ショアソルトゲームにおけるターゲットの代表格ともいえるシーバス。産卵を控えた秋は活性も高く一尾を手にできる確率も高いかも?! そんなシーバス釣りの基本を教えてくれるのは、シーバスのことを熟知した村越さん。今回は初心者が釣りをする前の1番の難関なハードルである「ノット」。覚えるのは大変ですが、PEラインが主流となる昨今のソルトゲームでは必須ともいえる摩擦系ノットと、ルアーとラインの結束について解説して頂きます。
教えてくれるのは黎明期からシーバスを追い続けるレジェンド
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教えてくれるのは黎明期からシーバスを追い続けるレジェンド
村越正海(むらこし・せいかい)さん
ルアーで狙うシーバス、ヒラスズキをライフワークとしつつ、最近…
バイトは逃さないよう不安要素は排除しよう
入門者がつまづきやすい部分がラインシステムですね。
村越さん「たしかに結びは大変なんだけど、いずれどこかで覚えないといけないことだから乗り越えてもらいたいね(笑)」
メインラインとショックリーダーを接続する
入門者にも簡単なFGノット
村越さん「このFGノットはリーダー側を編み込むのが特徴。昔、堀田くんに教わったんだよ」
①メインラインを口に加え、リーダーをその上に乗せる
②リーダをメインラインに対して交差してさせて編み込む
③編み込んだら、メインラインでリーダーごとハーフヒッチを行い完成
ハーフヒッチの解説はコチラをチェック⇩⇩
村越さんはリーダーとルアーは直結ですか?
村越さん「そうだね。アソビを作っておくことで、ルアーが本来の動きでアクションできるようになってるよ。スナップはルアーチェンジする上では便利だけど、エラ洗いするシーバスにおいてはハズレてしまう可能性があるという心配もある。リーダーだとルアーを変える度短くなるけれど、傷つきやすい部分が結び直されることで強度が保たれると考えたらプラスだよね」
ショックリーダーとルアーを結束する
フリーノットとユニノットであそび部分をつくる
村越さん「ルアーとラインにあそびを作ることで、ルアーの駆動率があがる結束方法だね」
①リーダーで片結びをつくり、ルアーアイに通し、軽く締め込む
②先のラインを折り返し、フロロなら2周、ナイロンなら3周、編み込んでいく
③ルアーとの間にあそびができるような形でゆっくりと締め込み完成。
糸くずは必ず持って帰ること
村越さん「ラインシステムを組んだときなどに出るのが糸くず。ゴミは必ず自分で持って帰り、釣り場に捨てないこと」
1尾を獲得する上で不安要素は残したくないですね。
村越さん「最初にも言ったけど、シーバス釣りは難しいわけではないけど、かといって最初の釣行で簡単に釣れるものじゃない。
試行錯誤して、かかった一尾をみすみす逃したくはないから、ライン等の下準備はしっかりしておきたい部分。その上で、自分がいかに価値がある釣りをできるかということにこだわりを持って、シーバス釣りに望んでほしいね」
さらにレベルアップをするためには・・・
偶然を積み重ねるのではなく再現性のある釣りで自信へと変えていこう
村越さん「釣りをする上で、まずは自分のホームグラウンドでの釣りを把握するといいね。毎回違う川やサーフで、行き当たりばったりだと、それでは釣れても偶然を積み重ねているだけ。自分のホームでパターンを定め、それを基点にして、他の釣り場に応用したり、試行錯誤することで、価値のある釣りができるんじゃないかな」
※本記事はルアーマガジンソルト2018年11月号より抜粋したものです。
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