川島勉の新作にビッグバスは抗えない!『仮称・新型三連ジョイントベイト(ジャッカル)』注目すべき3つのこだわり



年々プレッシャーが蓄積する房総リザーバーで、それでもランカー攻略の糸口を見つけてしまうのがスーパーロコ。キーワードはオープンウォーター! 中層! あの川島さんがまた新たな方向性を打ち出しました!! カワシマイキー同様、間違いなくこれも全国へ波及するはずです。

【Profile】
川島 勉(かわしま・つとむ)
1969年生まれ。千葉県亀山湖をホームレイクとするすべてのベテランアングラーから一目も二目も置かれているスーパーロコにしてルアマガモバイル・初代艇王チャンピオン。使っていて楽しく、釣れるルアーを生み出すヒットメーカーの顔も持つ。



カワシマイキーの対極をなすタイトかつ中波動の刺客

房総半島のスーパーロコにして、カワシマイキーやポンパドール、チョップカットなど独自の視点で優れたルアーをプロデュースしてきた川島勉さんが今季発表したのが仮称『新型三連ジョイントベイト』

その名のとおり三連ジョイントのビッグ…いや、全長115mmと90mmなのでサイズ的には今季注目の“マイクロビッグベイト”です。※写真はプロトタイプです。

二連でも四連でもなく、三連という構造的にはカワシマイキーと同じですが、そちらがワイドなウォブンロール主体の強波動アクションだったのに対して、『新型三連ジョイントベイト』はきびきびとピッチの速いタイトロール&ウィグルが身上。

その狙いは、カワシマイキーをはじめとするリップを備えたビッグベイトのワイドな動きにスレてしまった天才バスにも、口を使わせることにあります。

しかもカバーがらみではなく、オープンウォーターの中層で!!

なるほど、それゆえの“マイクロサイズ”なんですね。

BIRD EYE VIEW
BELLY VIEW

ビッグベイトは、たしかに魚を反応させることはできます。でも、追ってきたけどバイトに至らないケースがほとんど…。

それをカバーに絡めることでスイッチの入りやすい状態を任意に作り出せるのがカバー回避能力に長けたカワシマイキーの圧倒的アドバンテージなのですが、同じジョイント系でも、『新型三連ジョイントベイト』は狙いが明確に異なっているのです。

こちらは『カワシマイキー』。ジャッカルの名作ビッグベイト『マイキー』に川島さんが独自チューンを施したものが製品化。川島さんの名前を一躍全国に広めたのがコレです。その名のとおりカバーをかわし、ビッグベイト・カバークランキングという新境地を開拓した極めてエポックメーキングなルアーなのです。

強すぎず弱すぎない絶妙なさじ加減のジョイントベイト

それでは、『新型三連ジョイントベイト』を構成する主要なパーツを見ていきましょう。

リップのこだわり

ワイド&クランクしたカワシマイキーのそれに対し、『新型三連ジョイントベイト』はジャークベイトに近い小ぶりなセミラウンドリップを搭載。水の抵抗を受ける面が小さいため、必然的に動きはタイトになります。

ジョイントボディのこだわり

軽快なアクションを促す2ジョイント方式で、リアフック付け根は水切れの良いフィンを成型。ボディサイドにフラット面を設けたシルエットはタイトなロールアクションと共に明滅効果を発揮。自在なスピードでバイトを誘発してくれます。

テールフェザーのこだわり

テール側のフックアイには可動域を広く設定したフェザーを搭載。アクションと移動距離を抑制するとともに、生命感あふれるフレアでバイトへのひと押しをアシストしてくれます。



『新型三連ジョイントベイト』のまとめ

115mmと140mmをラインナップしているカワシマイキーに対し、『新型三連ジョイントベイト』は90mmと115mmのやや小ぶりな全長。ジャークベイトと同等クラスのシルエットで強すぎないアピール力を活かすサイズ設定になっています。

それぞれが異なる目的で明確なコンセプトを持っていますが、共通点がひとつあってそれは川島さんが「ビッグバスを釣る」ために開発しているルアーだということ。

サイズ以外のスペック、発売時期などはまだ未定ですが、マイクロビッグベイティングの新たな刺客として要注目ですよ!!

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