アジングのカリスマが求めた新世代のアジングロッド【アドバンスメント PSR-60 ザ・ネクストステージ(34)】実釣インプレ後編



ルアーマガジンソルトにて連載中の名物企画「タックルハンターNEO」がルアマガ+にも掲載スタート! ルアマガソルトスタッフが話題のアイテムを現場(釣り場)にて徹底インプレッション! 今回取り上げるのはアジングの人気ブランド34(サーティフォー)からリリースされた家邊さんの遊びゴコロとアジングシーンへの新たなコンセプトを提案する新機軸のロッド! 後編はいよいよ実釣インプレです!



インプレするのはこの2人

【Profile】西村
ルアーフィッシングを愛する若手の釣りライター。取材を通じて様々な釣具に触れてきているので、道具に対する確かな選球眼を持つ。雑なアイテムは即見抜いてダメだししちゃうぞ!

【Profile】大木
ルアマガソルト元営業担当、現ルアマガ+編集部員。常にアンテナを張って気になる新商品情報を素早くキャッチ。元陸上部の肉体派で、時間があれば水辺でロッドを振る。豊富なタックルの知識をインプレでも発揮。

前回の復習はコチラ!!

今回は関東のアジング激戦区・千葉外房エリアにてインプレッション!結果は如何に!?

抜群の操作性を引き出す絶妙なロッドバランスに脱帽!

大木「一番最初に気になったのはガイドセッティングで、バット側から2個のガイドで一気にラインを収束させている点。こんなロッドはあまりないですよね」

西村「今日は鋭いところに注目しているね。こういったガイドセッティングは、ラインの余分な放出が抑えられるから、飛距離が出る。ロッドとラインとの一体感が出るから、操作感も高まるんだよね。実際に使ってみてもそれは実感できたし、ブランクの性能だけじゃなく、このガイドセッティングも投げやすさや使いやすさに貢献していると思う」



今までに無い使い心地はソリッドティップと並継ぎにあり!?

大木長いソリッドティップを持ちながらも、全体的にしなやかで使いやすい。このバランスはどうやったら出せるんだろうと不思議に思っちゃいますね」

水中のルアーの漂う感じも伝えてくれるのが、この細く設計されたソリッドティップ。しなやかでスムースにベリーへと曲がっていくから、軽量のジグヘッドでも使いやすいし、キャストもしやすい。やや重めジグヘッドの使い心地もよかったですよ。

西村「このロッドの前モデルであるPSR-60は長さの異なる変則的な2ピースにすることで、全体のロッドバランスを調節していたみたいだけど、今回はあえて並継ぎ設計にしたことで、そのバランスが整えられたみたい

大木「ロッドの継ぎ方ひとつとっても、深い世界なんですね」



絶妙なバランス設計でルアー操作も違和感無し

西村西村「長さは6フィートで自重は74g。最近のアジングロッドと比べると軽いわけではないけど、重さはまったく感じない。やっぱりロッドのバランスが良いからか、手に馴染んで使いやすし、個人的にはこれくらいの持ち重り感がちょうど良いかな。軽すぎる竿って、たまに変な感じもする。しない?」

大木「確かに。大型のアジが掛かったり、外道がヒットした場合も不安になりますよね。そういった意味では、このロッドは安心して使えたし、キャストもルアーの操作も、ファイトも、すべてにおいて使いやすかったですね

ロッド自重を感じさせない軽快な使い心地。グリップも握りやすいし、使っていて違和感などはまったく感じない。グリップの長さと重さと、ブランクの重量バランスが絶妙なんでしょうね。
軽量ジグヘッドが気持ちよく飛ぶ!1g以下のジグヘッドや、樹脂ヘッドのゼログラヘッドでも問題なくキャストできました。もちろん1g後半のジグ単も同じようにキャストできる。力を入れなくてもルアーがスムースに飛んで行くようなキャストフィールですね。

バイトの少ない状況でもなんとかアジを絞り出せました!

千葉県の漁港をランガンしながら、午後からのデイアジングで西村がキャッチ!その後バイトが途絶え、大木は残業してナイトゲームに。ロッドのサポートのおかげもあって、見事キャッチできましたよ。

2ndインプレッション

西村「比較的胴調子で、家邊さんのいぶし銀のこだわりを感じました。ロッド自体の完成度が高いから、メバルにも使えそうだし、外道が掛かっても安心してファイトができる懐の深さがありますね。34の他のロッドも、いろいろ触ってみたくなりました。」

大木「0.3gのジグヘッドも1.8gのジグヘッドも、同じように気持ちよく飛ばせるのはこのロッドならでは。適合範囲が広いから、漁港に1本持ち込んで釣りを楽しむにはぴったりですね。ティップからベリー、バットまで素直に曲がってくれるから、楽しく安心してファイトできましたよ。」