ラバージグとはジグヘッドにラバースカートを巻いたルアーのこと。ワームやポークなどをセットして使用するのが一般的です。ジグ使いの達人である赤松健さんによれば、「とにかく食わせる能力が高い」ところが魅力なのだといいます。この記事ではさまざまなラバージグの特徴やアクション、セッティングをご紹介!
講師は赤松健さん!
【Profile】
赤松健(あかまつ・けん)
通称“AK”。ホームの琵琶湖や五三川を舞台に、圧倒的な釣果を叩き出す超新星オカッパリアングラー。ラバージグの達人として知られ、各メディアでも大活躍中。ルアーマガジン本誌では月ごとの詳細なシーズナルパターンを連載、分かりやすい解説に定評がある。
Q.ラバージグってそもそもどんなルアー?
A.「エサとおもちゃの境界線を曖昧にするルアーです!」
赤松「ラバージグのラバーには、シルエットをごまかす効果がある。『こんな生物は見たことないけど、エサかおもちゃか判断できない…』とバスに思わせる…みたいな。つまり、よくわからないけど食べちゃうんですね(笑)」
ラバージグに関して赤松さんが注目するのは「アイの位置」なのだという。
赤松「アイがヘッドの前方にあるものは、根がかり回避能力が高い。障害物や地形の変化をスルスル抜けてくれる。対して、フットボールのようにアイがヘッドの真上にあるものは、ストンと垂直方向に沈めやすい。浮き上がりを抑えて誘えるので、ボトム付近も攻めやすいんです」
Q.ラバージグはどうやって動かすべき?
A.「まずはフローフォールからのボトム放置」
赤松「ここぞという場所に投げ込み、ボトムまでフリーフォールさせる。ラバージグに苦手意識がある人は、まずこれを試しましょう。ヒットが集中するのは、着水から着底まで。そして着底から5秒以内です。これで反応がなければ、竿先で2センチくらい浮かせ、再び5秒待ってやりましょう」
Q.スイムジグって何ですか?
A. 「ベイトフィッシュを意識したジグです」
赤松「端的にいえば、ただ巻きで使用するラバージグ。いわゆる巻きモノと同じ感覚ですね。ボトムから50センチ以内を引くのが効果的。トレーラーワームがピロピロとアクションするスピードをキープしましょう。カバーやストラクチャーのキワを攻めるほか、ショアラインを探るのもありですね」
Q.ジグストって何ですか?
A.「スイムジグを使った食わせの技です」
赤松「スイムジグを追いかけてくるのに、バイトに至らないときに有効な技です。竿先を小刻みに前後させ、ヘッドを上下させる感じです。中層でジグを震わせることで、魚のバイトを引き出します」
赤松さんオススメのラバージグ&スイムジグ
AKラバージグ 13グラム[issei]+AKチャンク 4インチ[issei]
赤松「AKラバージグの前アイ+アーキーヘッドはスナッグレス効果が非常に高いのが特徴。地形変化のある場所を引くときも、石の隙間などにスタックしにくいので安心してボトムを引けます。同時開発したAKチャンクと相性バッチリ!」
ビビビショット 3.5グラム[issei]+ビビビバグ 3.2インチ[issei]
赤松「ビビビショットのフットボールヘッドは操作中の安定感がピカイチ。着底時も左右に倒れません。遠投性に優れ、しかも深場まで沈めやすい。リグが水平姿勢を保ちやすいのも魅力です!!」
ビビビマルチ 7グラム #3/0[issei]+キャラメルシャッド 5インチ[issei]
赤松「ビギナーはシャッドテールがオススメです。足元でテールが震える速度を確認したら、その速度を沖でも再現してやる。ビビビマルチはシャッドテールの動きを引き出しやすく、ゆっくり引けます。なお、ビビビマルチ #2/0を使うときは、キャラメルシャッド 4インチを合わせましょう」