マハゼをクランクベイトで狙う釣り、通称「ハゼクラ」が実はオモシロイ! ぶっちゃけた話、心のどこかでバカにしていたふくしげがハゼクラにはハマった理由を何回かに分けて紹介します。ルアーマガジンソルトでも掲載されていますが、あまりにもページ数が少なかった(編集部注:そんなことはありません)腹いせをここに記していきたい所存です。
マハゼは美味しい高級魚!
夏の釣りの風物詩と言えばハゼ!!
ルアーフィッシングしかやらない人でも、夏休み頃から釣具屋さんでハゼ釣りコーナーができ始めるので何となくそう認識している人も多いかと思います。
知らない人もいるかもしれませんので説明しておくと、ターゲットとなるハゼとはマハゼのこと。
沖縄を除く日本全国の汽水域に多く生息していて、一般的には春に生まれて翌年の春に産卵して死んでいきます。
体長は大きいもので20cm前後。地域によっては30cmほどまで成長することもあるようです。……ハゼのオバケ!
年生まれの小さい個体はデキハゼ、産卵を控えた大型個体をヒネハゼと呼んだりします。
そして実はハゼって、一般市場にはなかなか出回らない高級魚で非常に美味!!
料亭なんかで出されるハゼのてんぷらやお刺身には驚きの値段がつけられているんです。
でも、釣りに行けばまあよく釣れるわけです。
そんなわけで、ハゼを釣りに行く人の目的はもちろん食べることがメインだと思われます。
ハゼ釣りってどんな釣り?
一般的にはハゼの釣り方はエサ釣りになります。
ノベ竿によるウキ釣りやミャク釣り(ウキをつけない釣り)、五目狙いのちょい投げ釣り(リール竿で軽く投げるだけ)でもよく釣れてくれると思います。
とにかく数釣りが楽しめる釣り物で、初めての人でも場所とタイミング次第でツ抜け(10尾以上釣ること)も余裕。
名人クラスでは3桁の世界になってくるとか。
釣り味も良く、ミャク釣りなんかで釣っていると、小気味よいアタリがクセになり、ついついのめり込んで釣り過ぎてしまったりするわけです。
そして持って帰って釣った数を見てげんなりしつつも、頑張って調理すればホクホクですよ!
なんてったってハゼって美味しいんですから!!
そんな食べるために釣る、しかもサイズがサイズなので数を釣る必要もあるハゼ。
ルアーで釣るなんてナンセンスだと思いませんか?
そりゃもちろん、エサを用意する手間だったりとかが省けるので手返しは相当いいかもしれません。
でもそもそもエサと同程度に釣れるのかって話ですよ。
しかも、エサ釣りに使うイソメなんかに似せたワームを使うわけでもなく、
ハードルアー、よりにもよってクランクベイトを使うんですからね?
クランクベイトと言ったら、バス釣りでも案外釣ったことのある人が少ない、釣れると嬉しいルアーランキングの上位に食い込むくらい、割とドリームルアーなわけですよ(個人の感想です)
そんなわけで、つまるところハゼクラというのは「ハゼをクランクベイトで狙う釣り」なわけです。
もちろん、ハゼの大きさに合わせたサイズのルアーなんですが、正直それでもデカくない? ていうサイズ。
実はハゼクラで釣るということは、エサだと認識させて食わせるわけではなく、縄張りに入ってきたクランクベイトを追っ払おうとした時にフックに引っかかって釣れるということらしいのです。
なるほど。だからそんなに小さくなくてもいいわけですね。
ということは、アユの友釣りに近いのかなと。
そう思っていたんですがどうやらちょっと違ったようです。
次回はハゼクラのメカニズムをとあるエキスパートの方に色々教えて頂きます! リンクはこちらから!