初冬から翌年の初夏にかけて、エリアトラウトが最盛期を迎える。この時期を心待ちにしていたアングラーも多いはず。ベテランはもちろん、ビギナーや家族連れも存分に楽しめる季節が到来するのだ。そこで注目したいのが、難しいテクなしに誰でもカンタンに釣れる方法。独創的なルアーを生み出しているネオスタイルのネオさんに、エリア用フェザージグの使い方を解説してもらおう!!
フェザージグなら初心者も良型トラウトをゲットできる!?
エリア(管理釣り場)は、釣りの妙味を超手軽に堪能できる。
キャンプの合間に釣り未経験の仲間と楽しんだり、家族連れが子供に初めての魚を釣らせてあげる、なんて場面もあるはず。
そんなときに試したいのが、クレイジーボムを使った誰でも釣れちゃうカンタン釣法だ。その方法をネオさんに教えてもらおう。
ネオ「クレイジーボムを開発したきっかけは、大型釣具店の幹部に『初心者でも簡単に釣れるルアーを作って!!』と依頼されたこと。試行錯誤した結果、僕が行き着いたのはフェザージグでした」
ネオさんが開発したクレイジーボム・シリーズは、着底時に30~45度の水中姿勢を保持する。ちょうどフックを持ち上げるような姿勢なので、バイトの瞬間にハリが魚の口に入りやすいのだ。
水面に落ちた虫がゆっくり沈んでいく様子を演出できる
ネオさんがおすすめするフェザージグの釣り。
フェザージグとは、軽量ジグヘッドにフェザー(天然/人工の羽根)を巻いたルアー仕掛けのことだ。わずかな流れや水の抵抗を受けるだけで、自動的に揺らいでくれる。
それゆえにアングラーは何もせずとも(止めておくだけで)魚が釣れるのだ。
ネオ「クレイジーボムエアーは、虫をイメージして作ったルアーです。力尽きて水面に落ちた虫が、やがて水を含み、ゆっくり底に沈んでいく。そんな状況を簡単に演出できる。魚はエサだと思うのか、何度も追い食いしてきます。めちゃくちゃリアルで、しかもナチュラルなルアーなんです」
クレイジーボム・エアー(ネオスタイル)
【スペック】
●ウェイト:0.1g ●カラー:全3色 ●価格:520円(税抜き)
ネオスタイルのクレイジーボムシリーズの中でも、エアーは「ビーバーテイル」と呼ばれる天然皮革製のフラップが付いた超軽量フェザージグ。
ビーバーテイルとフェザーが水を受けることで、中層を漂うかのような超低速沈降を実現。自重は0.1gながら、水を含むので思いのほか投げやすい。
強めのフックを装備するので型狙いの釣りにも最適だ。
基本はボトム放置…だが、ほとんどは着底する前に釣れちゃう!?
では、クレイジーボム エアーの操作法は?
ネオさんいわく「何もしないのが最も釣れる」という。しかも、エリア用であればタックルの種類は問わない。手持ち/レンタルタックルでも楽しめるのだ。
ラインはPE0.2号+フロロ0.8号、ナイロン3ポンド、フロロ2.5ポンドを組んでおこう。
ネオ「投げたらボトムまで沈めるだけ。それ以外の操作は不要です。あえて付け加えるなら、ラインを空中に持ち上げておくこと。ラインの弛みが揺れたら、それはアタリがあった証拠です。クレイジーボム エアーは、捕食本能だけでなく、縄張り意識の強い良型の攻撃本能を刺激できます」
「超低速沈降なので(=魚がルアーをじっくり見る)、しばらくするとアタリが遠のいたりする。そんなときはカラーを変えましょう。ちなみに僕が好きなのは自然なライトオリーブです」とネオさん。カラーは全3色が発売中だ。