『ルアーマガジン』誌がお送りしている、人気アングラーによる釣り場の実釣速報や独自連載が満載な『ルアーマガジンmobile』。有料課金サイトならではの「リアル」な姿が見えてくる連載陣から、川村光大郎さんの『OPEN MIND』を1部抜粋してご紹介します!
陸王チャンピオンカーニバルの勝負ルアーをちょっと詳しく……
先週末は3連休を過ごされた方も多いのでは?
僕は当然ながら釣りへ・・・といいたいところですが、珍しく行きませんでした。
というのも、毎週ロケが続いての合間だったことで、体制を整える準備期間に充てたのです。
釣具屋さんで買い物したり、タックルの整理をしたり、ハードプラグのフック交換をしたり、ラバージグを巻いたり・・・
今月号(1月号)のルアーマガジンでは、『陸王チャンピオンカーニバル』の模様が掲載されています。
まだご覧になっておらずとも楽しみにされている方もいるかと思いますので、結果は伏せさせていただきますが、僕の勝負ルアーは、ちょっと手を加えたラバージグでした。
今回は、その“ちょっと手を加えた”内容を詳しくご紹介します。
ショートバイト対策
ベースは、パワーフィネスジグSS(DAIWA)の4.7g。
プレッシャー対策として超コンパクトなカバージグが欲しいと思案したときに、目に留まったのがこのジグでした。
このフックがキモで、チョン掛けが基本のポークをセットしたときに、シャンクが長いとシルエットが大きくなってしまう。
霞水系のオカッパリは常にハイプレッシャー状態ゆえ疑い食いが多く、ショートバイトや吸い込みが弱くバレやすいのです。
実際、フックにキャップをかぶせてのプラクティスでは、バイト数こそ多かったものの、ラインテンションを張ると危険を察してか、呆気なく離すバイトが多発しました。
超ショートシャンクでスモラバばりのスモールシルエット。
それでいてポークをセットできるゲイプ幅と、強めのタックルでも伸びない高強度なフックであること。
2日間/10本のリミット達成にも向くバイト数が稼げながら、グッドサイズも食ってくるジグ・・・
パワーフィネスジグSSには元々、かなり張りの強いシリコンスカートが球体シルエットで短く巻かれています。
これはテールレスなイモ的なトレーラーをセットし、中層でクルクル回転させるような誘いでは良いのですが、普通に使うには硬くて短いスカートは動かな過ぎます。
そこでスカートを巻き換える!
シリコンスカートでもいいですが、僕は昔ながらのファインラバーが好き!
(特にポークと合わせるなら)色合いではシリコン素材のほうが遥かに勝るけど、生きているようなフレア感はこっちかな~(*^^)
問題は・・・需要がないのか、ファインラバーってもう売っていないんですよね~”(-“”-)”
で、巻いたらソーク!
ソークってなんぞや? って方も多いかと思いますが、昔ちょっと流行りました。
ソーク専用のオイルなんかも発売されていましたね。
ファインラバーって、最初は白く粉っぽい(使っているうちに落ちますが)。
これをソークオイルに浸すと、色合い鮮やかに、フレアのレスポンスも良くなって、おまけに匂いまで着くという。
ゴムの匂いよりは、エサの匂いがしたほうがいいに決まってるでしょ(^^)
僕は昔からワーム用のフォーミュラーでソークしていました。
とくに『BANG』は、仕上がりがサラッとしていて好きでしたね。
匂いが強烈なので!(^^)!
注意点としては、ラバーの寿命は短くなります。
特に、ソーク時間を長くしすぎるともろくなりやすいです。
バイトバスリキッドであれば、15~20分ほどで十分鮮やかに、エビ臭くなります。
ワームパケなどにジグとオイルを入れたらシェイクしてスカート全体に浸透させ、取り出したあとは中性洗剤で洗って乾かします。
あと、おそらくシリコンスカートには浸透しないかな。
ジグのチューニング
で、ジグのチューニング的にはもうひとつ、ラインアイをプライヤーで挟んで角度を立てました。
これは、元々スリ抜けを重視した角度ゆえ、チョンチョン誘いながらのスイミングにおいてちょっと手前に寄りやすい・・・
ラインアイを立ててやることで、移動距離を抑えた“タテS字アクション”を出しやすくするのが狙いです。
こうしてありそうでなかった、超コンパクトカバージグの完成です!
この連休中は、その補充と、シリコンスカートVer.も巻いてみました。
これはこれでいい感じ!
ハリーシュリンプの3inchに合いそう!!
試しにセットしてみると・・・
たまにはこんな休日も有意義なものです(#^.^#)
ちなみに陸王では、さらなるショートバイト対策として、ポークのセッティングにも一工夫いれました。
その辺は誌面にてm(__)m
スイミングではジグ&ポーク。
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その名のとおり、実売部数ナンバーワンの釣り雑誌「ルアー・マガジン」のモバイル版。
とはいえ、雑誌の企画を流用、そのままモバイルに落とし込んだわけではありません。ルアマガ本誌がじっくりとチェックする参考書なら、ルアマガモバイルはいわば毎日使う教科書。
あの湖では“今”、どんな場所でどんなルアーが釣れているのか? 月に一度発売される雑誌にはたくさんの情報を掲載することはできますが、残念ながらまさにこの“今”の部分をお伝えすることができません。
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