2020年に新たに11アイテムが加わり、全49機種の充実のラインナップとなった2代目ブラックレーベル 『BLX』。本シリーズでは、4名のDAIWAプロアングラーが実釣を通して『BLX』がもつ「ブランク性能」のポテンシャルとその使い分けを披露する。第2回は日本一フロッグを愛する男、”ウッチー”こと内山幸也プロが霞ケ浦水系をストロングな釣りで攻略する!
配信動画はこちら
BLX片手にウッチーが霞ケ浦水系を跳び回る!
【Profile】
内山幸也(うちやま・ゆきなり)
国内戦を経て単身渡米の後、帰国して早10年。アメリカ仕込みのストロングスタイルを武器に、琵琶湖で稀有なシャロー専門プロガイドとして一躍脚光を浴びる。現在は”カエルの人”として各メディアで活躍中。釣り業界きってのファッション通で、彼が手がけるフィッシングアパレルやバッグも要チェックだ。
魚をキャッチした時に飛び出すウッチー独特の咆哮「YEAH! HOOO!」を今回のロケでも聞くことができるのか!?
内山「おはようございます!!」
日焼けした肌に映える鮮やか過ぎるライムグリーンのカエルキャップを被って颯爽と現れたのは、フロッグの達人、”ウッチー”こと内山幸也プロ。
ロケに同行させて頂いたのは、陸王ダービーAブロック(関東エリア)に参戦するも、最近は毎週のように霞ヶ浦水系でデコりまくっているルアマガ編集部員・大場です。
この日の天気は快晴。初対面でしたが、とにかくウッチーの晴れ男オーラがハンパない。
DAIWAブラックレーベルを駆使して業界屈指のハイテンションアングラーに、関東屈指のハイプレッシャーフィールド・霞ヶ浦水系を攻略してもらおう、というのが今回のロケの目論見です。
竿先に結ばれているのは現在入手困難な某有名ビッグベイトに何やら見慣れぬ小型フロッグ。
内山「これですか? プロトのシンキングフロッグ『スナッピー』です!」
これはなかなか面白い釣りを展開してくれそうな予感。その一方で……
内山「カスミで釣りをするのはかなり久しぶりですね」
ここは泣く子も黙るドSフィールド霞ヶ浦水系。強気のタックルに不安を隠せないスタッフを尻目に、早速ウッチーは護岸際にテンポよくビッグベイトを投入していきました。
内山「僕、あんまりビッグベイト使いのイメージないですよね。カバー際をトゥウィッチでドッグウォークさせて探っていく釣りです。だからフロッグに似てますよね」。
なるほど〜。ビッグベイトとフロッグには思わぬ共通点があったんですね。
開始早々、ウッチーが職務放棄!? どうなるBLXロケ!?
前川のめぼしいポイントに黙々とキャストを続けていくウッチーでしたが……。
内山「まだチームワークないね、コレ。オレ楽しくない。みんなが真剣過ぎて。……今日、もう釣りやめた!」
えーっ!? どうやら無言の空気が何より苦手なご様子のウッチー。
もちろん、ウッチーの冗談ですのでご心配なく! 釣りそのものだけではなく、仲間や出会った人との会話も楽しむ。これがウッチー流コミュニケーション!
フロッグマンのビッグベイト術炸裂!
前川に続いて外浪逆浦へとエリア移動してビッグベイトを中心に探っていくものの、反応なし。
「やはりカスミはそんなに甘くないのでは?」と不安を覚え始めたスタッフの心配をよそに、ウッチーが次にやってきたのは常陸利根川の南岸です。
内山「あ〜、釣れそう」
いやいや、カスミ水系はそんなに甘くは……
内山「お、キタッ!よしゃ!YEEEAH!! HOOO!!! YEAH!!!!」
つ、釣れた〜!
雄叫びとともに水面から飛び出したのは見事な魚体の40アップ!
内山「だから釣れるって言ったでしょ〜! ありがと〜『BLX 74H』!ん〜、チュッ! チュッ! チュッ!」
竿とバスにキスを連発し、全身で喜びを表現するウッチー。
さて、今回ウッチーがビッグベイト用に使用している『BLX SG742HFB』とはどんな竿なのでしょうか。
内山「中型のビッグベイトをキャスタビリティー良く、操作性良く扱える竿です。あとは7フィート4インチのロングロッドなのでラインメンディングがすごくしやすい。こういった葦際にタイトにルアーを通すことができます」。
内山「いや〜、最高! 見て、このダンス。めっちゃいい動き出てるね〜! 竿先が入り過ぎないファーストテーパーなので、キビキビしたアクションをつけやすい。あとラインスラックも作りやすいのでリーリングで動かすような他のビッグベイトにもオススメです」。
とBLXの説明をしてもらいながら、1度ルアーを通し終わったストレッチを引き返しつつキャストを続けていると……
内山「おっ! 食った!」
まさかまさかの同じエリアで2尾目の追加に成功! ウッチー先輩、さすがです!
霞ヶ浦本湖でシンキングフロッグの本領発揮!
いい感じで午前中の釣りを終え、ウッチーが午後にやってきたのは霞ヶ浦本湖。ここでは、ヒシモが浮いているポイントの水面直下をシンキングフロッグ「スナッピー」(プロトタイプ)で探っていきます。
なんと1投目でいきなりヒット!
「YEAH!! ヒシモ、HOOO!!!」
今回ウッチーがスナッピー用に使用しているロッドは『BLX LG5111LFS』。
内山「中弾性のLGシリーズのモデルなので小さいシャッドやポッパー、フロッグなどのライトプラッギングに向いている竿です。フロッグを1日中ドッグウォークさせてると結構疲れるのでこれくらい竿先が入る方が楽にアクションさせることができます」。
今回も午前中の常陸利根川と同様、ヒシモエリアのストレッチを行って帰ってくる文字通りの「カエル(帰る)作戦」。
内山「そんなにしょっちゅう、行って帰ってきて出るわけがない……。おっ、キタ、よっしゃ!」
水面炸裂のメガバイト〜! 嘘でしょ〜!!
姿を現したのはこの日の釣行を締めくくるナイスプロポーションの40アップ! ウッチー釣り過ぎ!
内山「行きはヒシモのない側からヒシモの上に向かって通して(バスが)出なくて、帰りはヒシモの上に落としてドッグウォークさせてヒシモが終わるエッジで出た。フロッグのコース取りはすごく大事。行って帰ってをした方がルアーを通すコースが変わってくるので釣れる確率が上がります」。
ウッチー劇場これにて閉幕!
ウッチーらしいストロングな釣りで霞ヶ浦水系を攻略していった今回の釣行。そこには、ウッチーの強烈なキャラとトークの裏に隠された的確なエリア選択とアプローチの技術があることは間違いありません。その的確なアプローチを支えているものの1つがロッドです。DAIWA”BLX”は全49機種の充実のラインナップ。今回の釣行を参考に、皆さんも自分のフィールドや釣り方に合った1本を見つけてみてください!