ランディングネットとは、魚をすくい上げるための「網」。様々な種類がありますが、渓流釣りを嗜むアングラーは、このランディングネットにもこだわる人が多いんです。ハンドメイドの美しいランディングネットをオーダーして誂え、美しい渓流魚と共に写真に収めるという文化があったりするんです。今回はそんな、趣味深い道具、ハンドメイドのランディングネットを19年作り続けている職人さんがいることをお伝えできればと思います!
工房は相模原津久井湖の近く、山の中にあり!ランディングネット専門工房「シルキーウッド」
相模原の山中に工房「シルキーウッド」がある。こちら、桂川や道志川といった好フィールドに囲まれた立地。ここで19年間「ランディングネット」というある意味、ニッチな道具を専門的に作り続けている職人さんがシルキーウッドを営む細川功さんなのだ。
トラウトフィッシングというのは、フィールドの美しさと相まって、釣れた魚を美しく写真に収めるという文化が根付いてきた釣りなんですが、そこに大事なのが釣竿やリールという道具だけでなく、魚を一時的に保持しておく「ランディングネット」なのです。当然、見栄えの良いネットでなくては、写真も映えません。そこで、美しくカッコ良いネットという需要がやはり生まれてきます。
道具は品格で選べ!そう、ブランドで選べ。
ええっとですね。爆弾発言をしますよ(業界的には)。フライフィッシングの道具はブ…
そんな映える、かっこいいランディングネットはやはり熟練した職人により作られるというわけですが….。確かに、ランディングネットはある程度の知識があれば、自分で工作程度に作れなくはありません。が、細川さんの作り出すような美しくて実用に長く耐える工芸品レベルに到達するのは容易ではありません。
細川さん以外にも、こういったランディングネットを制作、販売されている職人さんもおられるのですが、19年専門で作り続けてこられた細川さんのような職人さんはいらっしゃいません。そういった意味では日本でも唯一無二の「ランディングネット職人」と言えます。
「もうすぐ、お客様にネットを送り出して2000本になります(笑)」
何十もの工程を経て、時間をかけて作られるハンドメイドということもあり、大量生産はできないのとのことですが、細川さんは19年を経てもうすぐ2000本目のネットを届けることになるのだそうだ。そこに向けてキャンペーンをやるとかやらないとか!?
シルキーウッドの工房で作られるランディングネットは、大量生産されるネットに比べると、確かにお値段は張りますが、まさに一生使い続けることができる相棒となることは間違いありません。SNS時代に突入して、こういった道具はより輝きを増しているとも言えるのではないでしょうか。
現在、トラウト用だけでなく、アジング用のネット、ヘラ釣り用のネットなど多岐にわたりオーダーを受け付けていらっしゃるとのことなので、気軽に相談してみよう。世界にひとつだけのランディングネットが手に入るはずだ。
Silky Wood (シルキーウッド)
〒252-0155
神奈川県相模原市緑区鳥屋2262-4
電話 042-785-8274
FAX 042-785-8270
E-mail isao@silkywood.com