どこまでも等身大でお送りする、隣の晩ご飯的(もしくはナイトスクープ視聴率調査的)なバス釣りトップウォータープラグカタログ! エキスパートを散々取材してきたルアーマガジン編集部の面々が、臆面もなくオノレの激釣れトップを晒す蔵出し企画。達人はボックスをひっくり返し再度その実力を堪能せよ! 実はトップ初心者にもオススメな良作ばかりです。
マイケルPはド定番ペンシル&SUGOIポッパー!
【スーパースプーク/ヘドン】アメリカのロングセラー=「釣れる」
よく飛んで簡単にドッグウォークできて、トリプルフックが3つ付いてるのでフッキング率も高い。アクション時にボディ内部の球がカコーン! カコーン! と音を立てるのでアピール度も最高。ウィードエリアを広く探ったり、ボイル撃ちに使ったり。フックはがまかつのブロンズトレブル#2に交換済。20年以上前から売ってるルアーだけど、いまだに釣れる。大森貴洋さんが2016年にバスマスターエリートで優勝した時も、これでグッドサイズを連発してた。
【スゴイスプラッシュ/ゲーリーインターナショナル】「ドカーン!」と音を立てれば「ドバーン!」とバイト
このサイズのポッパーは各社出てるけど、大きなポップ音が出しやすいのはコレかなということで愛用中。名前のとおり、スプラッシュもいい感じに出てくれる。特に効果的なのはこれからの時期の琵琶湖のエビモパッチ。ロッドを強めにあおって「ドカーン!」とポップ音を出したら数秒ポーズ。たいていバイトはポーズ中に「ドバーン!」と派手に出るので、ひと呼吸待って大きなストロークでフッキング。エビモと50アップに負けないように、太めのラインがオススメ。
Tの目セレクトは激レアハンドメ&オンリーワン!?
【ホワイトクロウ/ネイキッドアーツ】水面直下でのドッグウォークアクションがキモ
このバルサ製ペンシルベイトはちょっとクセがありまして…入手当時、トリセツに書かれてあるようなアクションが出せず、ビルダーさんに直接使い方のコツを伺ったりしていたのですが、習得するのにある程度の練習が必要でした。ラインの結び口の位置がポイントなのと、とある一定のリズムを刻むこと。コツを掴んでしまえばマアマア気持ちいいです。広大なオープンエリアで大遠投し、ひたすらツライチドッグウォークを展開する…そんなストイックな状況に酔えるアングラー向けですね(笑)。
【自作ポッパー】見てくれはともかくポップ音だけは一丁前(笑)
中学1年生の夏休みにコーモランTOPシリーズ(FAのフラではない)のパチフラをさらに真似て削ったポッパー。二倍サイズが欲しくて大きめにバルサを取ったんだけど、腰のくびれにこだわりすぎて削りすぎ、逆に小型に(笑)。マウス部はフラットにできず、左右の切れ込み入れすぎで口裂け女(笑)。これが功を奏したか、鋭くジャークするとエグいポップ音が出ましたワ。目玉は銀玉鉄砲の玉…かなり破壊されてますが。テールのヒートンにはミスターツイスターのダブルテールをつけてましたね。
フルカワのイチオシは知る人ぞ知る&逸品熟成モノ
【ランナー/tomo】メル〇リ発の隠れた名品!
某有名フリマサイト「メ〇カリ」で販売中のハンドメイドクランク。ワイドなスクエアリップを搭載した小粒のシャロークランクで、バルサの素材を活かしたハイピッチなアクションには惚れ惚れ。超高速リトリーブ時でもアクションが破綻せず、ロッドの角度を調整したサーフェスクランクとしての使用が個人的にはおすすめ! コンパクトながら投げやすいウエイト、そしてフラットなボディ側面による水押しなど、作り手の魂を感じる逸品。
【ボルケーノグリッパー1/2オンス/ノリーズ】ここ一番でしか、出さ(せ)ない、熟成品
発売当時に購入した初期ロットのグリッパー。ヘッドは時折干渉するペラとの接触で削れまくり、ペラもいつ擦り切れるかわからないくらい使い込み、使っていると違う意味でドキドキする超一軍。スカートはしなやかかつ、ラバーが独立しやすいラウンドタイプのファインラバーに交換し、ペラの振動でラバー全体が躍るようなセッティングに。スローにトレースしたい場合は、ラウンドタイプの極太ラバーに換装して抵抗値を上げて使用します。