現在日本国内において人気、実力ともに若手No.1であるバスアングラー「伊藤巧」。2019年より戦いの舞台をアメリカに移し、B.A.S.S.セントラルオープンに参戦中。現在3戦を終え、年間暫定順位4位とトップカテゴリー・B.A.S.S.エリートシリーズ昇格圏内にいる。そんな伊藤巧のこれまでのアメリカでの3戦をプレイバック!第3回はミシシッピリバー戦を振り返る。
H-1GPX、TBC、陸王、艇王と国内の試合で破竹の快進撃を続ける若きロードランナー
伊藤 巧さん(@takumiitou4663) • Instagram写真と動画
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NORIES – A Total Balance of The Highest Peak
ノリーズ、Nories
初めての体験。経験不足を痛感した変化への対応力
伊藤さん「B.A.S.S.セントラルオープン第3戦が終了しました。開催地であるミシシッピリバーは本流の広大な湿地帯と支流の河川から成り立っています。僕はプラクティスの感触から、湿地帯でキッカーを、キーパーは会場近くの支流、ブラックリバーで獲るというプランでした。
具体的にはキッカーパターンは湿地帯でのフロッグ」
伊藤さん「しかし、試合の5日ほど前から減水傾向となり、パターンは崩壊。タイダルではないんですが、天候によって人為的に水位を変えるようで、試合直前には90センチ近く減水。ポイントが干上がるほどで、完全に魚を見失いました。そんな状況で自分はどうするべきか?上位を狙うよりも、とにかく1ポイントでも多く取るべく、大ハズシをしない釣りをしようと、キーパー場のブラックリバーをメインとしました。
ルアーは日本のようなライトリグ」
伊藤さん「ラッテリーの5グラムダウンショットワッキーでボトム付近の障害物をフワフワさせ、縦ストに浮いているバスは3インチファットヤマセンコーのジグヘッドワッキー、ハードボトムを丹念に探るにはカットテールワームのネコリグ(ともに2.3グラム)というパターンで釣っていきました。それでも初日は意外とうまくいき、10ポンドちょいで順位こそ62位でしたが、ポイントを稼げる順位につけられました。
問題は2日目、さらに状況が悪くなり、試合中盤でモーニングバイトのキーパー2尾のみ。できればウエイトが伸びずらいスモールマウスの展開は避けたかったのですが、そうも言っていられない状況のため、プランを急遽変更せざるを得ませんでした
ルアーはクランクベイトの高速巻きとチェリーリグでなんとかリミット5尾を揃えて、9ポンド15オンスで最終66位。
ゲームとしては完全に負けですが、見えていない中でもリミットを揃えることができた意味では、試合直後はよく頑張れたというか、安心しましたが、いま振り返るとただただ悔しいです(笑)」
伊藤さん「試合後にこの試合を4位で終えた、青木(大介)さんに話を聞くと、単純に僕が見つけ出せなかったなと。青木さんがあれだけの急激な変化に対応できるのは、日本でもさまざまなフィールドを経験しているからこそで、僕はまだまだいろんな場所で釣りをしなければならないなと痛感しました。
さて、次は最終戦のグランドレイク。これまた未経験のフィールドで、ミシシッピリバーの後に少し時間があったので一周してみましたが、これが全然釣れません(苦笑)。
それでも、とにかく僕がやるべきことはエリート(アメリカ最高峰バストーナメントの1カテゴリー)昇格のランキングに入ること。年間5位であれば確実ですが、現在は4位!
上位に残れるように頑張るだけです。みなさん、引き続きの応援、よろしくお願いします!」
いよいよ9/12より最終グランドレイク戦が開催!!はたしてエリート昇格なるか!?
皆様!日本の若きバスアスリートに声援を宜しくお願い致します!!
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