これまでも数々のグッドデザイン賞を受賞してきた伊東由樹さんが、国際的にも権威のあるiFデザインアワード2020を受賞しました。しかもなんと今年で3年連続。しかもブランドダブル受賞なんです!
iFデザインアワードとは?
日本では優れた工業製品に贈られる栄冠としてグッドデザイン賞がとくに有名ですが、世界三大デザイン賞というものもあるんです。
それが、アメリカのインダストリアルデザイナー協会が主催する「IDEA賞」、ドイツはエッセンのノルトラインヴェストファーレンデザインセンターが主催する「レッド・ドット・デザイン賞」、そしてドイツのハノーファーのインダストリーフォーラムデザインが主催する「iFデザイン賞」です。
そして2020年、日本の釣り具メーカーであるメガバスはこのうちの一つ、「iFデザイン賞(アワード)」を受賞したんです!
しかもデザイナーの伊東由樹さんは2018年、2019年に続く3度目の受賞。
フィッシング用品の分野としては世界初となる偉業を成し遂げたのです。
受賞製品は2つ
トライザ
デストロイヤーのようなレーシー感ではなく、もっと温かみのあるデザインの3ピースロッドがトライザです。とはいえ、そのスペックはやはりメガバス。
ピースごとに異なる働きをさせるために緻密かつ先進テクノロジーで設計されつつ、天然バーズアイピーコックウッドのリールシートや伊東由樹社長の手書きロゴでデザイン性もぬかりはないんです。
トライザは、「日本らしい繊細かつ巧みな技巧とモダンなデザインの融合」、「独自の世界観を数学的な合理性とアートの美学をもって表現することに努めた作品」との評価を受けているそうです。
アイウィング135
一大ムーブメントとなったビッグクローラーベイトのアイティオー的回答です。
様々なスピードに対応する設計。高いタフネスを持つオリジナルデザインの羽。そして独自機構の“RAB(ラダーアクションバランシングシステム)”。独創的かつ先進的。それでいて高いデザイン性を兼ね備えたルアーです。
「ルアーフィッシングの根源的な原点を科学的根拠(釣果)に基づいて体現している」とされ、チャレンジングで独創的な意欲作として評価されたのが受賞のポイントとのことです。
伊東由樹さんのデザイン賞受賞の歴史
最後に、伊東由樹さんとメガバス(株)がこれまで受賞してきたデザイン賞を振り返ってみましょう
グッドデザイン賞
1997年 ポップX、ライブX リバイアサン
1998年 Vフラット
1999年 X80トリックダーター、リップインベイト、ジャイアントドッグX、グリフォン
2001年 ヴィジョンワンテン、ディープX200T、V3バレットシャッド、ヴィジョン95、プロップダーター80、デストロイヤーエヴォルジオン
2002年 ベイトXコンセプト
2003年 フラップスラップ、ポップMAX、グリフォンゼロ、バイオスシリーズ
2004年 デストロイヤーシリーズ(p2)、タイプX
2006年 ドラムシリーズ、シルバーシャドウシリーズ
2007年 アンスラックスシリーズ、ZZダックス、ゾンクシリーズ、オロチジェイドパイソンシリーズ、デストロイヤー霧雨
2008年 Xポッド、シグレシリーズ、アームズコンプリート、オロチシリーズ
2009年 一風竿、バルサMAX、ZクランクX、ディープX300
2010年 オロチシリーズ(X4)、モノブロックシリーズ、ゾンダ 10R/10L
2011年 デストロイヤー(p3)、LIN10 L/R
2012年 シルバーシャドウXX、パガーニR100、パガーニ エアバンブー
2013年 アームズチャレンジ、FXクランク ナックル
2014年 Iスライド
2015年 アームズスーパーレジエーラ、Iジャック
2016年 LBOシリーズ
2018年 デストロイヤーエヴォルジオン、IXIシャッドシリーズ
2019年 トライザシリーズ
iFデザインアワード
2018年 デストロイヤーシリーズ、ワンテンXシリーズ、グレートハンティングシリーズ
2019年 バルキリーシリーズ
2020年 トライザ、Iウィング135