「より遠くのポイントへルアーを運びたい!」。その思いから生まれた飛ばしウキ。今のライトルアーゲームシーンのまさに一歩先を支えるアイテムだ。各社から発売されているそれらのアイテムを解説付きでご紹介! 今回挙げるのは“ウキ屋の技術”とアジングの達人“藤原真一郎”のアイデアが融合した緻密な飛ばしウキ。
シャローフリーク(アルカジックジャパン)
●対象魚:アジ、メバル●タイプ:カン付き●ラインナップ:F(フローティング)7.5、10.5、15.0g/D(ダイビング)8.1、11.7、16.6g●個数:1個●価格:F・380円(税抜き)、D・450円(税抜き)、プチ・410円(税抜き)
コチラは本年度より発売になった『シャローフリーク・エクスパンダ』
初代のシャローフリークは楕円形の飛ばしウキ。エクスパンダはナス型になっており、より飛距離や沈下の姿勢に拘った仕様になっている他、専用のウェイトを装着、調整することで自在に沈下速度をコントロールできるようになっている。エクスパンダについては後日改めて詳細な記事を掲載予定。
解説して頂くのはこのお方
考え抜かれたセッティング
ウキの専門メーカーと、ライトゲームの達人である藤原真一郎さんが開発に関わり、絶妙な浮力バランスと使い勝手を追い求めて生まれたのがシャローフリークシリーズ。
遠くに軽いジグ単をキャストし、ジグ単的な使い勝手を追い求めた結果、カン付きのタイプになったとは藤原さんの弁。
現在はフローティングとダイブ(スローシンキング)と、ジグ単のタックルシステムでワンタッチ装着で、飛ばしウキ的に使えるプチ。そして、飛距離とウエイトの調整機能をより手軽にしたエキスパンダ。これらが揃った今、まさに盤石の体勢。かゆいところに手が届く飛ばしウキとして、新たな飛ばしウキのスタンダードを作りあげていくだろう。
シャローフリーク仕掛け図
ロッドはジグ単用のアジングロッドではなく、キャロ、フロート専用の8ftクラスのロングロッドを使用する。
藤原さんはフロートリグ専用設計された宵姫 華80MHや宵姫 華82Hを使用。フロートロッドだが、繊細なソリッドティップのため、ジグヘッドの挙動を手元まできっちり伝えてくれる。
リールもジグ単用に使用する1000番サイズよりも1ランク上の2000番サイズ(藤原さんが使用するのはイグジストFC LT2000S-H)をチョイス。
使用イメージ
全モデルとも、残浮力設定値をしっかりと理解して使い込むのがおすすめ。
残浮力値とは基本的に、フロート自体が持つ浮力値の目安で、0.3gと表記されていたら、それ以上の負荷をかけると沈み始めるという意味。逆にマイナス表記は沈下速度の目安となっている。どのモデルも、扱いやすさやトラブルの少なさを意識して開発されている。
藤原「ジグ単に近い操作感を飛ばしウキで実現しています。ジグ単を扱うように操作してみてください。カン付きにしたのもそのあたりを追求したからなんですよ」
この記事が掲載されている『ルアーマガジン・ソルト』の情報はこちら!
かっ飛びボール(ハピソン)
スペック
●対象魚:アジ、メバル、タチウオほか●タイプ:カン付き、中通し●ラインナップ:中通しタイプ、カン付きタイプ各3色(ブルー、グリーン、レッド)、沈下速度、サスペンド、スロー…