「ベイトロッド」の最強オフショア用キャスティングロッドが完成⁉️ 南米テスト釣行実録Part.1【WORLD EXPEDITION FISHING!!】@Fishman KEN



「コンパクトに収納できてオフショアキャスティングゲームに対応しうる、粘り強いロッドは作れないだろうか? そんな想いが以前からあり、ようやく完成した4ピースのベイトロッドで大きな魚を釣ろうと計画。たくさん釣りたいので行き先は思い切って南米コロンビア、太平洋側のオフショアキャスティングゲームを計画した」。そう語るのはベイトキャスティング用ロッド専門メーカーとして人気のフィッシュマン、赤塚ケンイチさん。そのロッドを完成させ、スケールのでかい実釣テストを敢行したときの様子をお話いただきましょう! 赤塚さんお願いします!



Profile
赤塚ケンイチ(あかつかけんいち)

ベイトキャスティングロッドメーカー「Fishman」代表。本流や渓流のトラウトから、海外遠征におけるオフショアフィッシングまで、ベイトタックルで挑戦し続ける世界を旅するアングラー。

ビッグポッパーで20㎏オーバーのフエダイ系の魚が釣れる!!
(文・赤塚ケンイチ)

南米コロンビア・パナマ沿岸部へは意外とアクセスが良くて、ブラジルのアマゾン川へ行くよりはかなり近い。

自分の住んでいる北海道からの経路は、千歳→成田(1時間40分)、成田→アメリカ・ダラス(11時間40分)、ダラス→コロンビア・ボゴタ(5時間20分)、ボゴタ→メデジン(1時間)、メデジン→セスナで太平洋側へアンデス山脈越え(2時間30分)、乗り継ぎ時間を入れてないが実質飛行機に乗っている時間は23時間ほどで到着する。

現地のガイド曰く釣れる可能性がある魚種は多いとのこと。

日本でもおなじみのシイラ、キハダ、カンパチに加え、ジャッククレバル、クベラスナッパー、スヌーク、ルースターフィッシュなどが釣れるようだ。ちなみにこの中で一番釣りたい魚はクベラスナッパーという魚だ。

マングローブジャック(ゴマフエダイ)という赤い魚はご存じだろうか? あの体形で、なんと20kgになるというのだ。釣り方はビッグポッパー! しかも、水深15~20mでだ。

さらにとんでもない話を聞いた。根があるからこの大型フエダイが居るとは思うのだが、これだけ深さがあるのに瞬間的に根に入られてしまうとんでもないパワーの持ち主というのだ。そしてヒラアジ系憧れのターゲット、ルースターフィッシュ。この2魚種をキャッチすることを目標にした。



ジャックにキハダ、カンパチが入れ喰い!!

治安の悪いイメージが先行しているメデジンでみんなと合流し、セスナに乗ってアンデス山脈を越えて太平洋側へ。

今回の釣行メンバーはコロンビア人1人、ヨーロッパ人2人、日本人は僕と北澤君の2人。計5人。

このとき偏西風がアンデスに当たって吹き下ろす爆風時には、キモを冷やすが無事到着。車で港に向かい1時間ほど走ると小さな入江にロッジがあるのだが、ここが実に素晴らしい。

ビーチの目の前という抜群のロケーションに加えベッド、シャワー、キッチン、食堂を備え快適そのもの。人があまり行かない秘境釣り場ではあるが、まるでリゾートのようなたたずまいだ。おだやかな波音を聞きながら、現地のウィスキーや冷たいビールを飲む。

 翌朝、小舟に乗って沖に停泊しているボートに乗り込み、ベイトタックルを2本セットした。今回のオフショアゲームももちろんベイトで挑戦。1本は50kgの魚がきても安心のパックロッド、8.3ftのXXXHクラスのロッドと8ftのMクラスを1本。

ROD:ブリストコンパクトBC4 8.3XXXH(Fishman) REEL:トランクス500(シマノUSA)/ レクサ(DAIWA USA)LINE:PE6〜8号 LEADER:ナイロン150から180lb
FISHMAN フィッシュマン ブリストコンパクト BC4 8.3XXXH FISHMAN BRIST COMPACT
世界中のモンスターに挑める強靭な4ピースロッド
全長:2.53M 8.3’
自重:297g
77×7×6.3cm
¥65,880
2020-04-29 15:32

ポッパーはウッド製のパンプキン190mmをセットし、XXXHの根元部をブチ曲げるキャストで遙か彼方へと飛ばす。その飛距離は海外勢が羨むほど。力のない僕が飛ばせるのは、ベイトリールのライン放出構造が良いからである。PE6号と150lbリーダーのノット部が各ガイドへの干渉がスピニングよりも少ないためだ。

スカジットデザインズ ルアー パンプキン190mm ファイヤーヘッドGRパールボディ
全長: 190mm
自重:約100g
ウッド製
¥5,395
2020-04-29 15:33

ポッピングを開始すると豊穣な海からのコンタクトはすぐにあった。ヒットしたのは、ジャックである。ヒラアジ系だけあってかなりのファイターで、この強いロッドを絞り込ませてくれる。信じられないくらいの大群のようで、これでもかと連発するから堪らない。

最初に出迎えてくれた魚はジャック。こいつがビックポッパーに入れ食い!

気が付くと全員が掛けている状況である。サイズは5kg~15kgくらいではあるが、引きが強烈すぎて体力を奪われてしまうほどだ。後半戦でも別のターゲットに振られたときも、ジャックポイントに行けばいつだって釣れ続けた。

沿岸部から1時間ほど沖に走ると鳥山とともに激しいボイルに遭遇。とんでもない数のボイルの正体はキハダマグロである。大きいのは50kgくらいありそうでまさに圧巻の光景。

激しいボイルの正体はキハダマグロ。50kgクラスもボイルしていた。

ポッパー好きなキハダにパンプキンを打ち込むと即ヒット。またしても体力を奪われる。なんて豊かな海なんだ。そこからさらに1時間沖に走ると今度はカンパチエリアへと変わるのである。ジギングも大好きなヨーロッパ勢も大型カンパチを次々とランディングしていた。

これらの魚釣りがたった1日で体験できてしまう、コロンビア、パナマ沿岸部は本当にとんでもないところだ。この後激しい筋肉痛と戦いながら3日目へと突入していくのであった。<3日目の様子は後日掲載!>

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