小魚やエビ、果てはムシまでを視野に、その時期に最も「旬なベイト」を追いかけるバス…を追う!トップバッターは四国のスーパープロフェッショナル、赤松美陽さんの夏ベイトパターン! その日その時間のバスの嗜好を判断しつつ、テナガパターンと小魚パターンを使い分けていくのが赤松さんの流儀だ。
解説は赤松美陽さん!
テナガがデカけりゃバスもデカい! ビッグテナガパターン
赤松「これから夏にかけてもっともストロングなのはテナガエビパターン。なかでも、ガン流れの上流にはヨレや岩の隙間とかにデカいテナガがいて(手の長さを合わせると20~25センチ!)、アフター回復のデカいバスがそれを食べてるんですね。ニラみたいなウィードが生えていて、リップラップやゴロタなどハードボトムの絡む場所。パッと見に流れが強すぎると感じても、どこかしらに必ずヨレがある。そこが狙い目です」
強カレント・バックスライド戦略
【スペック】
●全長:4in ●入り数:5本 ●推奨フックサイズ:#4/0~#5/0(オフセット) ●本体価格:800円(税抜き)
赤松「捕食しているテナガがデカいから、ボリュームが必要。なおかつ重量があって流れに負けずに存在感のあるドリフトができること。だからコレです。余計なアクションを与えず、流れに乗せて(もしくは転がして)ヨレや反転流へ自然に送り込むことが大切です」
サイズ:4インチ
カラー:グリパンゴビー
超高比重マテリアルと幅広ファットボディ形状を採用することで、逆付けノーシンカー状態で比類なきバックスライド性能を持たせたアイテムが“カバースライド”です。テキサスリグやラバージグ等、シンカーの付いたリグでしか攻略できなかった、複雑に入り組んだカバーにもノーシンカーで容易に攻略が可能となりました。カバーの奥に潜むクレバーなバスに対してもナチュラルなアプローチで容易に口を使わせることができるでしょう。更には、自重約19gのウエイトがあるため、ベイトタックルでも抜群のキャスタビリティを誇り、アングラーに快適なキャストフィール…
テナガがダメならマッチ・ザ・小魚!(アユ&オイカワ)
赤松「エリアもスポットも、テナガともろかぶり! その日その時その場で、バスの嗜好がエビなのか、小魚なのかという問題。なので、状況に応じてルアーを変えてみる。落ちアユの時期とは違い、まだサイズがそれほど大きくないので、ルアーはヤミィフィッシュ3インチを使います」
テナガと双璧をなす上流の王道
【スペック】
●全長:3in ●入り数:5本 ●推奨フックサイズ:#1・1/0(オフセット) ●本体価格:480円(税抜き)
赤松「こちらも、流れに乗せてドリフトするのみです。上流では、これらと別のルアーで水面の釣りもありなんですが…長くなってしまうので気になる方はガイドに来てください(笑)」
足場の良い中~下流は水門を狙え!
赤松「テナガエビパターンは流域全体で共通。ただし中~下流はテナガのサイズがふつうでバスも産卵の遅いレギュラークラスが中心になります。足場の良さも含めてオカッパリで釣りやすいのはこちらの『ドリフトクロー』です」
【スペック】
●全長:4in ●カラー:10色 ●入り数:6本 ●推奨フックサイズ:2/0~3/0(オフセット) ●本体価格:800円(税抜き)
赤松「フックはダブルエッジ1/0(リューギ)。狙うのは水の動きがある水門、シェードなどになります。バックスライドで差し込みましょう」