アングラーの感性を刺激するアジングロッド、テンリュウNEW“ルナキア” 最フィネスモデルLK582S-LSをご紹介!



使っていて気持ちのいい、アングラーの感性に直接訴えかけるアジングロッド、テンリュウNEW“ルナキア”。ここではシリーズの最フィネスモデルであるLK582S-LSを紹介。このロッドに込められたこだわりをテンリュウフィールドスタッフの蔵野雅章さんに解説していただいた。

■蔵野雅章(くらの・まさあき)
富山県高岡市出身在住。ライトゲーム、ロックフィッシュなどをメインに楽しむ。テンリュウフィールドスタッフとして、ルナキアシリーズを2代目から開発に関わった。ジャクソン、レインのテスターも務める。何事もとことん突き詰めていく探究心の強い性格で、実際に海に潜って地形を見たり、水中でルアーの動きを確認することも。

NEW“ルナキア”の3本。上からリアクション特化型モデルLK6102S-MLT、掛け重視のフィネスモデルLK632S-LMLS、一番下が今回紹介する超フィネスゲーム向けショートモデルのLK582S-LS。

大切にしているのはカタログ上の数値ではなく、アナログ的な使用感

「感性に訴えかけるロッドという部分を意識してテストを重ねました」

数値上のスペック以上に、蔵野さんが重要視するのは、実際の使用フィール。

ルナキアの個性について今一度おさらいしておこう。

ルナキアはライトゲームロッドとして長年愛されてきたシリーズで、この度、装いを新たにフルモデルチェンジ。テンリュウ自慢の自社ブランクはさらに研ぎ澄まされ、全機種にカーボンナノチューブ素材「C・N・T(カーボンナノチューブ)」を採用している。

超高弾性カーボン、ソリッドティップ、マグナフレックス製法、ATガイドなど、モデルごとに吟味された素材チョイスがされているのも見逃せない。

そして、デザイン的にも大きく目を引くのがグリップデザイン。カーボンを京都の伝統的技術である西陣織で編み込むことで、感度と軽量化を実現。他にない見た目と実益を兼ねたグリップ周りは、アングラーに充実した所有感を与える。

蔵野「コンセプトは感性に訴えかけるロッド。ロッドの重さが何gとか、そういったスペック上の数値よりも、実際に使ったときの使用感にこだわっています。なので、リールをつけて、ラインをガイドに通したときに、カタログ数値以上に軽さを感じると思いますよ。これが感性に訴えかけるということで、テンリュウの高い技術力のおかげで、僕の求めているアナログ感のあるロッドになりました」

アジが喰い渋る状況を打破する、ショートロッドのLK582S-LS

NEW“ルナキア” LK582S-LS
●全長:1.72m
●継ぎ数:2
●アクション:エクストラファスト
●仕舞寸法:80cm
●ルアーウェイト:2g
●ライン:2.5lb
●自重:52g
●価格:35,000円

LK582S-LSは、シリーズ中、最もショートでフィネスなモデル。1g未満のリグの存在を感じられる超繊細なカーボンソリッドティップを持ち合わせ、それでいて全体が素直に曲がるスムーズなアクションが魅力。操作時は超ファーストアクションに感じるが、負荷を掛ける毎に徐々にスローアクションに可変していき、ターゲットの引きを堪能できるアクション設定になっている。

ティップセクションに柔軟性を持たせることで、喰い渋るアジの繊細なバイトにも対応。一方、ベリーからバット部分には十分なパワーを持たせ、良型とのファイトでも主導権を譲らない。

ガイドはチタンフレーム、SiCリング。バット部にはATガイドを採用。フロロカーボンやエステルといったモノフィラメントラインの使用と軽量化が狙いだ。

全機種にチタンフレームSiCリングを採用。
LK582S-LSは、LK632S-LMLSとともにATガイドを採用、エステルラインの使用にも対応している。

今まで取りにくかった居食いのバイトを攻略

撮影当日は、あいにくアジの活性は低めだった。しかし「ルナキアLK582S-LS」で、何とか状況を打破。満足のいく1尾をキャッチ!

喰い渋ったときに強い味方になるLK582S-LS。取材時においても、潮の流れが止まった状態やなかなかバイトが出ない状況などで、この番手が活躍することが多かった。

蔵野LK582S-LSはショートかつフィネスなモデルで、近場でのジグ単から深いエリアでも活躍します。今までは取りにくかった、居喰いのバイト、ロッドには伝わりにくいバイト、掛け合わせしにくいバイトを取るためのロッドです。絶対的な感度を高めるためにショートロッドにして、居食いのバイトを聞き合わせするための繊細なソリッドティップを採用しました」

蔵野「ソリッドティップはチューブラーに差込むようにして作るのですが、その弾性も素材も異なるブランクの継ぎ目をほとんど変わらないようにつなぎ合わせてあります。よどみのない、シームレスな曲がりを実現しているので、よりバイトが伝わりやすくなっているんです。結果的に、居食いのバイト、小さなショートバイトも掛けていけるロッドに仕上がりました」



手元に伝わらないほどのバイトでも、かけていけるのがこのロッド

集中力を研ぎ澄ます。人差し指でブランクスにタッチし、微小なバイトも逃さない。

蔵野「アジングをしていると、手元ではなかなか感じ取れないバイトというのも多々あります。ティップがふっと戻るようなバイトですね。でも、LK582S-LSならティップがふっと重たくなるのが感じ取れるんです。ティップのわずかな重みを感じてかけていくという高度な技も、誰でも簡単にできるロッドですよ」

このモデルは、ウェイトとしては1g以下のジグヘッドで、喰い渋った状況の居食いのバイトをかけていく釣りに最適。神経を研ぎ澄ませる釣りに、ぜひこのモデルをチョイスしてほしい。

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