ルアーマガジンに『陸王』があるように、ルアーマガジンモバイルには『陸王MOBILE』がある。昨シーズンから始まった、ルアマガモバイル独自の陸っぱり王者決定戦だ。予選で勝ち上がった3名で決勝のチャンピオンカーニバルを行い、優勝したアングラーには来年度の本誌陸王への出場枠が与えられるため、なおさらバトルがアツくなること間違いナシ!!
対戦するのはこのお2人、舞台は大分県日指ダム!
佐々一真(さっさ・かずま)
1989年7月20日生まれ(29歳)。AB型。蟹座。熊本県出身・山梨県在住。
スポンサー:SHIMANO、マルチブック、ガーミン、ハヤブサ、センターフィールド。
日本のバストーナメント最高峰である「JBトップ50」で戦う艇のエキスパートとして、若手の中でも着実に力をつけている実力派。本人曰く陸っぱりは苦手でほとんどやらないとか!?
佐々木勝也(ささき・かつや)
1988年1月22日生まれ(31歳)。A型。水瓶座。岩手県出身・茨城県在住。
スポンサー:DAIWA、カーショップ・プレシャス、Studio16。
東北の地にて野池をメインにバス釣りの腕を磨いてきたが、近年関東圏随一の人気フィールド・霞ヶ浦に移住して陸っぱりのエキスパートとしてその名を轟かす。今回の陸王MOBILEでなんとしてでも優勝し、あこがれの陸王本選出場を目論む。
それではさっそく公開プラの模様をお送りいたします!!
【12:30|佐々】ササササ対決公開プラスタート!
大分県は日指ダムにて、佐々選手(SHIMANO)vs 佐々木選手(DAIWA)の公開プラクティスがスタート!
佐々木「佐々くん、悪いけど勝たせてもらうよ」
佐々「佐々木さん、今日は勝っても良いですが、明日は僕が勝ちます」
おふたりの勇姿をプラからとくとご覧あれ!
【12:47|佐々】まずはエン堤へ
リザーバーに例えるならダムサイト(最下流)まで、フルスロットルで一気に移動。自転車だけど…。
陸からの釣りは若干不得手だという佐々一真選手だが、そうは言っても国内最高峰JBトップ50シリーズで鎬を削るスーパーな男。この一戦で強烈な爪痕を残すはずだ。
佐々「ここ、魚いないっすね。どこでもルアー投げれば、魚が姿を見せるのが日指ダムなんで」
そんなに知り尽くしてるってことは、日指ダムは慣れっこ?
佐々「いえ、昨日が初めてです(笑)」
どっ、どーいうことー???
【12:49|佐々木】ファーストエリア
まず最初に入ったのは、眼鏡橋付近の島側。スティーズホッグ3.6in5gフリーリグ。
佐々木「この場所は初めてです。とりあえず回ってないところをどんどん見ていきたいですね」
【13:08|佐々】「このフィールドって特大はいるんですか?」教えてロコの方!!
佐々「下は40、上は50あるなし。25cmとかキーパークラスはあまり見かけないですね」
それって、このフィールドの特徴なのか、それとも佐々選手がでかいのだけ見つけているからなのか。真相は不明。
佐々「昨日のプラで、ヘビと何回か遭遇したので、草むらの中は気を付けてくださいね」
ハーフパンツで挑む記者へのお気遣いありがとうございます…。
【13:12|佐々木】佐々選手の印象
今回対戦相手の佐々選手について伺ってみる。
佐々木「佐々くんは今回始めて絡んだんですけど、トーナメンターは怖いですね。陸っぱりを全然やらないらしいんで、その点は僕が一歩リードかなとも思うんですが、トーナメントの経験がない。それは、やっぱり彼にアドバンテージがあります。でも、勝つのは僕ですけど(笑)」
【13:20|佐々】原始的なガーミンか!?
佐々「陸っぱりは魚探が使えないんで…」と、日指ダムがある大分農業文化公園で無料配布されているマップに何やら書き込む佐々選手。魚探というよりGPS的な役割か。
どんなことが書き込まれているのか気になるが、公開してもらうのは明日の試合終了後ということで…。
【13:26|佐々木】リグってます
なんらかのワームをリグり始める佐々木選手。
佐々木「これ、今回初めて使うんですけど、明日出るといいなぁ。今日がダメだったら出さないですけど、ハハハッ(笑)」
めっちゃ気になります?!
【13:45|佐々】「ちょ、ちょ!離してよーーー!」
ルアーにスーと寄ってパクーして沖へヘロヘロー泳いでいくバス。
佐々「今日は喰ってくれなくていんだけどなぁ…」。
ラインを緩めようと何をしようと離してくれないので、仕方なくランディング。
佐々「これが一番小さいくらいの魚ですね」
推定43cm、1kgあるなし。これが5尾揃えば、少なくとも4500…てことは!
明日は超ハイウェイトの乱打戦となるのか!?
【13:50|佐々木】日指ダムの印象
段々畑に移動し、広く魚を探す。
佐々木「ここは有名ポイントらしいんですけどね。釣れるんでしょうか」
初めて来た日指ダムの印象は?
佐々木「思っているより反応が良いっすね。聞いたときは不安でしたが、案外払拭できました」
【14:00|佐々】日指ダムのクセとは?
佐々「さっきの魚みたいに簡単に喰ってくる魚もいれば、簡単そうに見えて全然喰わないのもいたり、ルアーのせいなのか、それともマッチするルアーに僕が合わせ切れていないのか」。
謎多きミステリアスな日指バス。移動した後にこうコメント。
佐々「だいたいどんな場所にいるのかは、何となく掴めて来ましたけど」。
既に日指バスは佐々選手とだいたい友達だ。
【14:19|佐々】ど定番・めがね橋エリアへ…すると!
エン堤から時計回りでたどり着いたのは「自転車を降りずに走れるほう」の橋下。もうひとつの橋(=吊り橋)は揺れ防止のため降りて渡るのが園内ルールです。
佐々「うぉぉ!」
出ました、本日初スネーク!ブラックスネークカモン! ※種類は不明です
【14:21|佐々木】策士だ
公開プラクティスはお互いにモバイルを見られるルール!
隙間時間で佐々選手の動向をチェックする。
佐々木「なんか、佐々くんの言ってる内容が全部うさんくさいです!(笑) 彼、なかなかに策士のような気がしますね。というか、釣ってるし! まあ、僕はそんなのには動じませんが」
佐々選手がプラで語る内容は、嘘か真か。まだ、表では和気あいあいとしつつも、すでにバトルは始まっている!!?
【14:32|佐々木】全ては明日のために。
残り、2時間を切った。日指ダムというフィールドは公園のため、開園時間が短いという制限がある。
現在はカバーを撃って状況をチェック。
佐々木「なんだか乱打戦になる気がしてならないですね。さっきの佐々くんの釣果で少し動揺してるのかな(笑)。とはいえ、まずは明日のことしか考えないですよ」
【14:42|佐々】ロケットパンチ発動か!?
佐々「この対岸は立ち入り禁止ですよね」
はい、メガネ橋の島側じゃないほうですよね。
佐々「だとしたら、ここからキャストして届かせるのはルール上でOKですか?」
もちろんですとも!…て、え!?この距離、いったいどんなルアーが届くんですか??秘策あり???
佐々「いえ、何も(笑)」
奥田学さんなら届かせてしまうかもですが…。
【14:57|佐々】現在、日指ダムで人気No.1と言えば
ここ、昨年の陸王での伊藤巧選手ウイニングエリア、島回り。
佐々「昨日から見ていても、入れ替わり立ち替わりでアングラーが必ずいますね」
季節もちょうど今頃。やはり釣れるからこそ人気なのか。
佐々「今のところ、釣れている様子はありませんね…。僕も同じくですが(笑)」
【15:12|佐々】「伊藤さん…釣れねっす(笑)」
佐々「岬のアフターの魚、全然反応がないんですけど…うーむ」
伊藤巧さんの二番煎じはなかなか機能してくれない…。
さて、ここで恒例のルアマガMOBILE チェック! 佐々木さんの方だけ見てくださいね。
佐々「はい。…あ、間違えて自分のを見てました(笑)」
佐々と佐々木、ちょっとばかし見分けづらい。
【15:45|佐々】佐々公開プラクティス、残り30分!
吊り橋は自転車から降りて渡るのがルール。もちろん橋上からの釣りも禁止。
佐々選手は湖面をのぞき込む。はたしてその眼には何が見えているのだろうか。
※レンタルサイクルは16時30分が返却時間となるため、ストップフィッシングはその15分前となります。
【16:05|佐々】佐々背後を佐々木号が通過
吊り橋方向からきた佐々選手が釣りを始めるや、エン堤方向からの佐々木選手とニアミス。互いに気配こそ感じているが、会話もなく通過。
佐々「ヤバい、時間がない。あと何分すか?」
10分です。
釣れていないわけではないが、あまりにも釣りの時間が短いことに少々戸惑うふたりなのであった…。
【16:09|佐々木】ラスト5分!
これまで新規の場所探し、そしてキープエリアのチェックに時間を費やしてきた。
佐々選手の電動自転車を発見後、通り抜かして最終エリアへと向かう。残り5分。
佐々木「まだイケますよね?」
最後まで、明日のために可能性を広げ、高めていく!
【16:30】ストップフィッシング!
ストップフィッシングは16:15。
その後は自転車の返却や片付けをして、公開プラクティス終了の画。
最後は、ガッチリ握手してお互いの明日の健闘を呪い合う、もとい称え合う。
佐々「痛いよ、手が痛いよ!」
佐々木「マジで策士だわ、この人(笑)」
お2人の公開プラクティス後インタビュー!
佐々木勝也選手
佐々一馬選手
陸王MOBILE第2戦本番は5月24日! 『ルアマガ+』でも実況記事を配信します!
5月24日の陸王MOBILE第2戦本番は『ルアーマガジンmobile』だけでなく、『ルアマガ+』でも実況記事を配信しますよ!
本番もお楽しみに!
ルアマガモバイルってなに?
その名のとおり、実売部数ナンバーワンの釣り雑誌『ルアーマガジン』のモバイル版。
とはいえ、雑誌の企画を流用、そのままモバイルに落とし込んだわけではありません。ルアマガ本誌がじっくりとチェックする参考書なら、ルアマガmobileはいわば毎日使う教科書。
あの湖では“今”、どんな場所でどんなルアーが釣れているのか? 月に一度発売される雑誌にはたくさんの情報を掲載することはできますが、残念ながらまさにこの“今”の部分をお伝えすることができません。
インタ…