世界的なフックメーカーとしておなじみの「がまかつ」。そのルアーブランド「ラグゼ」から2021年に新発売されるのが『アベンジクランク400』だ。特定レンジだけを泳ぐ従来のディープクランクとは違い、表層から水深4mまでの幅広い泳層を舐め尽くすように攻略できるクランクなのだ。
狙うのはディープレンジだけじゃない!
アベンジクランク400(ラグゼ)
「アベンジクランク」はディープクランクにふさわしい特徴的なロングリップを持つが、潜行角度が浅く設定されているため巻きの速度に応じて攻めるレンジを自在に操ることができる。
長いリップと安定した潜行姿勢のおかげでストラクチャーの回避性能も高い。障害物をスルリとかわしやすく、ウィードに潜っても切りやすいのはもちろん、丁寧にほぐせばイージーに抜けてくる。
【スペック】
●タイプ:フローティング
●全長:75mm
●自重:24g
●カラー:全8色
●価格:1,700円(税抜き)
タングステン球で安定の飛距離を追求!!
タングステン球を用いた重心移動システムを搭載し、キャスト時は重心が瞬時に後端まで移動して空中でルアーか回転しにくい。
結果、飛行姿勢が安定するので大きなリップにも空気抵抗が掛かりにくく、十分な飛距離を稼げる。
プロスタッフ・磯村雅俊さんに聞く「アベンジクランク」
【Profile】
磯村雅俊(いそむら・まさとし)
琵琶湖でのフルタイムガイドを生業とするラグゼのプロスタッフ。今回紹介するアベンジクランク400とアベンジスピンの開発へ密接に携わり、釣るためのこだわりを入魂している。
4mレンジをカバーするディープクランクですが、既存モデルとの違いとは?
磯村「一般的なディープクランクは、できる限り長い時間『深いレンジだけ』を攻略するのが目的なので、垂直に近い急角度で潜行していきます。でも、コイツはどちらかと言うと『水平』。水面直下から4mまで、すべてカバーするためのクランクなんです」
目標レンジに潜り込む…というより、レンジを自分で決めて泳がせられるクランクなんですね。
磯村「浅い角度で潜行することでプロダクティブゾーンが広くなり、中層にいるバスにも時間をかけてアピールすることができます。また、水平気味の泳ぎなので引き抵抗が軽く、1日中使い続けても疲れにくいモデルに仕上がっています」