青木大介さんのブランド『DSTYLE』から新ロッド『BLUE TREK(ブルートレック)』全10機種がリリース! 気になる発売時期や価格、愛用の主力ロッド、アブ・ガルシア『ファンタジスタ ディーズ』との違いも含め、青木さん本人に直接お話を伺いました!
青木さんの個人ブランドDYSTYLEが開発したオリジナルロッド!!
青木さんのロッドといえば「ファンタジスタ ディーズ」がすでにありますが……
現在、本場アメリカのB.A.S.S.オープンで戦っている青木大介さん。国内のビッグタイトルをすべて複数回獲得した彼が全幅の信頼を置くロッドといえば、自らがプロデュースした『ファンタジスタ ディーズ(アブ・ガルシア)』であるのはご存知のとおり。
ところがこの春、青木さんがC.E.O.を務めるDYSTYLE(ディスタイル)からもバスロッドがリリースされることになったのです。
その名も『BLUE TREK(ブルートレック)』!!
では、具体的にどんなロッドなのでしょうか?
青木さん、『ブルートレック』のコンセプトと位置づけを教えてください。
【Profile】
青木大介(あおき・だいすけ)
JBトップ50A.O.Y.、スーパーバスクラシック、エリート5、オールスターなど国内の主要タイトルをすべて複数回獲得。2017シーズンのJBトップ50シリーズにおいて年間2勝を飾るとともに二度目のA.O.Y.を戴冠して国内プロトーナメントを引退、さらなる高みを求めて2019年よりアメリカへの挑戦を開始した。
2019B.A.S.S.セントラルオープン第3戦(ミシシッピリバー/ラクロス)4位、年間ランキング14位。ルアーメーカー『ディスタイル』代表。
『ディーズ』と『ブルートレック』の違いとは?
パワー思考の「ディーズ」と「お手頃で汎用性の高いブルートレック」
青木「『ファンタジスタ ディーズ』は、トーナメントをメインに考えて自分が欲しいロッドを作ってきました。そのトーナメントの舞台がアメリカに移ったので、今後のディーズはパワーを重視した志向で展開していくと思います。一方、このブルートレックは自分のわがままだけではなく、日本のさまざまなシチュエーションで、いろいろな人に使っていただけるようなロッドを目指しているんですね。ワームも使いやすいし、ボトムも取りやすい。価格面もリーズナブルで、誰もが使いやすいロッドです」
『ファンタジスタ・ディーズ』がハイエンドモデルであるのに対して、定価で3万円を切っている『ブルートレック』はミドルクラスという捉え方もできるかもしれませんね。最近のバスロッドの傾向として、この価格帯のモデルがとても充実してきていると感じます。
もちろん、ロッドの根幹にかかわるブランクスの質にはいっさい妥協ナシ! コストダウンに大きく貢献しているのはアルコナイトガイドの採用ですが、それとてロッド全体の品質にはまったく問題のないパーツであると断言できます。
ブルートレックのコンセプトムービーもあります
DSTYLEから公開されているコンセプトムービー。内容はシンプル。そしてかっこいい。
ブルートレック、スピニングロッド4機種の詳細
それでは気になるブルートレック全10機種を1本ずつご紹介していきます。
ブルートレック DBTS-60UL-S
ライトリグを正確に飛ばすことができ、軽いシンカーであってもシャープかつ繊細なソリッドティップがボトム変化やアタリを感知。微細なショートバイトを逃さずにバスを仕留めてくれます。ハイプレッシャー状況の打開に不可欠な1本になるでしょう。
[DBTS-60UL-S]
●全長:6ft ●適合ルアーウェイト:1/48~1/8oz ●適合ライン:2〜5lb ●価格:28,000円(税抜き)
ブルートレック DBTS-61L
スピニングモデルのなかでもっともオールラウンドな性能を持つ1本。どんな状況変化に見舞われても、このロッドだけは常に出撃体勢にあるはずです。ボートでもオカッパリでも、年間を通じて攻撃的なフィネスを展開することが可能です。
[DBTS-61L]
●全長:6ft1in ●適合ルアーウェイト:1/32〜1/4oz ●適合ライン:2.5〜8lb ●価格:28,000円(税抜き)
ブルートレック DBTS-65L+
遠投能力に優れ、扱えるルアーのウェイト幅が広いロッド。ライトリグだけでなく、小さめのプラグなども扱えるのです。たとえベイトタックルがなくても、これ1本あればトップや巻き物なども扱えます。
[DBTS-65L+]
●全長:6ft5in ●適合ルアーウェイト:1/32〜1/4oz ●適合ライン:3〜8lb ●価格:28,000円(税抜き)
ブルートレック DBTS-66M
最近、バスのスピニングタックルに不可欠となっている、PEラインとの相性もばっちり。カバーにライトリグやスモラバを入れ込む「パワーフィネス」に最適です。ビッグレイクでのライトリグで、ビッグバスを狙う人にもオススメですね。
[DBTS-66M]
●全長:6ft5in ●適合ルアーウェイト:1/32〜1/4oz ●適合ライン:3〜8lb ●価格:28,500円(税抜き)
ブルートレック、ベイトロッド6機種の詳細
ブルートレック DBTC-65ML-FM
低弾性カーボンを独自に配合したブランクス採用のファストムービングルアー特化モデル。シャッドで石積みやハードボトムをなめるように引くために必要な感度と、低水温時のショートバイトを乗せる追従性を両立しています。
※このロッドのみストレートグリップ採用
[DBTC-65ML-FM]
●全長:6ft5in ●適合ルアーウェイト:3/16-5/8oz ●適合ライン:8〜16lb ●価格:28,500円(税抜き)
ブルートレック DBTC-67ML-BF
現代バスフィッシングに欠かすことのできないメソッド、ベイトフィネスに対応するロッド。軽量プラグやライトリグを正確に投げるだけではなく、予期せぬ大物がきても安心してファイトできる強さもしっかりと備えています。
[DBTC-67ML-BF]
●全長:6ft7in ●適合ルアーウェイト:1/16〜1/4oz ●適合ライン:6〜12lb ●価格:29,000円(税抜き)
ブルートレック DBTC-68M
ノーシンカーからライトテキサス、そしてスピナーベイトなどのファストムービングルアーまでこなせる、シリーズ中もっとも汎用性の高いロッドがコレ。オカッパリでも、ボートフィッシングでもその活躍の場を選ばない万能選手なのです。
[DBTC-68M]
●全長:6ft8in ●適合ルアーウェイト:3/16〜5/8oz ●適合ライン:8〜16lb ●価格:29,000円(税抜き)
ブルートレック DBTC-610MH
68Mのワンランク重いウエイトのルアーを広くカバーできる中量級、重量級ルアーのスペシャリスト。ただ硬いだけのロッドではなく、テーパーをレギュラー寄りにして、キャスタビリティーとパワーの両立に成功しています。
[DBTC-610MH]
●全長:6ft10in ●適合ルアーウェイト:3/16〜3/4oz ●適合ライン:8〜20lb ●価格:28,500円(税抜き)
ブルートレック DBTC-70H-S
7ftのヘビーアクションながら、ソリッドティップを採用した異色のモデルです。テキサスリグでカバーを撃っているときにショートバイトが多発する…そんな状況でこそ、このロッドの出番です。しなやかなティップはバイトを弾きにくく、アタリを目視できますよ。
[DBTC-70H-S]
●全長:7ft ●適合ルアーウェイト:3/16〜1oz ●適合ライン:10〜20lb ●価格:29,500円(税抜き)
ブルートレック DBTC-73H
ビッグベイト、そしてジグ&テキサスなどのカバーゲームにも対応するヘビーロッド。ピッチング、フリッピング、オカッパリでの遠投など、キャスティングの幅も実に広いのです。また、ビッグレイクのウィードエリアでも能力を発揮してくれるでしょう。
[DBTC-73H]
●全長:7ft3in ●適合ルアーウェイト:1/4〜1・1/4oz ●適合ライン:14〜25lb ●価格:29,500円(税抜き)
『ブルートレック』のまとめ
「この10機種さえあれば、日本全国どこで釣りをしても大丈夫です」と青木さんが太鼓判を押す『ブルートレック』!
青木「ディーズのセッティングはブルートレックにはできない。でも、ディーズにはできない部分がブルートレックにはあります」
硬派なトーナメント仕様の『ディーズ』、さまざまな釣りにフィットさせられる『ブルートレック』、その住み分けはとてもはっきりしていると思います。
国内最強の名をほしいままにした青木さんの、もうひとつのロッドシリーズ。オカッパリをメインにしている人ほど、自分にジャストフィットの1本が見つかるかもしれませんね!!
気になる『ブルートレック』の発売日も公開します!
動画では2020年と案内されていました『ブルートレック』の発売日ですが、2020年4月とのことです。もうすぐ! 楽しみですね。
『ファンタジスタ ディーズ』の2020新製品情報はこちら!
一方こちらは青木大介ロッドの代名詞『ファンタジスタ ディーズ』。ここ一番な勝負どころにおけるパワーを重視したラインナップと言えるのではないかと思います。ディーズも2020年新シリーズが登場。こちらも注目です。
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新情報が入り次第随時更新していきますので、要チェックです!
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