【勝者の切り札】まさにハンティング! 50m先のバスを次々と仕留めた、ロボ奥田の究極最終兵器!! 陸王ウイニングルアー列伝 Vol.3



マザーレイクのランカーハンター・奥田学さんと、岸釣りスペシャリスト・川村光大郎さんが香川県府中湖で相まみえた2014サマーバトル。気温も水温も上昇する状況下で手堅くまとめてきた川村さんを、奥田さんが斜め上をいく展開&圧倒的スコアでねじ伏せたのでした。

【Profile】
奥田 学(おくだ・まなぶ)
琵琶湖をホームレイクとし、常にスーパーモンスタークラスを狙い続けている孤高のアングラー。ビッグベイトのイメージが強いが、その引き出しは実に多く硬軟の使い分けに長けた達人として知られている。唯一無二を創造するルアーメーカー『シグナル』主宰。



2014陸王予選第二戦ウイニングルアー:ファットイカ(ゲーリー/スミス)

「釣れるには釣れるけど…目標は1日3kgやね」と、奥田さんらしからぬ控えめな言葉が飛び出した対戦初日。しかしその言葉とは裏腹に、代名詞ともいえるファットイカで次々とグッドサイズをキャッチ。7フィート超のスピニングロッドと驚異的な身体能力で、府中湖のメインリバー上流エリア・滝宮公園前の50m以上沖に点在する岩へとファットイカを撃ち込んでいったのです。

そして初日は5尾6320g。2日目もキッカークラスでリミットを揃え、6400g!! 2日間とも自ら掲げた目標に対してのダブルスコアを叩き出し、トータルウエイトはナント12720g!!!

時季と状況を考えるとけっして低くはない数字を積み重ねた川村さんに5kg近い差をつけての完勝でした。

異次元のトビラを開く奥田流ネイルリグセッティング!

ファットイカというと、誰もがイメージする使い方はノーシンカーリグによるバックスライドフォールではないでしょうか?

しかしこの試合で奥田さんが魅せたアクションは、まったくの別もの。テンポよくシェイクしながらリールを巻いてボトム付近で左右へショートダートさせていたのです。

飛距離を稼ぐため、1/16オンスのネイルシンカーをお尻に挿入。キビキビと首を振らせるため、オフセットフックはファットイカにはやや小さめの2/0をセレクト。

ワームの特長を完璧に知り尽くし、潜在能力を最大限に引き出す奥田さんならではのメソッド。

この試合もまた、記憶に残るベストバウトでした!!



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