アングラーの技量を問わず、バスとの出会いを確約してくれる心強い味方、我らがゲーリーワーム。そのさまざまなラインナップを、もっともっと有効活用するために、ゲーリーファミリーのそうそうたる面々が基本からシークレットまでをルアマガプラス読者に公開しちゃいます!!
今回は扁平ボディに縦に配置されたテールが非常に珍しい! 革新的なあのワームです!
語って頂くのはゲーリーファミリーのお祭り担当♪
9月の“推しゲー”「5インチ サンショウウオ」
これぞ、神のオモチャ!!
富村さん「釣れるワームとして、今やすっかり有名になってしまったサンショウウオですが、僕がこいつを使い込むきっかけとなったのは…このワームが日本に上陸して間もない2017年6月7日。7グラム・テキサスリグでエビモを狙い、ナント60アップ2尾、50アップ10尾という超絶ミラクルな釣果を叩き出してしまったのです。そのときに気付きました。
「これは神のオモチャなんだ!」と。
いわゆる『サンショウウオ祭り』はまさにその日から幕を開け、今日まで続いているんですね。
サンショウウオはどんなリグとも相性がよく、とくにコレがオススメと絞りづらいのが欠点(笑)。
僕にとってはそれくらいストロンゲストな逸品であり、今回はちょうどルアーマガジン本誌が発売される8月末のタイミングで特に有効な使い方をお伝えします」
水平フォールでチンチロ♪
富村さん「まず、障害物撃ちに欠かせないのが『チンチロリグ』。#3/0のオフセットフックを普通にセットしたうえでにゃん玉シンカーを装着するこのリグのキモは、絶対に水平フォールを心掛けること!
ネイルシンカーだとスーッと落ちるだけなのに対して、シンカーの自由度が高いにゃん玉は重心が微妙に左右どちらかに振れるため軽くロールしつつ、なおかつにゃん玉がフックに当たって「チンチロ♪」と音を立てながら微波動も生じるのだっ!!
これがヤル気のないバスにも興味を湧かせてバイトに持ち込めるのであります!
アプローチは可能な限りタイトに、特に縦ストラクチャーに対しては遠くても20センチ以内でキメられるとバイト率が格段にアップしますよ」
ヒミツのノーシンカー!!
富村さん「お次は、僕と一緒に釣りをした人しか知らない門外不出のシークレット、『ノーシンカーリグ』。
これが笑えるくらいにロクマル率高し!しかもこれからの時季に大活躍!!
今回、編集長に頼まれてしまったので仕方なく公開します(笑)。
写真を見てわかるとおり、ちょっと特殊なリグセッティングなんですが、これをトップで使うのがミソ。
使い方はカ・ン・タ・ン。水面まで伸びているベジテーションを見つけて、その向こう側へキャスト。
着水したらサンショウウオが沈まないスピードで巻くだけです。止めてフォールさせたり、アクションを加える必要はありません。
ハッキリ言いましょう。僕自身、理由がまったく分からないのですが、このパターンで食ってくるのは55センチから上の個体ばかり、なんならロクマルクラスばかりと言っても過言ではありません。
ひとつだけ確実に言えるのは、速く巻くと食わないということ!ココ重要!!」
トレーラー使用は、長さと波動の関係が大事!!
文字数に制限があるので、これがラストのリグ、『ブレーデッドジグ』。いわゆるチャター系との合体です。
チャター系に波動の強弱があるのは皆さんご存知かと思いますが、トレーラーの強弱について考えたこと、あります?
実はサンショウウオ、カットして、長さを変えることによって波動が変えられるのです。どの長さが良いのかは、ブレーデッドジグによってもまちまちなのでここでは言及しません。
投げて、巻いて、それを見つけ出すのもバスフィッシングの楽しさのひとつであり、自分の好きなチャター系に合わせていろいろ工夫してみてください。ちょっとしたルアービルダー気分も味わえて、一石二釣(笑)ですよ。
9月に強いカラーはこの3色!!
富村さん「シーズン中はサンショウウオの全6色すべてを多用しますが、晩夏~初秋にかけて特に威力を発揮するのがブルー系とブラック系。
場所や水質で使い分けるのではなく、反応を見ながらローテーションさせていくと、その日のアタリカラーが分かるはず!!
バスフィッシングはニセモノのエサで釣るゲーム。メーカーが工夫して作り、それをアングラーが工夫して使うことではじめて釣れるルアーが完成すると僕は思っています。そう考えるだけでもワクワクしませんか?
アナタのバスフィッシングをより楽しくするだけでなく、さらにはパーソナルレコードの更新も…サンショウウオが、そのお手伝いをできますように」
ハガユイヨTVもCheck!!
5月末に行なわれた琵琶湖オープン第1戦で6位に入賞!
そのときの立役者がチンチロリグでした(使用したワームはレッグワームですがw)。そちらもぜひ、参考にしてくださいね~!!