フライキャスティング基礎。壱ノ型・「突き降ろし」をマスターしよう【どちゃくそ簡単フライフィッシング#04】



フライフィッシングなんてみじんも難しくなーい。それを証明しつつ、解説する当連載。ようやくキャスティング編です。フライフィッシングで一番の難関なんて言われていますが、どなたでも釣りができるくらいはマスターできます。さぁ、いきますよ。今回のキャストのテーマは「怒髪天を突け!」です。





テニスだってラケットの扱いを最初に覚えるでしょ?釣りだって一緒ですよ

えと、はじめに言っておきます。フライキャスティングは簡単ですが、最低でも30分。場合によっては1時間程度の基本習熟のための練習は必要になってきます。いや、「テニスのラケットはこんなふうにグリップ持って、こんな感じで打ちます」程度の話しですから、何も構える必要はありません。では、いきますよー。

ちなみに、この撮影のためにライターの愚息を同行させて、フライキャスティングのための基本形「突き降ろし」を解説して、練習させたところ、30分ほどでマスターできました。

さてさて、いろいろと座学はあるのですが、今回は先に動画を御覧くださいませ。動画を見る時に心に留めておいて欲しいポイントですが…。

1)フライキャスティングはフライ(毛鉤)を投げるためではなく運ぶための技術である

ルアーと違って、毛鉤には重量がありません。なので、毛鉤を投げるという概念は捨ててください。毛鉤はあくまでキャスティングのついでに運ぶモノです。

2)フライキャスティングはラインを投げる技術である

フライラインが竿を曲げるための重りだということを意識して見てください。ただ、わかりやすいルアーや鉛の重りと違って、重りが糸状になっているという感覚で見ていただければと思います。糸状の重りをどうすれば遠くに投げられるか。これが究極的なフライキャスティングのテーマです。

3)ロッドは振るのではなく、曲げる!

細いライン状の重りと言えるフライラインをどうやって上手く使って、ロッドを曲げればいいかということを意識してください。

以上3つです。ちょっと言っていることがわからないでも今はOKです。なんとなく片隅に起きつつ、動画をごらんくださいませ。じっくり御覧頂いたところで、次回、キャスティングに関する基本的な解説をさせていただければと思います。