2019年、ジャングルジムがマスプロダクト版をリリースした知る人ぞ知るメバル用必殺プラグ「ユーリ」。一時は入手困難になるほどの魅力を持ったこのルアーの効果的な使い方を、ワッキーこと脇田政男さんにお聞きしました!
【Profile】
脇田政男(わきだ・まさお)
ジャングルジムを主宰する若きエース。ことロックフィッシュの釣りを好み、メバルからグルーパーまで幅広く楽しんでいる。ロジカルな釣りと感覚的な釣りの両方を得意としており、取材成功率も高い。バリバリの体育会系で脱ぐと凄いらしい!?
そもそもユーリとは…!
九州のハンドメイドビルダー・ソルトマスターさんの手によって生み出され、知る人ぞ知るルアーとして活躍。そして2019年にジャングルジムから量産版がリリースされたメバル用プラグがユーリなんです。
【スペック】
●全長:5mm ●重さ:2.3g ●カラー:全11色
一見すると甲殻類でも魚類でもない不思議なシルエットですが、ボディを構成している曲線は実に生物的です。
そしてこのボディデザインは機能美のたまものでもあります。
見て分かる通りのウェイトレス&ソリッドボディは、ヒラヒラとしたレスポンシブなアクションを見せつつバックスライドフォールを披露。
突き出たヘッド(?)と下側に設けられたラインアイは、特徴的な浮き上がりの良さや水平移動時の微波動スイングアクションに貢献しています。
ここだけの話、ハンドメイド→量産化時に、素材が変わることで沈み方が変化してしまい、そこをすり合わせるのには苦労されたとのこと。
また、製造工程の都合上、量産モデルでは出せないカラーもあるらしいです…!!
使いこなせば強力な武器! 今回はサビきを紹介!!
そんなユーリには様々な使い方があるんですが、その中でも特に紹介したいのが、サビき。
と言っても、針がいっぱいついた仕掛けで釣るあっちでは無いですよ。
リールを巻かず、ロッドワークでゆ~っくりルアーを引っ張る
↓
ロッドを元の位置に戻しつつ糸ふけを巻き取る
こを繰り返す釣りが「サビき」なんです。
この時、水中のユーリはこんなイメージです↓
行って戻ってを繰り返すスローなアピールはネチネチとメバルを誘い、口を使わせるんです!
この移動距離を抑えたアプローチが何せ強い!
先日行われた取材でもこの釣りがハマり…
でもこれもひとつの使い方!
この時は別の使い方で釣ろうとすると極端に反応が悪かったり、釣れても明らかにサイズダウンしたり…という状況でした。
逆に言えば、サビく釣りがダメな時もあるわけで、そんなときの別のユーリの使い方はルアーマガジンソルト6月号でご確認ください
また、ユーリが効かない、あるいは苦手とするシチュエーション時にどんなルアーにローテーションしていくのかも掲載していますよ!!