今週も始まりましたルアマガプラス編集部員による釣具自腹インプレ企画。気温もグッと下がりいよいよ秋本番。秋は色々な釣りがハイシーズンを迎えるので自称・マルチアングラーの大木は色々と目移りがしてしまうところ……。いや、待てよ、今年の秋取材や引っ越しやらでめっちゃ忙しいやん!(泣笑)。果たして釣り行けるのかどうかは分かりませんが、今回は取材でもプライベートでも、外で活動するうえでは必須なあのアイテムを購入したのでインプレさせて頂きます。
【Profile】
ルアマガプラス編集部・大木
元大型釣具量販店の店員という経歴を持つルアマガプラス編集部員。バスソルト問わず、幅広く釣りを楽しむことをモットーとする。得意な釣りはシーバスで、時間があれば地元湘南河川でロッドを振るう。特技はモノマネ。先日岐阜の某野池で釣った小バス。相模湖以来今年の釣運が尽きた模様。
ルアマガプラス読者の皆様、アロハ!
最近実釣取材が面白くて現場の楽しさを覚えつつある大木です。
以前ルアマガソルトの広告営業時代も月に1度インプレ実釣取材には行ってたものの、ガッツリとしたプロアングラーとのハードな同行取材はあまりなく、基本は社内、もしくはメーカーへの営業などが主な仕事でした。ルアマガプラスに異動してからは、当初は社内での記事作成が主でしたが、今年からはインタビュー取材やアングラーとの実釣取材など自身が取材したものを記事にする機会が増え、編集の仕事の楽しさや難しさなど日々勉強&葛藤しながら業務にあたっております。
ホントルアマガに携わる編集部やライターの方々の凄さを痛感する毎日です。フクシゲ記事作るのは早っ! フカポン記事オモシロっ! 天才(笑)!
諸先輩方を見習い日々精進するのみな今日この頃です。
そんな、社歴7年、編集歴ペーペーの大木に先月ルアマガプライムボス・古川から、なんと!恐れ多くも陸王オープン決勝のアングラープレスを頼まれてしまったのです!
古川「キング(※古川は大木のことを何故かキングと呼ぶのです)今度陸王オープンの決勝のプレスできないっすか? ルアマガモバイルで特命釣行とか陸王モバイル見ているなら多分やれますよ」
まさか恐れ多くも陸王に呼んで頂けるなんて……有り難く快諾させて頂きました。
しかし、陸王はアングラーによる真剣勝負のため、その取材は極めてセンシティブ。特に現在ルアーマガジン本誌で掲載され、セルDVDで映像化されているトッププロの方々の取材の過酷さは編集部の諸先輩方から聞かされていました。なので自分も取材に関する装備品に関しては一度見直した方が良いと考えたのです。
そんなこんなで今回は陸王取材向けて新たに買い直したとあるものをご紹介させて頂きます。
お洒落は足元!? いやいや陸王取材も足元からだ!!
今回購入したアイテム「ターギー2ミッドWP(KEEN)」
●サイズ:27.5cm ●カラー:CANTEEN/DARK OLIVE ●価格:11,276円 ※amazonにて購入
言わずとしれた大人気トレッキングシューズ! アウトドアシーンはもちろんタウンユースにも適したデザイン性でトレッキングやキャンパーはもちろん、釣り人からも多く支持されている名作シューズです。
KEENトレッキングシューズのロングセラー、軽量且つコンフォートな究極のデイハイクシューズ。快適性を追求した機能の数々と優れたデザイン、軽さと快適な足入れ感が人気。多目的ハイブリッドハイキングブーツ(ハイキング、ロングウォーク、レインシューズ、デイリーユース対応)
LIMITED情報:
【 Shadow/Burnt Ochre (1024071) 】
KEENトレッキングシューズのロングセラーTARGHEE 15周年を記念した…
実はこれまで釣りで使用していた靴もターギー2。釣りは勿論、プライベートのスニーカー各種もほぼKEENと、自称KEEN愛好家の大木(笑)。
ターギー2ミッドWPを選択した理由は、藪こぎに強いミッドカットだから
これまで使っていたターギー2はアウトレットセールで買ったもので、おそらく既存でリリースされているものよりも少し前のモデルのもの。
オカッパリのバスフィッシングやシーバスはもちろん、防水透湿性も備えているので船釣りの際にもガンガン使用していました。
そんなヘビーユース(トレッキングをしている方からしたらまだまだですが……)を続け5年以上。アウトソール部が剥がれはじめたり、そろそろ限界に近づいてきたタイミングで舞い込んだ陸王の取材だったので思い切って購入するに至りました。
上記の写真を見て頂ければ分かるように以前はローカットモデルを使用していましたが、今回はミッドカットモデルをチョイス。
ローカットモデルも着脱はしやすく、それでこそタウンユースにも使いやすかったのですが、ヤブを漕いだりする際に足首から枯れた草の切れっ端などが入ってきてしまうのが非常に煩わしく感じており、また雨天時の釣行の際にも、単純に足首からの浸水もより防ぎたかった部分もあったのでミッドカットを選びました。
履き心地も以前使用していたターギー2と変わらず良好。自分の足はかなりの扁平足で、普通の人ならあるはずの拇指球の下部分にあるアーチが全くなく、歩行の際、地面からの衝撃をダイレクトに受けるため足が疲れやすく、怪我をしやすい体質の足なのです。
ですがターギー2は立体設計がされたフットベッド(中敷き)と硬さがの異なる二種類のEVAを使用したミッドソールによりクッション性と安定性に優れているため、個人的に釣行後の足の疲労感は皆無!
またミッドカットモデルにおいても履き口が柔らかく、足入れも非常しやすい! さらにガゼットタンとヒールロックシステムにより紐を縛ると、しっかりとホールドされながらも足首は適度に動きやすく、足元が不安定な場所や長時間の移動の際でも快適にランガンをすることが可能なのです。
ターギー2ミッドWP 大木イチオシ点「つま先を守るトゥーガード」
履き心地の良さはさることながら、大木が個人的に気に入っている点が、KEENの伝統芸ともいえるシューズつま先部の「トゥーガード」。
KEENの創業モデルであり、ベストセラーを誇る夏の定番サンダル「ニューポート」から引き継がれたトゥ・プロテクションはつま先を守ることは勿論、内部にも適度な広さが保たれているため、指先のストレスも皆無。トレッキングを想定した安全性は、オカッパリの釣りにおいても有効。
歩くスピードが速い大木は、無意識に段差でつま先をぶつけることが多いのでこれがあるのと無いのでは安心感が全然違います。
ターギー2ミッドWP 大木イチオシ点その2「高い防水透湿性を備えたアッパー素材」
ターギー2ミッドはKEENの独自の防水透湿性素材「KEEN DRY(キーンドライ)」を搭載。完全防水でありながら高い透湿性を誇るため、雨天時などの釣行や取材にもうってつけ。またシューズアッパー部にはシリコン液を浸透させた、しなやかで丈夫な防水ヌバックレザーを採用、また防水性と透湿性を誇りながらも、随所に高い通気性と速乾性に優れるメッシュライニングを採用しているため、蒸れることなく、ドライで快適な履き心地も実現。
雨天時の取材や朝マズメのヤブなどは朝露で濡れていることも多いのですが、ターギーであれば上記のトゥーガードや防水透湿性の高いアッパーで濡れることもなく快適に歩くことができます。
ただし、当然のことながら、濡れていたり、苔が付いたりしたゴロタや斜め護岸、消波ブロックエリアなどはフェルトソールですら滑ることもあるので要注意です。
ターギー2ミッドWP 大木イチオシ点その3「軽さ」
ターギー2のもうひとつのイチオシ点はシューズ自体の軽さ。スポーツシューズや一般的なスニーカーに比べれば少し重く感じますが、トレッキングシューズの中では非常に軽く、透湿防水性などを備えながらも、片足500g(27cm)を切る重さなのです!
大木が行くバスやシーバスなどのオカッパリの釣りにおいては、本格的なトレッキング程く険しい場所を歩いたりすることはほとんど無く、むしろ歩きながら随所釣りをするので本格的なトレッキングシューズだと少しヘビー。しかし、ターギー2ミッドであれば、上記で述べたような履きやすさ、そして釣りの動作を妨げない動きやすさと軽さで釣行時のランガンも非常にしやすいのです。
陸王オープン取材時にも大活躍でした!
試し履きを前々日に済ませ、取材に臨んだ陸王オープン決勝。当日はAブロック(霞ヶ浦、利根川、印旛沼水系)チャンプ・梅地さんに同行させて頂き、釣り場をランガンしましたが、比較的足場が良いエリアがほとんどでしたが、草むらは朝露もあり、時折雨の降るようなタイミングもあったのですが、何ら問題なく集中して取材をすることが出来ました(肝心な靴の写真を撮るのを忘れてしまいましたが……)!
ルアマガ編集部にもKEENヘビーユーザーがいた!
実は大木以外にもルアマガ編集部にもKEEN愛用者がいました!
そう陸王をはじめビッグショット、ディーズスキャンダル、陸魂など、弊社映像部門を管轄するルアマガムービービッグボス・マシモPもKEENユーザーなのだ!
マシモP「俺も大木と同じ扁平足なので幅広で設計されてるKEENが履きやすくて愛用してるよ。今日はローカットだけど陸王をはじめとしたハードな取材のときにはミッドカットのターギーを履いてるかな。そーいえばこないだターギー3ミッドも買っちゃった(笑)」
マシモP「あとこだわりとしては吸湿&消臭効果を高めるためにツララの「くまのマークのインソール」を入れてます。オイニーがキツイと家族からも非難浴びちゃうからさ(笑)」
まさか釣りメーカーからもこんなグッズが販売されてたとは・・・。より長く快適に着用するためにもこういったアイテムを加えるのもアリですね!
さあ今月は陸王ダービー決勝の取材も控えているのでまたバリバリ活躍してもらわねば!
でもプライベートで履けるタイミングは来月…か(泣)。是が非でも履いて釣ってやるんだから!ww
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雨や増水といったファクターは時としてアングラーを助けてくれます。魚の活性が上がり、普段より強気のルアーチョイスなんかもOK!
ただ、魚の活性は高くても人間の活性は・・・。
あの田辺哲男さんの名言に「雨を喜んでいるか?」という言葉がありますが、アングラーならば雨を喜んで釣りにいかなければならない。
そのためには、まともなレインウェアや防水シューズなどちゃんとした装備が必要です。そこで筆者が購入したのが、コロンビアの「アウトドラ…