暑い、暑い夏がやってくるぞー! その前に梅雨だぞー!とちょっと前のめり気味ですが、夏の釣りと言えば「暑さ」がボトルネック。熱中症も怖いですよね〜。そういや、最近、首に装着するタイプの扇風機だのなんだのが流行ってるし、釣りに使えるのないか? と物色していたら….ありました! これ物凄くイイ!! 編集部イチオシのネッククーラーを熱くご紹介!
コンパクトでなおかつ、「効く」やつが欲しい【ネッククーラーNeo/サンコー】
ネットニュースをボーっと眺めていましたら、頸動脈を冷やして暑い夏も冷え冷えな携帯用ハイテククーラーが発売されたとのこと。そいつがコチラァ!【ネッククーラーNeo】でございます。
そう、宣伝用の使用者のお写真を拝見していても、コンパクトじゃないですか。小型扇風機で風を送るタイプなのかなと仕様書を眺めていますと。
ドルチェ? いや、ペルチェ式採用!? このサイズでペルチェっすか!?
雑に解説するとペルチェ素子という物質は電流を流すと熱を吸い上げて逃す特性をもってまして、その原理を使っているのであります。なので、扇風機で体を冷やすのではなく、この熱を吸い上げて逃すペルチェ素子の特性を応用して冷やすガジェットなのでありますね。
商品写真を見てもらうとわかるかと思うのですが、ちょうど首に接触する部分に金属プレートが仕込まれてますよね。このアルミプレートがペルチェの力でがっつり冷えるのですが、なぜ首にそれが接触するようになっているかというと、「頸動脈」を冷やすことで、冷え感さらにドン! なんですよね。
ネタバレ先にしちゃうと、これ、買い。アフェリエイト貼っちゃうけど、別に宣伝じゃ無いんだからね!
さぁ、アウトドアシーンで使えるのか!?
ネタバレしちゃった後ではありますが、やっぱり使ってみて判断したいと思い、メーカーさんに問い合わせたところサンプルをお送りいただきました。
釣りといえば、外遊びのなかでも動きの多い遊びです。ある程度、動きを伴う中での機能性が問われるわけで、サンプルをお送りいただいたと言えど忖度するわけにはいきません。
とりあえずルアー釣りに使用。首元の本体はまったく邪魔な感じはしません。ペルチェ素子と冷却用ファンに電気を供給するコードもさほど気になりませんが、バッテリー共々背中側に回せばより快適な気はしました。ただ、陸っぱりで激しく動き回るとズレるので、そこの調整は必要かもとの話。
ですが、ボート、ネバリスト系の方は重宝するのではないでしょうか。
続けざまに、ヘラブナ釣りの取材がありましたので、使用してみました。これからの季節はパラソルなどがないと暑さで悶絶しがちな釣りですが、パラソナル無しでもなんとかなるくらいの冷え感に感激。ヘラブナは静の釣りと思われがちですが、結構、攻撃的な釣りで、皆様が思われているより忙しい釣り。となると暑さは大敵なワケですが、ネッククーラー最高です。快適なヘラブナ釣りを楽しめました。忙しいですが激しく動くタイプの釣りではないので無問題です。
いや、お世辞じゃなく、コレ、手放せないです。余談ではありますが、釣りには高速道路などを利用しての車移動が伴うことが常ですが、車内のUSB給電ソケットに、このネッククーラーを差し込み、首にかけているとその冷たさで目が冴えます。
ドライバーなどにもオススメしたい快適さ。
電源、持続力、静音生、耐久力について
電源は市販のUSBソケット式モバイルバッテリーを使用します。だいたい持続時間は1000mAh/hくらいですので8000mAhなら8時間、10000mAhバッテリーなら10時間。モバイルバッテリーはスマホ時代の昨今ですから、すでに持っている人も多いでしょう。それをそのまま流用できます。まぁ、釣りでの使用でも十二分に戦える燃費です。
ちなみにですが、ペルチェ式は電流を流す事でペルチェ素子が冷える仕組みですが、奪った熱を散らすためのヒートシンクが内臓されており、それを小さなファンで冷却することで、冷却能力を維持しています。
スイッチでそのファンのパワーを2段階に調整可能です。大と小。冷え方で言うと、明らかに大パワーのほうが威力が高いです。炎天下などでの使用時は大がオススメです。小パワーのほうは、エアコン下の車内や、しっとり冷たいぐらいが良いなんて状況で利用するとよいでしょう。ちなみに、ペルチェ素子に供給するパワーも変化するそうです(というかメインの変化かな?)。
ファンの音は大でも、まぁ、涼しさを考えると気になりません。神経質な人は煩いと思われるかもですが許容範囲内です。むしろ静かなほうでしょう。
2段階の調整が可能なのはわかったけど、スイッチ見てたら3段階になってない? と思われ方もいらっしゃるかと思います。写真の「〜」マーク。
こちらは「ゆらぎ」モードになっており、ファンの回り方が大→小→大といった風に、変化します)。だいたいこの手のギミックは蛇足になりがちですが、出力でそのメリハリで冷えている感覚が持続するのも面白いところです。節電にもなるので、利用頻度の高くなりそうなモードと言えます。
ネッククーラーNeo、総括!
釣りに使うという観点で検証、総括すると
動きが比較的少ない、ボート釣り、ヘラ釣り、走り回ったりしない陸っぱりのルアー釣りなどには特に有効だということがわかりました。150gと軽量ですし重さは気になりません。
藪漕ぎ、キャスト回数の多い釣りなどはネックのズレが確認されることから、そちらの対策が必要だということが、編集部内の検証でわかりました。
あと、検証はできていませんが、メーカーとしては生活防水を謳っていますので、少しくらいならば水回りでの使用も安心ですね。ただ、濡らさないのに越したことはないでしょう。
特徴と、仕様をメーカーリリースより抜粋しておきますが、総合的には非常に使いやすいネッククーラーと言えるのではないでしょうか。
定価は5980円(税込)。モバイルバッテリーを持っていない方はプラス数千円の投資といったところになりますが、手を出しやすい値段帯なのも嬉しいですね!
<特徴>
■首に巻いて使うウェアラブル型のクーラー
■小型冷蔵庫と同じペルチェ冷却方式を採用
■プレート温度は外気温より-10~-15度
■強弱2段階切り替え
■強、弱を自動的に繰り返すゆらぎモード
■サイズ調整可能で女性でも男性でも首の太さに合わせてぴったりフィット
■お手持ちのモバイルバッテリーで使えるUSB方式
■生活防水&防塵設計
■軽量150g
<仕様>
・サイズ/最小:幅125× 高さ40× 奥行80mm 最大:幅180×高さ40×奥行145mm
・首周りサイズ/最小:約37cm、最大:約50cm
・重量/150g
・電源/USBバスパワー5V/1A
・モード/強モード/弱モード/ゆらぎモード
・温度(冷却プレート)/強モード:外気温よりー10~ー15℃、
弱モード:外気温よりー5~ー10℃
・ケーブル長(冷却プレート)/本体からスイッチまで:約38cm、
スイッチからUSBまで:約65cm
・使用時間(強モード使用時)/約5時間(5,000mAh)、
約10時間(10,000mAh)、約20時間(20,000mAh)
※モバイルバッテリー(別売)の容量に依存します。※周囲の環境によって異なります。
・材質/本体:ナイロン、冷却プレート:アルミ
・付属品/本体、サイズ調整パーツ×2種、日本語説明書
・パッケージサイズ/幅260×高さ70×奥行200(mm)
・パッケージ重量/約758g
・保証期間/購入日より12カ月
・発売日/2020/4/20
・型番/JAN/
【ブラック】TK-NECK2-BK/4562331784296
【ネイビー】TK-NECK2-NV/4562331784326
【ホワイト】TK-NECK2-WH/456233178431
これからの季節、熱中症などの危険性がありますので、こういったグッズを併用しながらマメな水分補給を行い乗り越えていきましょう!