さて、注文開始間近となったメガバスとルアマガのコラボロッド。パワーロッドとしての汎用性をしっかりと解説します。シーバスだけにはもったいないこの特殊ロッドの秘密、じっくり知ってくださいませ!
イマドキめずらしい? 中弾性の厚巻き4ピース!
当初コンセプトが、湾岸エリアの足場高で60cmクラスのシーバスをブチヌキランディングして、素早くグリップで保持! そこから写真撮影して素早くリリース! というブチヌキコンセプト。リフトパワーを重視しながらも35cmくらいのシーバスも柔軟に釣れるアクションという無茶を形にしてくれとメガバスを悩ませた1本です。
【LM-714MS (スピニングモデル)】
●長さ:7ft1in ●ピース:4 ●仕舞寸法:60cm ●ライン:20lb PE2.0号 ●対応ルアー:表記28gですが46g程度まで問題なく使用できます。 ●価格26,800円(税抜) ●納品予定**:3月中旬
【LM-714MC(ベイトキャスティングモデル)】
●長さ:7ft1in ●ピース:4 ●仕舞寸法:60cm ●ライン:20lb PE2.0号 ●対応ルアー:表記28gですが46g程度まで問題なく使用できます。 ●価格26,800円(税抜) ●納品予定**:3月中旬
となると、使用する素材は中弾性カーボンということになります。高弾性がもてはやされる昨今ではありますが、カーボンロッドの基本は中弾性! その素材となるプリプレグをメーカーのノウハウでいかにカットしてプライしていくかが「個性」と「性能」なのでありますが、古くからバスフィッシングシーンを支えて、膨大なデータを持つメガバスが無茶振りロッドに当ててきたカーボンは、弾性率24tと30tのハイブリッド。
バット側に30tを多めに配してパワーを持たせ、柔軟ながらも力強い24tをティップ側に配することでバランスをとり「BUCHINUKI」コンセプトを形にしてきてくれました。テスト時も「つ」の時型に曲げなければ、相当の重量を支えてぶち抜けるパワー(2.5kgクラスのグルーパーはブチヌキ確認済)は備えつつも、小さな魚を捉えきるしなやかさを持つ、素晴らしい使用感。
使用ルアーの表記はマージンという意味もあり28gですが、1・5/8oz(47g)クラスのi-WING(メガバス)も難なく扱えるとの報告を受けております。小社のヒラメキジグ40gをガンガン使っていますので、その程度は全然問題ないと認識しておりましたが! そして、下側はX-80(メガバス)クラスの小型ミノーもベイトで気持ちよく扱えますので、なかなか使用できるレンジが広いのも特徴です。
ルアマガ海外渡航組に人気!
しかもこのロッド、4P。仕舞寸法は60cmとコンパクト。これ以下にしたかったのですが、7ft1inという長さにしたのは、小回りの効く長さながら、キャスタビリティが非常に良いバランスだったからなのです。この長さにしてはたぶん驚く遠投性能ですよ。
これはこの長さの副次的な効果であり、メガバスのテーパー設計の妙なのでありますが、ルアーのキャスト時の初速が速く、なおかつ低弾道でぶっとんでいきます。それによりルアー姿勢が保たれており、無駄のないエネルギーの放出と弾道と申しましょうか。ちょっとしびれました。テストで同行していたメガバスのアラマキシンヤ氏も、絶賛するキャストフィーリングでした。
マルチピースですので小社のスタッフ陣、特に遠征組がこぞってテストにサンプルを持っていく始末。かなり活躍した模様です。本場アメリカのバスに始まり、ベトナムの釣り堀のナマズたち、国内取材でも短日に5目を仕留めるなど、その汎用性に驚き。手前味噌ながら、ここまでバランスのいいパワーモバイルロッドは無いんじゃないの? とニヤけてしまう出来です。
注文開始は1月31日 12:00!!
ということで、お知らせしておりますが1月31日のお昼12:00より内外出版社のNAIGAI-SHOPがカートオープン! 先日の横浜釣りフェスティバル2020でもかなり注文をいただいておりますので、お早めにチェックしてくださいませ。ベイトモデル、スピニングモデル各限定100本。どちらも
26,800円(税抜)と超お得! 先行注文分減ってますが……。
ショーでガイドはアルコナイトなんて言っちゃいましたが、すいません! SiCガイドでした。それでこのお値段ですよ。良い方向の間違いでした……。仕舞寸法は60cm!
よろしくおねがいします!