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アジング アジングの教科書 リール

アジングのためのリール選び講座。小型で軽く、丈夫なリールを選ぼう!【アジングの教科書 #003】

深谷 "フカポン" 真

深谷 "フカポン" 真

  • 公開日:2021/04/01


アジと言えば、アベレージで20cm前後。60cmを超える巨大アジもいるぜ! というお話はおいといて、基本「小魚」の類です。そんなターゲットを釣るために必要なリールの機能について勉強しましょう。小魚相手に、大層なリールはいらないと思いますか? ある意味その考えは正しく……ですが、そうではない部分についてもお伝えしたいと思います。

【第3章】アジング用のリールを知ろう

今一度、釣る魚の種類を確認いたしましょう。アジとひとくちにいっても、数種類が存在します。マアジ、メアジ、マルアジ、シマアジ、ムロアジ、ギンガメアジ、ロウニンアジと様々で、基本、連載で釣りの対象としているのはマアジやメアジ、マルアジですが、サイズは20cmから30cm程度の平均サイズとなります。

マアジ。九州から北海道南部まで生息。アジングのメインターゲット。
こちらはマルアジ。尾の付け根のヒレ、ぜいごの角度(マアジよりなだらか)などでマアジと判別。
メアジ。九州、四国、沖縄など比較的南に生息する。沖縄などではガチュンの名称で知られる。
シマアジ。比較的大型で、あまりアジングの対象魚にはならない。
ムロアジ。こちらも、沖を回遊する生態のため、あまりアジングの対象にはならない。
ロウニンアジ、ギンガメアジなどの幼魚。通称メッキ。こちらはアジングの対象になることもあるがメインターゲットではない。

対象魚のサイズを鑑みると、ロッドそのものが軽量で、それに合わせたサイズのリールでバランスを取る必要があるので、大きなリールを使うことは稀です。具体的に購入すべきリールのサイズは後述しますが、基本的にスピニングリールと呼ばれるリールを使用します(もう一種類はベイトリール)。

では、どのようなスピニングリールを選べばいいのか、具体的に解説していきましょう。

【Part.1】500〜2000番台と表記される小型リール

スプール(糸が巻いてあるパーツ)に数字が刻まれており、基本的に500〜2000番台のリールを選ぶと良い。

スピニングリールの糸を巻き付けておく部分をスプールと呼ぶのですが、そのパーツにリールのサイズを表す番手が書かれています。この番手表記は小さいほど小型であることを意味します。メーカーによって多少規格が違いますが、アジングの場合500〜2000番表記のリールを選んでください。

アジングをメインに考える場合は500〜1000番台がオススメ。あとシャロースプールを選んでください(浅溝タイプのスプール)。SだとかSSだとかSSSの表記があります。

アジングの他の釣りにもリールを転用したい場合は2000番台がオススメです。

ロッドとリールのバランスが大事!

推奨しているリール番手より、例えば大きいとアジング向きではないのでしょうか? 下の写真は、ルビアスエアリティLT2500XH(DAIWA)と6ft5inのアジングロッドの組み合わせです。ちょうど、ロッドの重心が人差し指で支えているあたりにきます。このあたりを握れば、振り抜きのバランスも良く、なおかつロッドから得られる情報もMAXに近いので、良いタックルバランスと言えます。

基本的に、握るグリップの位置が極端に前後しない重量バランスでまとめることができれば、500〜2000番台のスプールサイズのリールにこだわる必要はありません。このバランスに持っていきやすいのが500〜2000番台というだけですので、あまり深くこだわりすぎず道具選びをする柔軟さもあっても良いかもしれません。

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【Part.2】軽量に拘ったリールよりも、ほどよく軽く、丈夫なリールを!

アジングの場合、魚が小さいからリールの丈夫さ、剛性はあまり重要視されない傾向がありますが、実はかなり重要です。アジは青物に分類される魚で、よく走る魚でもあり、それなりにリールに負担が掛かります。

ロッドの感度などを助けるために軽いリールが重用されがちですが、軽さはほどほどに、なるべく丈夫なリールを選ぶことが肝要です。具体的には180〜200g以下のリールであれば、あとはロッドとのバランスになりますので、十二分な機能を果たすでしょう。

トラウトなどは巻き感度などが重要視されるので、軽量で強いことが正義な部分がありますが、アジングの場合はさほど巻き感度は重要ではありません。これはフォール&ドリフトの釣りが主体だからだと言えます。

【Part.3】ドラグは滑らかでトルク感のあるタイプが理想

ドラグとはリールに備わるブレーキでありラインブレイクを保護するショックアブソーバーになる機構で、ファイト時に魚に負荷を掛ける機構でもあります。負荷を掛けることで、魚を疲れさせファイトを優位に導くことができます。

「ドラグの滑り出し、スムーズさ」「ドラグの効き」などが性能を語る時に出てきますがアジングに関して言うと高性能であるに越したことはないですが、それなりの性能があれば問題ありません。掛かった負荷に対してスムーズにドラグが効く滑らかさと、もったりとしたトルク感のあるドラグの効き方をするリールが理想です。



【Part.4】ギア比はノーマルがオススメ

リールにはギア比というものが設定されています。ノーマル、ハイギア、ローギアとざっくり3種設定されています。現状ハイギアが人気で、ルアマガプラスでもハイギアを勧めている時期がありましたが、現時点ではノーマルギアのモデルをオススメしています。購入時にさほどシビアになる必要はありませんが、できればノーマルギアモデルを選ぶようにしましょう。

【Part.5】リールに必要な機能総論

比較的軽量で、丈夫。ドラグに関して言えば必要最低限の機能が備わっていれば十分です。巻きのスムーズさなど引き合いに出すとキリがないですし、細かなところに拘っていくとリールの価格が釣り上がります。ですが、低価格帯のリールだと、性能にムラがあることから、可能な限り中〜高価格帯のリールを選ぶことをオススメします。

では、具体的に初心者向けのリールと、今、オススメできる中級者以上向けのリールをピックアップしていこうと思います。

ビギナーにオススメしたいリール3選

まずは、アジングという釣りにエントリーしたいと考えているビギナーにオススメしたいリールを3つ選んでみました。今回はあえてアジングに特化させるという意味で、500〜1000番台のスプールサイズのリールをチョイスしています。

『ナスキー500(シマノ)』実売価格7,600〜8,000円前後

ベスト・オブ・低価格アジングリールのひとつ。2021年になって待望の500番台がラインナップされました。ドラグに関してはアジングに必要な最低限の機能を備えていますので価格帯的に、初心者にもオススメでき、なおかつ剛性も高いのでピックアップしました。重量も175gと許容範囲です。

『サハラ500(シマノ)』実売価格6,000〜7,800円前後

位置づけ的にはナスキーの下位機種。こちらも2021年になって500番台が追加された機種。スペック的にも整っていて、十二分にアジングに使えるリール。こちらもナスキーと同じく175gですので、重量的にも許容範囲。アジングを始めるのに最適な1台と言えます。

『レガリス1000S(DAIWA)』実売価格7,500円前後

DAIWAの低価格帯リールの中では、非常にコスパの高いモデル。レガリスの下位モデルのレブロスも候補にあげてもよいが、レブロスは185g、レガリスが200gと少々重量差もあるのでここはこちらをオススメ。

中級者から上級者向けアジング向けのリール4選

ここからは、多少、金額的な制約を儲けず、現代アジングにオススメなスピニングリールを3つ選んでみたいと思います。いずれもシャロースプール、ノーマルギアをお選びください。

『ソアレBB 500S(シマノ)』

価格的には中価格帯でありながら、「これで十分」とエキスパートに言わしめるスペックを持っているリールがこちら。ベテランはこの機種をベースにワッシャーなどの調整を行いアジング向きにさらにセッティングしていたりする。迷ったらこちら!

『月下美人MX LT1000S-P(DAIWA)』

DAIWAのライトゲーム専用機。DAIWAの前後機種のフリームスと比べると価格帯は少し上になるがこれはおそらくボールベアリング数などの差異。この機種にくらべてフリームスは2021年4月にモデルチェンジと新型化されるためDAIWA派ならば競合候補に入れてもよいかもしれないですが、本記事では実績のある月下美人MXを推させていただきます。

『ヴァンシキッシュ 1000SSSPG(シマノ)』

高価格帯リールのなかでは、ベテランにも支持されるスペシャリティなリール。ライトゲームの分野では最高峰リールのひとつと言えます。145gという超軽量さもその理由のひとつ。短く、軽いロッドなどにも相性が良いです。やや剛性に難ありと評価する釣り人もいますが、毎日釣りをするわけでなければ無問題です。

剛性まで視野に入れるならばステラの1000番台、アルテグラの1000番台も良いかもしれません。

『イグジスト FC LT1000S-P(DAIWA)』

DAIWAのフラッグシップ機で、こちらもアジング上級者の信頼の厚いリール。DAIWAからはルビアス・エアリティという最新の超軽量モデルも発売されていますが、使用感が確認できないためにこちらをチョイスしました。

アジングのベイトリールでの釣りはないの?

アジングは、基本スピニングロッド、スピニングリールを王道とした釣りだと言われていますが、近年、ベイトリールの性能向上もあり、ベイトリールでアジングを楽しむという人も、若干ですが増えてきました。今回は筆者が個人的に厳選しました、アジングにも使えるベイトリールを2種紹介しておきます。

『アルファスAIR TW(DAIWA)』

超軽量リグを投げることを前提にした場合に選びたいのがこちら。ベイトリールは右巻き、左巻きで仕様が異なるので購入時には注意。ベイトフィネスと呼ばれるジャンル用のリールで、超軽量ルアーを投げることを前提に設計されています。

なおかつ、このモデルはセッティングされているスプール口径がΦ28mmと小口径で、アンダー1g以下のリグをキャストすることを前提とした場合、非常に武器になると言えます(ラインスプール口径が小さいほど軽いリグ向き)。

『アルデバランBFS(シマノ)』

シマノ派であるならばこのモデルがオススメ。ベイトフィネスアジングを楽しむ人が候補にいれるモデルの筆頭格。現モデルは2016年に発表されたモデル。スプール口径はΦ32mm。SLXベイトフィネスもこの初夏から発売されるので注目したいが、軽量リグのキャストに関してはアルデバランBFSに軍配が上がるとの情報もあるので、ここではこのモデルを紹介しました。

アジングリールのためのチューニング【アジングマニアックス】

上級者になると、リールのチューンなども楽しまれている人がいます。リールメーカーから発売されているチューンドパーツを装着したり、社外品のものを活用する人もいます。

アジングの場合、ハンドルの換装、ドラググリスの変更、内蔵されているボールベアリングパーツの変更などで性能アップを図ります。

例えば、アジングのパイオニア的メーカーのサーティフォーの家邊克己さんなどはハンドルをアルミ製のダブルハンドルに換装されますが、これは軽量化と暗闇でハンドルを掴みそこねないようにという利便性を求めてのチューンになるそうです。

ドラグに関しても、アジングに適したドラグの効き方を意識するために、ドラググリスの変更なども行うようです。グリスひとつでドラグの効き方がかなり変わりますので、自身に合う商品を探すのも良いかもしれません。

アジングの教科書の情報一覧

アジングの総合的な入門・応用を意識した教科書として機能するよう記事を掲載中!

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2021.04.01

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