暦の上では秋、しかし実際はまだ『夏』を引きずる微妙な時期だ。秋にふさわしく巻くべきか、それとも夏を意識して撃つべきか…。釣りユーチューバーでありながらガンクラフトとコラボ、先日ジョイクロのオリカラ「ないちゅーんブルーバックチャート」を発売したないちゅーんさんに、ため池を想定したルアーローテ術を伺った。
解説は新進気鋭の釣りYouTuber、ないちゅーんさん!
ないちゅーん「僕の地元でもある、中部地方の野池で撮影するなら…ということを頭に入れて選びました。小~中規模の浅い池が多く、9月終盤までは夏といって良いでしょう。日差しもまだまだ強いので、バスはシャローのカバーやシェードに着いています」
先発:とりあえずジョイクロで釣りたい。以上!【ジョインテッドクロー178F】
ないちゅーん「理論的なセレクトと言うより…ジョイクロで釣りたいんです! だから最初に投げるのは大抵コレ」
【スペック】
●サイズ:178mm ●重さ:2ozクラス ●タイプ:フローティング
前半ボディのジョイント接触部を削ることで可動範囲を大きく取り、その場でテーブルターンさせやすいないちゅーんさんの特別仕様。ピンポイントで時間をかけて誘うのにうってつけだ。
ないちゅーん「フローティング仕様ならばトップウォーターっぽくも使えるし、バスが沈んでいるならウェイトを貼ってレンジを合わせる。やっぱり大きいルアーには、大きいバスのアタックが多いです」
ないちゅーんさんの新たなオリカラ、「ないちゅーんブルーバックチャート」のジョイクロはオンラインストアでの抽選販売を行ったほか、先日「釣具のイシグロ 岐阜店」で行われたショップイベントでも販売、大好評のうちに完売した人気モデルだ。
中継ぎ:デカバスはブルーギルを食っている【ギルロイドベビー】
【スペック】
●サイズ:120mm(ブーツテール装着時) ●重さ:1.2oz ●カラー:全9色
ないちゅーん「ジョイクロはデカ過ぎて食わなくても、コレならば…というのもあるし、中部の野池にはブルーギルがたくさんいて、デカバスのエサとしては最高ですね。リップを外して波動を弱めにして、弱っているブルーギルが水面で悶えているような動きをイメージして使っています」
抑え:ジグやテキサスよりもザリガニっぽい【ダークスリーパー】
【スペック】
●サイズ:2.4、3、3.8in ●重さ:2.4in・1/4.,3/8oz、3in・3/8.,1/2.,3/4oz、3.8in:3/4.,1oz ●入り数:1個 ●本体価格:2.4in/680円、3in/700円、3.8in/720円
ないちゅーん「ダークスリーパーはとにかくピンク。濁った水質が多いから、単純に目立つんだと思います。カバーに投げて枝に引っかけてチョウチンで誘ったり、ボトムでバンプさせればザリガニっぽい演出もできる。オープンエリアでもズル引きして砂煙を上げ、跳ね上げた瞬間にリアクションバイトが獲れます」
ないちゅーんさんのタックルボックス公開!
ないちゅーんさんのボックスチョイスは、ジョイクロが入ることが大前提の『Rタンクフリー』。ギルロイドベビーとダークスリーパーに加え、『ガーグル』は表層でバズベイト、中層でスピナーベイトとして使えることを期待して入閣。野良ネズミマグナムは他のルアーと一緒に入れると素材的に影響があるので、普段はブリスターパックに入れて別持ちしている。