味と匂いをワームにプラスすることで、さらなる釣果を引き出すことができる。その有効性を世界に知らしめたバークレイがまたやってくれた。通常のコンディションは言わずもがな、タフになればなるほどその優位性を発揮する強力マテリアルがさらにパワーアップ!! 数々の実験とテストを重ね、バークレイ・テクノロジーの粋を集めて完成された『マックスセント』シリーズ、その最新作に今こそ注目せよ!!
パワーベイトとガルプ! のいいトコ取り最強マテリアル採用のキムケンワーム!!
2018年に発売されて以来、各地で驚異的な実績を積み重ねているバークレイ『マックスセント』シリーズ。マザーレイク・琵琶湖の猛者であり、アメリカB.A.S.S.セントラルオープンでも暴れまわっている木村建太さんは、日本上陸前に現地で見つけて即購入(本国では先行発売されていた)。2017年から愛用しているマックスセントヘビーユーザーだ。
【Profile】
木村建太(きむら・けんた)
2014年に陸王と艇王のWタイトルを獲得した生粋のパワーゲーマーにして琵琶湖野郎。9月のB.A.S.S.セントラルオープン最終戦では予選2日間を1位で通過、決勝で順位を下げてしまったが最終4位でフィニッシュ。その試合でもマックスセントのキングテール8インチと、バークレイ・パワーフラッター4インチがキーアイテムとして活躍した。
木村「最初に試した段階で、これは釣れる素材やなと確信しました。冬でもよく釣れるから、ボトムフィッシングの概念が変わってしまった…」
近年、ミドストやジグストなど中層の釣りがクローズアップされているが、それはひとえにボトムで釣れにくくなっている事実の象徴と言えよう。そこにきて、マックスセントシリーズはボトムでさえバスに口を使わせてしまうという。
木村「相当に食わせる力があるんやなと思いましたわ」。
このマテリアルに全幅の信頼を寄せ、溺愛する木村さんが自分の理想形をラインナップに加えたいと考えるのは、至極当然の流れ。
そして生まれたのが今回発売となった、『パワーワグ9インチ(バークレイ)』だ。
よく動くマテリアルゆえのシンプルデザインこそ、マックスセントの力を実感できる!
『パワーワグ9インチ』はいわゆるクローラー系に属する、端から端まで同じ太さのシンプルなデザインが特徴。
木村「ロングワームは自分の釣りの中でも不可欠なものだから、マックスセント素材で作りたかった。ボディにテーパーがついてる形状は、もちろん利点があります。ボディの後ろ側を太くすれば水を受けるシェイプになるし、ボディの前側を太くして後ろ側を絞れば水を切り裂くシェイプになる。
だけどマックスセント素材はよく動くということを伝えたかったから、前から後ろまですべて同じ太さのものにしました」。
9インチという長さは、フッキングにデメリットを生むのでは? という向きもあるかもしれない。しかし、そこはマックスセント。味と匂いの効果が必然的にバイトタイムを長くし、深く食い込ませてくれるのだ。
そのボリュームならではの存在感がバスに訴える力は半端ではない。そしてそれは、ビッグレイクのみならず、マッディシャローやリザーバーなどレイクタイプを問わず機能する。使えば分かるはずだ。
木村「マックスセントはぶっちゃけ、何の形を作っても釣れる素材だと思います。ボディの中に水溶性のフォーミュラが入っているせいか、比重のせいか分からないけれど、僕が知っているマテリアルの中では水の絡みが一番いい。いわば、素材パワーですね」。
同じくシンプルデザイン、スティックベイトも登場!!
今月発売となったマックスセントシリーズの新作は、『パワーワグ9インチ』だけではない。
シンプルなデザイン、そして幅広い実用性という点でもクローラー系に匹敵するスティックベイトタイプ『ジェネラル』もラインナップに加わった。4、5、6インチの3サイズ展開だ。
自重を活かしたノーシンカーリグはもちろん、テキサスリグやリーダーレスダウンショットリグなどシンカーありのセッティングに対する相性もすこぶる良い。
ノーシンカーならフォールやズル引き、トゥイッチで。テキサスリグやリーダーレスダウンショットリグはフォール、シェイク、そしてズル引きが有効。パーツのないボディはカバー撃ちにも適している。マックスセントならではの“ステイ”も試してほしいところ。
「ハイシーズンに釣れるのはもちろんですけど、これから迎える低水温期こそ、ふつうのワームとの差が如実に出ます」と木村さん。『パワーワグ9インチ』と『ジェネラル』をはじめマックスセントシリーズを起用するには、ある意味ベストシーズンと言えるかもしれない。