マイケルPのバスキャットオープン in ビーバーレイク参戦記【その2】



マイケルPの今年3回目のアメリカ取材はバスキャットオープン。桐山孝太郎さん主催のアメリカンドリームトーナメントの優勝チームと一緒に、アーカンソー州ビーバーレイクに行ってきたのでその模様をルアマガプラスでお届け。大会前のプラクティス、手応えは……。



準備完了。いよいよ決戦の地へ。

斉藤さんと大石さんの1人は大会開催地のビーバーレイクで、2日間のプラクティスを行なうことに。桐山さんが2人のために手配してくれたのはパンテラクラシック。全長19ft6in。デッキが広くて、2人で釣りをしても全然余裕だ。

エンジンはマーキュリーの150馬力。パワーポールも魚探も装備されていた。

今回は中流域のマリーナからスタート。場所は下記リンク参照。ズームアウトすれば、ビーバーレイクの全貌も分かります。支流が何本も複雑に入り組んでいるこの地域特有のリザーバーで、ボートドックや立木、岩盤、ブレイクなどバスの付き場は無限。

4月下旬ということで、エレキで岸沿いを延々と移動しながらスポーンを意識したバスを探していく。とあるクリークで、マイケルPが小ぶりのスポッテッドバスをキャッチ。大会でのキーパーサイズは15in(約38cm)なのでもちろんノンキーパー。そして「見つけたから、とりあえず釣りますね」と斉藤さんが言った直後に……!

とにかく釣れる、ケイテックのシャッドインパクト4inのミドスト。
「ちょっと大きめっすね」と斉藤さん。大石さんがランディングすることに。
18in(約46cm)のナイスキーパー。3lb(約1300g)ぐらい。ヒットルアーはステルスペッパー110。このサイズを5尾、2日間揃えれば上位入賞も夢じゃない。

夕方まで湖のあちこちを回って、上流部のマリーナでパートナーと待ち合わせてるマイケルPを降ろすことに。

「一度も会ったことないけど、フェイスブックでやり取りしてるから大丈夫でしょ」と、マリーナをウロウロしてると魚をさばくオジサンに遭遇。ストライパー釣りのガイドらしい。

お客さんが釣ってきた魚を次々と電動ナイフでさばく。「これはホワイトバス。まあまあ美味いよ」。

しばらくすると今回のパートナーが登場。シェーン・パトリック(Shane Patrick)。マイケルPと同い年で、高校の校長先生。貫禄あるなぁ。もちろんバスキャットのオーナーで、ヒマさえあれば湖に出ているという。

愛艇・エイラを駆るシェーン。ビーバーレイクの近くに住んでいるが、隣のテーブルロックレイクの方が好きだという。「ビーバーは大会が多くて、あんまり釣れないからね」。とはいえ数日前のプラでは15lbほど釣ったそうだ。

日没までの2時間半ほど、シェーンとマイケルPは上流部をメインにチェック。ポロポロ釣れたが、ノンキーパーや外道ばっかりで終了。

「ノンキーパー10尾釣ってキーパー1尾混じる感じかな。だけど魚がいないエリアは徹底的にいないのが面白い」、とはマイケルP。

ブリーム。口の大きいブルーギルという感じで、ライトリグが大好き。


プラ2日目

プラクティス2日目は朝から雨。初日に走り回ったチームジャパンは、マリーナで給油することに。「9時オープンって書いてあるから、9時半頃に行けば大丈夫でしょ」。でも予定通りいかないのがアメリカ。

結局、スタッフが来たのは9時45分頃。一度やってみたかった、という湖上給油も無事完了。

この日は下流域をメインにチェック。岸沿い以外に、岩盤や岬を釣っていくとポロポロとヒットした。得意のキャロライナリグで、斉藤さんはスモールマウスをキャッチ。

「目的の半分以上は達成しました!」と上機嫌だけど、あと2日ありますよ(笑)。

ビーバーレイクはラージマウス、スモールマウス、スポッテッドバスの3種類が生息。今回はすべて15in以上がウエイイン可能だ。ヒットルアーはドライブシャッド3.5in。

大石さんのジグにもグッドサイズが。

「でもこれで16inか……。リミット揃えるの、結構キツいかもね」。この日はレジストレーションという大会受け付けがあるので、早めに終了。

こちらラージマウス。2日目は昼頃までずっと雨だったが、いきなり晴れて風が吹き始めた。

レジストレーションに向かう前にちょっと寄り道。ここもウイグルワートのリペイントモデルがレジ前にズラリ。地元のショップは、その地域のヒットルアーをメインに扱ってることが多いのだ。

レジストレーション会場で受け付けを済ませた2人は、「試してみてよ」とゴーグルを手渡され、着席。バスキャットが全開走行するVR動画を満喫したようです(笑)。そんなわけで2日間のプラクティスも終了。勝てば新艇がゲットできるバスキャットオープン、本戦のもようは次回で!

レジストレーションは地元の大きなホールで行なわれた。今回は約360艇エントリーするという。会場ではTシャツやキャップなど、バスキャットのオフィシャルグッズも販売していた。
全開走行のVR動画体験。「ホントに操船してる気分になるけど、船酔いしそう(笑)」。



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