発売以来話題沸騰中のジャイアントベイト『バラム300』。前回、基本となるテクニックをご紹介したが、今回は㊙チューンをルアマガプラスで公開。こんなチューン・・・今までに見たことがない・・・。
指南役は勿論このお方!!
前回のおさらいはコチラ!!
指南役は勿論このお方!!
サタン島田(さたん・しまだ)さん
1963年、大阪府生まれ。2003年4月に8,620gという当時の日本記録バスを池原ダムで釣りあげ、その名を轟かした。今もワールドレコードを獲るために、すべてを捧げている。バラム、セパルの…
サタン流、『食物連鎖チューン』とは!?
バラムの手前にブレードがセットされた目からウロコなチューン!
ラインにワンタッチでセットできる.「プラスブレード」(デコイ)を使って、ルアーを結ぶ前のラインにブレードをセットする。
オススメはバラムの手前10センチぐらい。ブレードがぐるぐる回ることで、バラムがブレードを追いかけているイメージを演出できる。
サタン島田さん「そういう食物連鎖をしているときって、追っているほうは夢中になっているから、ものすごく無防備になる。その瞬間をでかバスは待っていて、後ろからバイトしてくるんじゃないかと思うよ」。
バラムフィッシュを獲る秘訣
その① バラムのフッキングのコツは『速いけどスイープなアワセ』にあり!!
サタン島田さん「追いかけてきたバスをエイトトラップで掛ける場合、ティップから30センチくらいしかラインが出ていないので、ものすごく至近距離になる。
鈍っていない新しいフック、弾かないロッド、弾かないラインが絶対に重要。例えば、スピニングタックルだとみんなスイープにアワせるじゃないですか。あれのスピードを速くしたバージョンだと思ってくれたらいい。
フッキングにもっていくというよりも、魚に乗ってもらう、という感じ。ルアーがでかいからといって、荒っぽいスタイルでは全然アカンからね~!」。
その② バラムを使用するタックルは『しなやかに入るロッド』を!!
サタン島田さん「まず、刺さるフックを選ぶのは大前提なんやけど、ロッドのテーパーも考えて欲しい。
投げるのはガチガチの硬いロッドのほうが全然楽なんですよ。でも、バイトを弾いてしまうような硬いロッドはなんぼ投げやすくても勝負にならんから。
『こんなロッドでジャイアントベイト投げられるの?』っていうしなやかなに入るロッドを作ってもらいました。
とはいえ、30センチのルアーを投げて世界記録のバスが掛かっても取り込めるバットパワー、ラインの強さは必要やね。ココ、ホンマに大切やで!」。
サタン島田さんのバラム300使用タックル
●ロッド:コンバットスティックヘラクレスHCSC-79XXアクテオンマグナムEX[エバーグリーン]
●リール:アンタレスDC MD XG[シマノ]
●ライン:バスザイル・フレックスハードHD25ポンド[エバーグリーン]
その③ フック交換は重要!2日使ったら交換を!!
サタン島田さん「バラムってスリーフッカーなんで、みんな針がたくさんついてるから確実に刺さると思ってますけど、実はフック選びが最も大切。
触ったら刺さるような、危険なくらいのフックじゃないとダメです。
例えば海でも使うような軸が太いフックとかありますけど、そういうのじゃ刺さらんから。僕は嫌い。
あと、高速で巻くのでフックサークルがガッツリ入る。あの巨大なボディにあの大きなフックで擦りまくってたら針先なんてすぐ丸くなるんですよ。それでレコードフィッシュを逃すのは絶対に嫌なんで、僕は2回の釣行で交換ですね。
フックが1本100円だとしても300円。月に1〜2回釣りに行くようなスタイルなら、絶対に交換やろ、って思いますね。岩やコンクリートに接触させながらトレースさせるので曲がったりするから、現場で交換することも日常!
太くて曲がらない針は逆に言えば『サクッ』って刺さらんから…そんな針は要らんねん!!」。
バラム300専用に開発された、デコイのY-F33Fの2/0はフックとスプリットリングがセットになっている。(限定パッケージ)フッ素コーティングで怖いくらいに刺さる。
バラムは決して島田さんのホームである池原ダムや琵琶湖用のジャイアントベイトではない!
サタン島田さん「関東のタフレイクでもロクマルが釣れているし、河口湖でも10ポンドオーバーがバラムで釣られていますよ。そして、霞水系などのマッディウォーターでも全然釣れますよってことを近々僕が証明するつもりです。ご当地ルアーだと思わずにブラックバスがいるところなら全国的に釣れるんですわ」。