シーバスのルアー釣りって面白いし、日本が誇るゲームフィッシュなわけですが、実はかなり釣りが先鋭化しすぎて小難しくなりつつあります。入門記事や動画を作ってこの釣りの楽しさを伝えるのもありなんですが、根本的な釣りの楽しさを伝えるひとつの方法としてチームルアマガが得意とするのが「釣りバトル」。競技要素があるスポーツは面白い! ということで、この企画の生々しい楽しみ方を今回はお伝えします!
試合という企画を受けてくれた勇気ある2人に感謝!
今回のバトルは安田ヒロキさんと髙橋優介さんという若き釣りプロが参加します。シーバスプロの2人です。釣りのプロを名乗る人たちの立ち位置は多様化はしておりますが、お二人は、その釣りの巧さを認められて、釣具メーカー看板を背負ったテスターだったり、社員だったりします。
つまり、アングラーとしての看板だけでなくメーカーとしての看板を背負っているとも言えます。
リターンとリスクの天秤が正直、釣り合わない気がするわけですが、それでも受けてくれる。それだけでプロだと思います。いや、これがリアルガチってやつです。
厳正なルールを元に行われるシーバスバトル
実は、この手のシーバスバトル企画は他社でも小社内部でも過去にあったわけですが、クライアントに忖度気味だったり勝ち負けによるリスクがあまり起こらないように配慮したりと正直骨抜きでした。
でも、小社のルアーマガジン誌の人気企画「陸王」というブラックバスの釣り対決企画は人気コンテンツとして高い評価を得ています。この企画は長い年月をかけて、ルールが練り込まれてガチバトル企画として成立、進化してきました。このお手本をもってシーバス釣りの楽しさも同じように伝えれないかと思ったわけです。
正直、シーバスのルアー釣りはやや敷居の高いエンスーな釣りジャンルになりつつあります。ガチのシーバスバトルの記事にしたって専門用語が飛び交うわけですが、「対決」ってやつのアングラーの息遣いはマジなわけです。その釣りの息遣いを感じて貰えれば、興味がある人はこの釣りの奥深さや楽しさを理解してもらえるはず。ガチのルールで競技性があり、高い公平さをもって企画しているのが当企画になります。
すべてを駆使して圧倒せよ!なルール
このシーバスバトルのルールの特徴はいくつかあります。特に注目していただきたいのはこちら、
1)釣りに使ったポイントを公開しちゃうよ!
もしかして、ここ、非難もあるかもしれませんが、あえてそうさせていただきました。必然的にメジャーで、誰もがアクセスできてトライできるそういった場所でに釣りになるわけです。そういった場所で釣ってこそプロとも言えますし、これから釣りを始めたいと思ってる人にとっては有益な情報になります。なにより、そういった場所での攻略の糸口をプロが提供してくれるわけです。その技術ってあらゆる場所で応用できる、ひとつの引き出しになるはずです。
2)自分が背負ってる看板のメーカーのルアーだけでない釣りもOKだよ
万能はルアーなんて存在しません。いいと言われるルアーはある人にとっては駄ルアーにもなりますし、悪いと呼ばれるルアーがある人には強力な武器になることも多々あります。
当バトルは自分のメーカーのルアーだけで戦うこともOKですが、ぶっちゃけてあらゆる状況に対応するためには限られたルアーだけでは戦い抜けません。勝つことを考えればの話です。
サポートされているメーカーや自身の作った、あるいは自身のメーカーのルアーはその特徴を理解しているから使いやすいわけです。その特徴を活かしきれない状況でも投げ続けても釣果が得られないのはあたりまえ。そういったことを踏まえて、敢えてライバルメーカーのルアーなんかをアングラーがチョイスしたりするシーンも対決にはあるかもしれません。
記者なんかそんなチョイスをするアングラーを猛烈に信頼します。適材適所を見抜き、ルアーをチョイスするわけですから、そのあと自社ルアーをゴリ推しされても、それにはワケがある!と思うわけです。このご時世、提灯、商売っ気だけでは消費者の信頼なんて勝ち取れませんって。
そういうルアーの使い方をするアングラーにはぜひ注目してください。あ、でも大人の事情で他社のルアー、契約外のルアーが使えないってこともあるかもしれませんね。それはそれでご愛嬌。ルアーを使い込み応用するって妙技を見せてもらいましょう!
「陸王」に出場するバスプロたちも自身のサポートメーカー以外のルアーは当然使います↓↓
シーバス24バトルの魅力 総括
とにかく、ガチンコでアングラーに挑んで頂くシーバス釣り対決です。試合への望み方はアングラーそれぞれではありますが、おそらくシーバスフィッシングの楽しさを伝えてくれるはずです。釣れるもリアル、釣れないもリアル。それをライブで楽しんでいただければと思います。
アーカイブとして記事は残されますので、試合後にじっくりとご覧いただくのもよいかもしれませんね。
第1戦のアーカイブ記事はこちら↓↓
ただ、忘れないでください。勝者にも敗者にも称賛と敬意を。ルールが伴う対決、撮影が伴う釣行ってのは、名うてのプロも歯車が狂いまくるプレッシャーってやつがありますからね。
最後に、バトルを見届けた上で各釣り場にいく場合、迷惑駐車やごみのポイ捨て等は絶対しないように!!では、楽しんでください!