ルアーマガジンソルト誌1月号のアジングロッドカタログ記事から勝手に抜粋! 気になるロッドをを抜き出し掲載! 今回はヲイヲイ、ちょっと値段が尋常じゃねぇな! というシマノのハイエンド・アジングロッドをご紹介。
シマノのハイエンド技術がてんこもり! こりゃお値段も…(震え声)
ソアレリミテッドS73/76(シマノ)
詳しい解説はこちらを見ていただくとして、特徴的なのは変速3ピースロッドになっているということ。どういうことかと言うとアクションの異なるティップが2本用意されているので、換装してシチュエーションや使うルアーに合わせてフィーリングを変えることができるというわけです。
ちなみに、小社のアジングロッドでレジットデザインとコラボした「MOBILE 5 AJING-ROD 2TIP」も先のティップをチューブラーとソリッドに換装できる異色モデル(5本継ぎマルチピース)ですが、ちょっと違うのが、ソアレリミテッドの場合はソリッドティップの異なるアクションを換装できること。あとは、ほぼ、フィーリングが2ピースに近い3ピースロッドだということでしょうか。
ですのでベンディングもご覧のとおり。
ただ、マルチピース系でベンディングがいいなんて謳い文句は、常套句過ぎます。シマノ・クラスのメーカーなら、当たり前に違和感のないマルチピースロッドを設計できるはずですので、そこを褒めたりはしません。出来て当たり前♡
このロッドの凄いのは、競技クラスのカリカリなアジングにも積極投入できるハイパフォーマンスロッドでありながら、様々な魚種にも立ち向かえる汎用性だと言えます。これは、シマノの高性能ブランクスの為せる技であり、それを違和感なく仕舞い込んだ極上のテーパー設計力だといえるでしょう。一見すると線の細いロッドですが、その、「硬い」だとか、「スティッフ」という表現とは一線を画した、線の強さに、触られた方は驚くのではないでしょうか。これは、シマノ独自のスパイラルXコアの特徴でしょう。
ちなみに、開発に携わった同社フィールドテスターの丹羽喜嗣さんも「魚種限定解除」がひとつのロッド・コンセプトだと名言されていることからもそれがわかります。
他に、技術面で注目したいのはXガイドエアロチタン。意外に影響のある振り抜き時の空気抵抗を、この軽く円形断面のガイドフレームが軽減してくれます。空振りするだけでもその効果がわかりますので、実戦での恩恵は相当でしょう。ティップの振り抜き時の、鳴き方が高く、ブレの収束が恐ろしく速い上になめらかです。
値段は8万円オーバーと、小生の購入条件からは大きく外れますが、「いっちゃんいいアジングロッドどれや!」と聞かれたら「ソアレリミテッド! ソアレリミテッドS73/76をお買い上げくださいませ」と頭を垂れるほかありませぬ。
ひと味違ったアジングを楽しみたい方は、ぜひ手にとって欲しい1本ですね! ルアーマガジンソルト1月号には全52本の最新アジングロッドのカタログ記事が掲載中。ベンディングもしっかり掲載しておりますので、ぜひそちらも参考にしてくださいませ!
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