エイトトラップで一躍有名になったジャイアントベイト・バラム300。そして今年度、同じくサタン島田さんがプロデュースしたジャイアントスイムベイト『セパル』がまもなく発売となる。既に釣具店での予約で品薄状態になっているとの噂も聞こえてくるこのルアー。今回ルアマガプラスではセパルの基本的テクニックを徹底公開!!
バラムと同じくセパルもプロデュースをしたのはこのお方!!
セパルってどんなルアー??
セパル9(マドネス)
柔らかいバラム?
全長9インチのジョイント風スイムベイト。まるでバラムをソフトルアー化したかのような構造だ。テストでは早くも68センチ、6,060グラムのリアルモンスターを仕留めている。ハードルアーのバラムとの使い方の違いに注目したい。2020年には7インチ、5インチも発売する予定。
フックガード付き
大型ワームは着水の衝撃などでオフセットフックの針先を埋め込んだ部分が切れやすい。セパルは背中の部分に針先をガードする背ビレがついているので埋め込む必要はない。
腹部はスリット入り
お腹の部分は深いスリットが入っていて、フックが滑りやすくなることで、フッキングを助ける構造になっている。ボディ内側にはリブが透けて見える。
蛇腹構造
ボディ後部には蛇腹構造になっていて、まるでバラムをソフトルアー化したような見た目になっている。テールにはプツプツとしたイボ付き。
●全長:9インチ
●重量:53グラム
●入数:2本入り
●カラー:全5色
●価格:1,800円(税抜き)
セパルの悪魔的テクニック① カバー際スローリトリーブ
サタン島田さん「バラムだとアピールがめちゃめちゃ強力なので、バスがいるであろうスポットに2回3回と通せないんですよ。でもセパルなら何回も通せる。使う場所は基本的にバラムと一緒で、岸沿い、バックウォーター、岩盤、橋脚など。浮きゴミやちょっとしたカバーがあるとバラムでは投げたいけど投げられない、そういう場所で使うんです。
引くレンジは2メートルまで、できれば1メートル以下で使いたい。バラムみたいな高速リトリーブはできないけど、同じような場所をゆっくり通してあげてや。食うとこ見えたらタマランで~!」。
セパルの悪魔的テクニック② サイトフィッシング
サタン島田さん「ガンガン目立たせて気づかせるよりも、忍び寄るような感じのほうが僕は好きなんですわ。フィッシュイーターのサイトフィッシングって絶対に『相手からお宝を発見してもらう』みたいなほうがいいんですよ、同じ見つけさせるにしても。
目の前に落とすより、まったく見当違いのところに投げて、最初は気づいてないけど、バスの頭に『?』マークが出てきて、『あれ…なんかある…なんかおかしい…見つけた~~~!』のほうが疑いなく食ってくるよ。自分で見つけさせるほうが簡単なんですよ」。
セパルの悪魔的テクニック③ ネイルリグとノーシンカーリグ
「基本的にはネイルシンカーを挿入したネイルリグ。1/32〜1/8オンスをシチュエーションによって使い分けますわ。
セパルはお腹にスリットがあるんですけど、そこから低重心にさせるイメージで差し込む。そのほうがワームのスイム姿勢が安定します。ゆっくり巻きたいときはノーシンカーリグを使うかな。
重要なのはワームのセンターにフックを通すこと。ズレてしまうとどうしてもワームは姿勢を崩してしまうからネ!」。
島田さんが使っているネイルシンカーはアクティブのミサイルシンカートーナメント。幅広いウエイトを、狙う水深や風の強弱など状況に合わせて選ぶ。
フックはデコイより新発売となった巻刺フックマグナム(デコイ)がオススメ。セパルなどの大型ワームでも身切れしづらい「巻刺キーパー」付きなので安心してキャストできる。セパル9にマッチするサイズは10/0。
すでにモンスターをキャッチ済み!!
セパルでキャッチした68センチ、6,060グラムのモンスターバス。
さっそく池原ダムでの動画取材でスーパーランカーのヒットルアーとなり、発売されたらすぐに入手困難になりそうな予感…。