教えて湯川マサタカさん! シマノNEWエギ『セフィアクリンチ エクスカウンター シャロー&ラトルシャロー』をフル活用して大型アオリイカを狙う方法



でかイカシーズン開幕! ということで、本州より一足早めにシーズンインしている沖縄を舞台に、春イカハンティングの“キモ”を湯川さんにレクチャーしてもらった。『セフィアクリンチ エクスカウンター シャロー&ラトルシャロー』をフル活用して、大型のアオリイカを仕留めるテクも必見!

【Profile】
湯川マサタカ(ゆかわ・まさたか)
和歌山県紀伊半島をホームフィールドにしながらも、イカが釣れれば地の果てまでも(!?)跳んで行くエキスパートエギンガー。元プロボクサーということもあり、日中のラン&ガンゲームで蝶のように舞い、蜂のように刺す!!



すでに本州でも、春イカは産卵に向けて動き出している!

広大なシャローリーフが広がり、カケアガリは近くても100~200m先という、本州とは勝手が違う状況の沖縄エギング。でかイカが接岸するキッカケはどこに!?

――取材の舞台となる沖縄は、2月末の時点で日中の気温は最高で25℃…。もう春を通り越して、夏!?

湯川「沖縄は常に水温が20℃以上という、アオリイカが生息するにはもってこいの条件が揃っているので、11月~年末くらいから春イカシーズンが始まると聞いています。ただ、ここ数年は本州でも通年で水温が高いので、すでにアオリイカは産卵を意識して行動していると思っていいでしょう。近年では『一年中、産卵しているのでは?』という声も聞くし、僕自身もそう思う節があります。ただ、全体的に見れば、春の適水温になって初めて、大多数のアオリイカが産卵を行うと思って間違いないと思います」

シャロー攻略にNEWエギ導入!
セフィアクリンチ エクスカウンター シャロー/ラトルシャロー(シマノ)

「沖縄のような地質が珊瑚礁の場合は着底させると根掛かりが多発するので、ゆっくり沈むのが使いやすい。また、ディープまでゆっくり、じっくりフォールさせる時にも有効です」
シマノ(SHIMANO) エギ セフィア クリンチ エクスカウンター シャロー 3.5号 QE-B35T 001 モテモテピンク
カラー: 001 モテモテピンク
サイズ: 3.5号
自重(g): 18
タイプ: N(ノーマル)
沈降速度:約5.8秒/m
¥862
2020-03-30 10:22

デイもナイトも、月の昇り角度が15°~90°のタイミングが釣りやすい!

――釣果報告を見る限り、春のでかイカは夜に釣れる傾向が強いです。デイゲームが身上の湯川さんには『不利』に感じませんか?

湯川「実際、イカ類は夜行性が多いので、夜のほうが釣りやすいかもしれません。ただ、昼間でもアオリイカが高活性になるタイミングに合わせれば、釣果は十分に得られます。その目安となるのが『月』の動きで、月が水平線から昇って15°の角度からテッペンに昇った90°の角度までのタイミングなら、春だけでなく一年中、昼も夜もアオリイカは釣りやすいです」

沖縄エギング最初の獲物は、亜熱帯地方に多く生息する『クワイカ』。アカイカ、シロイカと並んでアオリイカ類に分類されるが、大きくなってもせいぜい500gほど。

――エエッ、そうなんですか!? そ、その理由とは?

湯川「ハッキリとした理由はわかりませんが、僕の過去の釣果から見てもアオリイカの活性は月齢に関係があると思います。昔から漁師さんも夜に船を出す時は『月がテッペンまで来たら終わり』と言ったりしますから」

湯川「日中ならば新月から満月に向かう月齢12~13の頃、15~16時の段階で陽が西に傾き、同時に東の空から月が顔を出します。このタイミングなら日中でもアオリイカの活性は高く、春のでかイカをデイゲームでも獲れる可能性は高いです」

『小潮→小潮→小潮→長潮』と、潮がダラダラと流れ続ける『必釣の4日間』は外せない!!

――では、月の次は『潮』について。やっぱり大潮が一番のタイミング?

湯川「確かに、大潮は干満の差が一番大きいので、『水位の変化』という意味では一番動くと言えます。ただ、時として潮が流れる時間がとても短いんです。つまり、一瞬のタイミングだけドカンと動き、それ以外はほぼ止まっているから時合がとても短く、その一瞬に当て込めないと釣れる可能性は限りなく低いです」

セフィア クリンチ カエル跳びアッパー3.0号を抱いたのは、またもやクワイカ。「大きくなってスレていないぶん、エギへの反応も素直ですね(笑)。シモリの影から追ってきました」
シマノ(SHIMANO) エギ セフィア クリンチ カエル跳びアッパー 3.0号 15g ケイムラアボカド 06T QE-230Q ルアー
ルアーの種類:エギ
対応魚種:アオリイカ
タイプ:ノーマル
サイズ:3.0号 / 重さ:15g
カラー:ケイムラアボカド 06T
沈降速度:約3秒/m
¥1,232
2020-03-30 10:26

――では、湯川さん的なベストな潮周りとは!?

湯川「小潮→小潮→小潮→長潮と続く4日間です。干満の差は小さいのですが、そのぶん潮が流れている時間がダラダラと長く、アオリイカが反応してくれる時合も長いので釣りがしやすいです」

湯川「一般的に潮位の変動がもっとも大きい大潮が魚類の活性は良いとされるが、短い時間で一気に潮位が変わり、時合がとても短いこともあります。対して小潮→小潮→小潮→長潮の4日間は潮が動き始めてから止まるまでがダラダラと長い=時合が長いので、釣れる可能性も大きいですね」



エギは『大きく、ゆったり』と動かせて、潮に『馴染んでフォール』するサイズを選ぶ

少しでも水深のある場所を求めて沖磯に渡り、朝マズメのタイミングで手にしたシロイカのキロオーバー。「水深のある場所でも、ゆっくり沈めてじっくり見せつけるために、敢えてシャロータイプを使いました。大正解!!」

――沖縄のシャローリーフ攻略ということもあり、NEWモデルのエクスカウンターシャロータイプの3.5号と3.8号をローテーション。ただ、でかイカ狙いなのに時折カエル跳びアッパーの3.0号を織り交ぜるのは、なぜ?

湯川「エギ選びで一番重要なのはサイズではなく、その時々の潮の流れに『馴染むエギ』を使うことです。特にフォール時の場合、重過ぎたり水抵抗が少な過ぎて速く沈んでしまうエギや、逆に軽過ぎたり水抵抗が大き過ぎて浮き上がってしまうようなエギには、イカが反応することはまずないです」

『柔らかいロッド』でエギをフレキシブルに動かし、引きを『楽しんで』釣ろう!!

湯川さんは手首のスナップだけでロッドを軽く動かしている。それだけでロッドのベリー~ティップがムチのようにしなり、ラインスラックを大きく出しながらエギをゆったり、ワイドに動かしてくれる。

――今回の釣行で使用しているのは、シマノのエギングロッドでは最高峰となる『セフィアリミテッドシリーズ』。そこに、新たに追加された『S77ML』と『S89ML』を主軸に展開。この特徴は?

湯川「硬すぎるエギングロッドは、でかイカへのフッキングやファイトという点では有利ですが、全体的に硬いのでエギをダートさせる時に、手首や腕への負担が大きい。でも、この2本はバットがパワフルで&ベリー~ティップはしっかり曲がるので、シャクリを入れるときは反発力を利用して、ラインスラックを出しつつ軽い力でエギを大きく、ゆっくり動かすことができます」

タックルデータ【タックル奥】●ロッド:セフィアリミテッドS77ML(シマノ)●リール:ステラC3000(シマノ)●ライン:ピットブル8+ 0.6号(シマノ)●リーダー:セフィア フロロリーダー 3号(シマノ)【タックル手前】●ロッド:セフィアリミテッドS89ML(シマノ)●リール:ヴァンキッシュC3000夢屋カスタム仕様(シマノ)●ライン:ピットブル8+ 0.6号(シマノ)●リーダー:セフィア フロロリーダー 3号(シマノ)
シマノ(SHIMANO) セフィア リミテッド S77ML
全長(m): 2.31
継数(本): 2
仕舞寸法(cm): 119.0
自重(g): 100
先径(mm): 1.6
適合エギサイズ(号): 1.8~3.8
適合ライン PE(号): 0.4~1
リールシート位置(mm): 333 ※アップロック
カーボン含有率(%): 99.8
¥70,561
2020-03-30 10:28
シマノ(SHIMANO) セフィア リミテッド S89ML
全長(m): 2.67
継数(本): 2
仕舞寸法(cm): 137.2
自重(g): 104
先径(mm): 1.6
適合エギサイズ(号): 1.8~3.8
適合ライン PE(号): 0.4~1
リールシート位置(mm): 333 ※アップロック
カーボン含有率(%): 99.9
¥65,122
2020-03-30 10:30

ソルトルアーフィッシングのコンテンツが盛り沢山! ルアーXで、最新情報をゲット!



関連記事はこちら!