1997年にバスフィッシング用ルアーとして誕生したスミスのクランクベイト『ディプシードゥ』は発売以来、今日に至るまで常に釣り業界を賑わせ続けてきたロングセラー商品である。そんな『ディプシードゥ』が来る2020年6月、ロックフィッシュ攻略ルアーとして装いも新たにソルトゲームに進出する。その名も『ディプシードゥRF』。バスフィッシングにおける高い実績は海でも健在だ。
バスルアーとしての『ディプシードゥ』
『ディプシードゥ』は23年前に発売されたシステムクランクベイトである。当時トッププロの大会中にビッグフィッシュを連発したことで人気を博し、今まで途切れることなく生産され続けてきたルアーだ。
2020年になった今もなお盤石な人気を保ち続けており、若手ながらいまや世界を股にかけるバスプロアングラー、伊藤巧さんも完成度の高いクランクベイトとして『ディプシードゥ3』を挙げるほどだ。
時代の波に揉まれてもなお生き残り続けた『ディプシードゥ』。これをなんとロックフィッシュゲームに転用、最適なカラーに整えた新たなシリーズが『ディプシードゥRF』だ。
キジハタクランキングの可能性!? 『ディプシードゥRF(スミス)』
スペック
●タイプ:フローティング ●全長:55mm ●自重:8g ●カラー:全7色 ●価格:1,550円
●潜航深度
ディプシードゥRF2:2.5m
ディプシードゥRF3:3.2m
『ディプシードゥRF』はバス用傑作ルアー『ディプシードゥ』の形状を引き継ぎつつ、カラーリングをロックフィッシュ向けに一新したクランクベイトである。
強すぎないウォブリングによる自然なアクション性能は従来のまま、今回生産される新色はロックフィッシュの中でも特にキジハタをイメージしたカラーバリエーション。
スミス社によるテストではメバルやカサゴなど多様な魚種で十分な実績を上げている。
もともとキジハタをクランクベイトで狙うゲームが一部の地域で話題になっており、数あるルアーの中でも『ディプシードゥ』の釣果実績が非常に高かったことを受けて生産された形だ。
主な使い方はまずボトムにコンタクトさせ、そのまま底に沿わせるようにゆっくりと巻き上げること。まだまだ開拓途中のゲームではあるが、それゆえに可能性は無限大。この『ディプシードゥRF』とまだ誰にも知られていない大洋に漕ぎ出してみるのはいかがだろうか。