『ルアーマガジン』誌がお送りしている、人気アングラーによる釣り場の実釣速報や独自連載が満載な『ルアーマガジンmobile』。有料課金サイトならではの「リアル」な姿が見えてくる連載陣から、川村光大郎さんの『OPEN MIND』の人気記事を抜粋してご紹介。
名古屋で行われた「キープキャスト」が終わった翌日の午前3時(!)。光大郎さん、雨後の千葉県豊英ダムを「アカガエル祭り」と予想。その魅力に抗しがたく出艇していきます。なんという……バイタリティなのでしょう……。果たしてアカガエルパターンの結果や如何に。
■プロアングラー
川村光大郎(かわむら・こうたろう)
業界を代表する岸釣りのスペシャリスト。初代陸王として名を馳せ、オカッパリの新時代を築き上げた立役者。バス釣りにかける熱き情熱とエネルギーは底知れず、卓越したスキルは今もなお進化し続ける。
キープキャストおつかれさまでした!
先週末はキープキャストでした。
ブースやトークショーにお集まりいただいた皆さま、ありがとうございます!
また、お土産にも感謝いたしますm(__)m
さて、キープキャストの翌日は千葉県豊英ダムへ。
正直、名古屋から帰ってきての3時起きは躊躇いましたが、
「今度こそアカガエル祭り!」を味わいたく、また後悔したくなく。
雨量は申し分なかったものの、ひとつ気がかりだったのは2日目の雨だったこと。
理想は濁り始めがオイシイのですが、そこから時間が経過していることで濁りが蔓延し、また、フィーディングのピークも過ぎ去っていることは容易に想像がつきます。
しかし、一晩空けての新たな日は、新たな個体が突っ込んできてやしないかと期待せずにいられません!!
豊英ダムバックウォーターはど茶濁り
本湖はいつも通りの綺麗な水をたたえているものの、バックウォ―ターに入ってほどなく、茶色い水色に変化してきました。
最上流へは先に2艇上がっていったので、僕はインレットなど好スポットを撃ちながらゆっくりと・・・ひどく濁ったなかのインレットはまるでオアシス的存在で、いなければオカシイのですが、まったく居ない(*_*;
これは最上流にバス集結しているな、きっと釣れているんだろうな、と・・・”(-“”-)”
ところが、上流から下ってきた方に釣果を聞くと、「全然ダメです、生命感がない」と。
それを聞いても自ら確認したく上がっていくと、濁りはキツイけれど、釣れなくはないような?
こんな状況下で最も自信のある真っ黒なラバージグを流れの裏やカバーの中に入れていくも、本当にいないっぽい。
水温を計ると8℃と、ちょっと冷たいのもあるかな?
もう一本のバックウォ―ターに一応上がるも、結果は同じ・・・
すれ違う方に話を聞いても誰ひとり釣れておらず、間違いなく今日は難しい・・・
しかし雨がやんで晴れたことで、希望はありました。
上流からの澄み始めです。
ボートの帰着時間と釣りをする時間を逆算し、頃合いを見計らって再度遡上!
52cm出た!
本日の失敗を分析
なんにせよ、バックウォ―ターに固執しすぎたのが失敗であることは明白。
本湖で釣りをしたのは30分ほどでしたが、バスが複数見えて、そして釣れた。
デカバス1本で来た甲斐はありましたし、立ち回りを失敗したことは次に繋がります。
やっぱり、釣りに行くと何かしらの収穫はあるものです!
ちなみにこの日、他の釣果を聞くことはありませんでした(話を聞く限りですが)。
おそらく濁り始めを味わえたであろう前日であれば、違う展開になっていたと思われます。
また、バックウォ―ターにギリギリまで残っていた人達からの情報では、僕が上流域を離れた後にバスが上がってきたもののルアーに反応してくれないと。
ビッグベイト(ジョイクロ)を使っていた方だけは、チェイスが数回あったそうです。
結局今年もアカガエル祭りは味わえないのか?
でも、過剰に期待しすぎないほうがいいのかな?なんて思いに至った今回の釣行でした。
【タックル】
ロッド:スティーズフランカー
リール:スティーズA TW7.1L
ライン:モンスターブレイブZ18lb
ルアマガモバイルってなに?
その名のとおり、実売部数ナンバーワンの釣り雑誌『ルアーマガジン』のモバイル版。
とはいえ、雑誌の企画を流用、そのままモバイルに落とし込んだわけではありません。ルアマガ本誌がじっくりとチェックする参考書なら、ルアマガmobileはいわば毎日使う教科書。
あの湖では“今”、どんな場所でどんなルアーが釣れているのか? 月に一度発売される雑誌にはたくさんの情報を掲載することはできますが、残念ながらまさにこの“今”の部分をお伝えすることができません。
インタ…