陸王MOBILE2019第3戦の熱戦を即日レポート! 羽生和人(ENGINE)vs 酒井俊信(DUO)【徳島県旧吉野川】



【09:28|酒井】ミュータントタートル

酒井「昨日のプラで出会ったローカルアングラーの方が、『キューヨシのバスは小亀を食べてる』と言ってましたね」

ブルフラットはカメだからよく釣れると唱える説もある。

酒井「どうですか、コレは? ペットショップで買えるサイズてこんな感じじゃないですか?」

レアリス忍虫(Duo)にネイルシンカー1/32ozを挿入して、「沈む虫」仕様に。

9時半の休憩明けからは、この小亀でスタートだ。

【09:33|羽生】リスタート!

30分のブレイクタイムを終え、酒井選手の中間報告を聞く。

酒井選手0尾。

羽生「光が見えましたね。でも、何度も言ってるけど自分との戦いだから気にしてない。多分、向こうも同じ考えだと思いますよ」

そう言って、休憩前に見た魚と闘いにいく。

【09:43|酒井】「昨日のプラでの発言はフェイクです(笑)」

前日の下見で、ベイトが何物かに盛んに追われるシーンを目撃した宮川内谷川の下流から2本目の橋・江川橋、左岸の流れ込みへ。

酒井「コイは見えますけど…」

小亀リグ、活躍なるか?

【09:55|羽生】厳しいことなどわかってる

羽生「釣れないってことはわかりましたよ、プラの段階で。でも、(本来)釣れるフィールドで釣れないっていうのより、初めから釣れないっていう方がまだやりようがあります」

スワンプミニのノーシンカーワッキーで沖の表層をシェイクしていると、ウィードパッチから再びバスの姿が!

羽生「見えバス2回目ですね。もう、ここですよ。ベビーチンに変えます。というかどんどんライトリグを変えてアプローチします

読み通り生命感に溢れてくるエリア。今のところ全てが想定内で順調。落ち着き払っている。ここから、ワクワクする展開を魅せてくれるか!!?

【09:58|酒井】本日のタックル、セットリスト[その2]

休憩前に狙っていた最下流側へ。ほんの30分前には存在しなかったオイルフェンスが設置されていた。

酒井さんが使用するもう1セットのタックルはスピニング。詳細は以下の通り。

●ロッド:エクスプライド266L-2(シマノ)
●リール:ステラ2500SHG(シマノ)
●ライン+リーダー:ピットブル0.8号(シマノ)+GT-R ナノダックスショックリーダー12lb(サンヨーナイロン)
※替えスプールには、GT-R ナノダックス6lb(サンヨーナイロン)を装填して用意。

ワールドシャウラと同様、エクスプライドは2ピースをセレクト。今回は航空機利用での遠征参戦のため、預け入れ荷物制限に対応するためだ。

【10:10|羽生】熱中症に気をつけよう

現在の旧吉野川は晴れ時々曇り。無風。水温は冷たく、風が吹けば涼しく秋めいている。

ただ、湿度が高く常に衣服がべとつき汗は出っぱなしだ。平年に比べてとは言うが、キツいものはキツいのだ。

ユーザーのみなさまも、塩分、特に水分はこまめに摂って熱中症対策を行いましょう。

【10:25|羽生】やることは決まっている

PEのスピニングタックルに今度はヤマセンコー3inノーシンカーオフセットフックをリグった。

沖のオープンウォーターに入れてフリーフォール後ズル引いたり、足元のカバーで一点シェイクをしたりと試すが不発。

羽生「一旦場所を休ませて本流の水門周りをもう一度やりましょう」

しばらく、もしかすると1日この釣りが続く可能性がありそうだ。

【10:21|酒井】[WARNING]ヤブコギ時、ハチに要注意!

葉が生い茂るカゲにひっそりと蜂の巣が形成されている場合もあります!

要注意!

【10:33|酒井】本日2度目の移動は、大きく下流方向へ

酒井「え!? もう10時半!」

酒井さんの体内時計に反して、想像以上のスピードで進む陸王タイム。のどを潤しながらのドライブで、朝上がって来た道を下って下流方向へ。

鳴門藍住大橋を渡ると…

酒井「あ、羽生さん! でも、オレがやりたいのは水路じゃなくて、本流側」

挑むのか?



【10:50|羽生】ネバリスト

羽生「どうですか、だんだんネバリスト感が出てきましたか!?(笑)」

バッグとPEスピニングタックルをデポし、ランディングネットは横に置く軽装モードで挑む。

水位が下がり、ベイトフィッシュのイナッコの群れが上流に差し始めた。相変わらず生命感はある。

100m前後の川幅6~7mの川という絞りに絞った旧吉野川水系のバスを狙い撃つ!

【10:50|羽生】2度浸け推奨?

ハガーのロングアームは、先端だけをクイックコートの液体にディッピングして、オレンジの色付け。

酒井「『2度浸けは禁止やで!』と言われても無視してください。2度浸けしたほうが、よりしっかり染まります」

浸けたら、しっかり乾燥を。

酒井「生乾きだと、服に色移りして、洗っても落ちない危険性も…。お? 風が吹き始めた!」

チャンス到来か!

【11:00|酒井】通称:金森バンク

かつての陸王レジェンド戦 in 旧吉野川で、DAY-2に驚異的な追い上げで逆転勝利を果たし、初代レジェンド陸王の座に輝いたのが金森隆志さん。その際のメインエリアとなったのが、坂東谷川の下流側、旧吉野川左岸のバンクだった。

酒井さんは地形の変化によって、流れが巻く場所を探してのカバー撃ち。

ここで怒涛の快進撃となるか!?

11:02|羽生】ついに!

スワンプミニネコリグを沖のウィードパッチ付近でフォールさせたときだった。

羽生「キタッ!」

水紋が立つと同時にスペルバウンドコアが絞り込まれ、ヴァンキッシュのドラグが鳴り響く!! バスだ!!

【11:04|羽生】届け!

羽生「小さいけどキーパーはあるでしょう!!」

だが、足元のカバーに入られる。崖を滑りかけながらランディングネットをこれでもかと伸ばした。

届け、この想い!!!

【11:10|羽生】遂に1本目!
【羽生 440g(1尾):酒井 0g(0尾)】

ここで、試合が動いた!!!!

スワンプミニのリンタローネクストカラーのネコリグで31.5cm、440gをキャッチ!!

羽生「沖の沈みものやウィードパッチに引っ掛けて釣ってたんですけど、こいつは足元フォールさせてたら喰ってた。いや~、泣きそうだよ!」

キタぞ~~~~~!!!!

水路の下流から1本目の橋上流側に、羽生さんの姿が!
【羽生 440g(1尾):酒井 0g(0尾)】

撃って数歩移動する際、酒井さんはなぜか笑顔。

酒井「釣れなくて、笑けてきた(笑)。この距離(100mほどのストレッチ)を撃ち続けて1回あやしいアタリがあったのみって(笑)」

笑えるところではないが、笑う酒井さん。つられて記者もなぜか笑ってしまう。夏の太陽が己の思考回路をくるわせる…半ば地獄だ。

【11:53|酒井】酒井 VS 羽生 初のバッティング!
【羽生 440g(1尾):酒井 0g(0尾)】

水路の下流から1本目の橋上流側に、羽生さんの姿が!

酒井さんはその橋より下流側のみを探り、エリアをシェアした形に。

昼休憩まで、あと7分! 起死回生の1尾なるか!

【11:52|羽生】ここでまさかの
【羽生 440g(1尾):酒井 0g(0尾)】

遠くに見えるは3人の人物。酒井選手チームだ!!

羽生「プラでも一度もバッティングしなかったのにここに来てって。もちろん、先行者は僕ですよね(笑)」