変ですよ(笑)」
ーーヒザが痒いなかでのインタビュー申し訳ないですが(笑)進めます。今日はどんな流れでプラしたんですか?
「まずは下流にまで下りて、そこから釣り上がっていった感じ。あとは上流下流を行き来する感じですね。カレントが効いてるところとカバーをメインにやったかな。とりあえず今日は6本釣りました。カバーに付いてる良い個体はフックを折ってたんで掛けてないですけど(笑)」
ーー何か分かったこととか、決めたこととかはありますか?
「どこが魚影が濃いかは正直わかんないっす(笑)。でも、ダメなエリアをとにかく消去していきました。たぶん大西くんより僕の方が遠賀は知っている。だから、知っているが故に選択肢が多くて、そのロスをなるべく減らしたい。その一心でプラした感じですね。
軽いものを投げてれば釣れるんじゃないかな。僕は強い釣りと速い釣りしかしてないですけど。夏の個体は意外と少ないですね。
心配事もあります。今回の台風に備えて水を抜いてると思うんすよ。減水しているのでカバーが減るのが心配なのと、台風による風がどう吹くかですよね。あんまり吹いて欲しくないんだけどなぁ」
ーー最後に、明日の目標ウエイトを教えてください
「安心なのは5尾5キロだよね。だけど…、3キロかなぁ。3キロ超えることができれば5キロは行くんじゃないかと思ってます。魚のコンディションは良かったんでね」
翌日の本番では、その緻密なデータ分析力をもってして試合を意のままにコントロールしてしまうのか? 期待大だ。
「今回、『陸王MOBILE』の後も九州でイベントがあるので、計11日間”遠賀の人”になりますよ(爆)」
満を持して『陸王MOBILE』最終予選がスタート ~試合当日~
5西日本の日の出は東に比べやや遅い。5時30分に集合した二人は朝食を購入の後、投宿先の黒崎駅付近からスタート。目指す遠賀川までは車で30分ほどを要する。
岡「思ったより涼しいねぇ」
大西「灼熱じゃなくてよかった(笑)」
台風21号が通過後の福岡県。これから高気圧が襲ってくるはずだが、現時点ではまだ過ごしやすい気候。18時までおよそ12時間のタイマンバトル。おそらくは2018年『陸王モバイル』全3戦中で最も過酷な試合がこれから始まる。
大西健太編:05:45 「おそらく朝はバッティング…え?」
昨日のコメント通り、大西さんは夏を意識した場所をまずは選択。
「昨日はここでバイトだけ獲ってます。ここって、有名な場所ですよね?」
何せ遠賀川に訪れること自体が2回目。まずは朝イチに1尾を獲ってリズムを作りたいところだ。
岡友成編:05:51 岡/まずは
「朝イチのアベレージサイズをキャッチしたいですね。下流から行こうと思います。ただ、遠賀はメジャーフィールドだから人が多い。もし、今から行く場所も人がいたらスルーします」
朝から予定はバッチリな岡さん。すでに頭の中ではビクトリーロードが組み込まれている!?
そして対戦結果は…?
台風21号が通過した翌日、灼熱の遠賀川バトルが無事終了。注目の最終結果は…、
台風直後の過酷な状況下での『陸王MOBILE』最終予選は、岡さんが勝利を手にした。
大西:昨日のプラでバイトがあった場所を重点的に狙ったんです。結果的に魚に触れたのはプラ通りの3ヵ所。1尾はノンキーでしたけど。ただ、バイトがめっちゃ少なかった…。「おらんわー」「いねー」「釣れねー」のボヤき連発でした(笑)。
岡:本当にダメな日だったと思うよ。何日か連続して遠賀川に来ると、必ずこういう日ってあるもんなんだ。昨日台風が通過して変な水が流れ込んできてるし、何より低気圧の後の高気圧だもの。魚は口を使ってくれないよね。
大西さんと岡さん、バトル終了後の対談はまだまだ続く…。気になる方は『ルアーマガジン・モバイル』にてお楽しみください ↓
陸王MOBILEが楽しめるのは『ルアマガモバイル』だけ!
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お腹いっぱいバスフィッシングの情報がほしいアナタ、ぜひ一度『ルアマガモバイル』をお試しあれm(_ _)m
その名のとおり、実売部数ナンバーワンの釣り雑誌『ルアーマガジン』のモバイル版。
とはいえ、雑誌の企画を流用、そのままモバイルに落とし込んだわけではありません。ルアマガ本誌がじっくりとチェックする参考書なら、ルアマガmobileはいわば毎日使う教科書。
あの湖では“今”、どんな場所でどんなルアーが釣れているのか? 月に一度発売される雑誌にはたくさんの情報を掲載することはできますが、残念ながらまさにこの“今”の部分をお伝えすることができません。
インタ…