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アジングの教科書 アジング アジング仕掛け ライン

アジング用のラインの選び方。その最適解!【アジングの教科書 #004】

深谷 "フカポン" 真

深谷 "フカポン" 真

2021.04.16

ロッド、リールとくれば次は、ライン! アジングをするときのラインはどんなのが良いの? ここではアジングを楽しむために必要なラインの種類と特徴をお伝えしたいと思います。

本連載は連載後に書籍化予定です。webで全コンテンツが閲覧可能ですが、まとめてご覧になりたい場合は連載終了後に書籍をお求めください。←↓まとまりました! 併せてご活用ください!

第4章 アジング用の糸(ライン)について知ろう、選ぼう

さて、釣りをするのには糸がいります。ルアー釣りでは「ライン」と呼称することが多いので覚えておきましょう。

単純にラインは細ければ切れやすく、太ければ切れにくいという大前提があります。となると切れない太いラインのほうがいいのではないか?というと、そんな単純な問題ではありません。

糸が太いと魚に糸の存在が認識されて、釣果が落ちてしまうこともありますし、水の抵抗が大きくうまくルアーが泳がなかったりと様々な問題が生じることがあります。このあたりは使うルアーのバランスによるのですが、1g前後のルアーを扱うアジングの場合、極端に太いラインを使うことはあまりありません。

つまり、狙う対象魚、ルアーのサイズ、そして釣り方によって使用されるラインも変化します。では、記事で取り上げるアジングを楽しむにはどんなラインがよいのでしょうか。

基本となる強度は1〜2lb(ポンド)。号数で0.25〜0.5号。ちなみに1lbは約450gの強度です。アジは平均的に200g前後の重さですので単純にぶら下げたり、抜き上げたとしても強度的には十分ということになります。

となりますと、ジグ単仕掛けのメインラインの標準としては1.2lb前後の0.3号と考えてください。このあたりの強度感とラインの太さを基準にライン選びをしましょう。あとはシチュエーションにあわせてライン素材を選ぶことになります。

細いラインほど、水馴染みが良くアジのいる水深に素直にルアーを送りやすくなる反面、当然ながら強度に不安がでてきますので、自身のスキルに合わせて選ぶ必要があります。そういった意味で0.3号を基準として考えてください。

リーダーと呼ばれる先端に結ぶラインは0.8号、3〜4lb前後を標準と考えるとよいでしょう。こちらは狙う魚のアベレージに合わせて前後させます。リーダーはメインラインよりも若干強度を上げることが推奨されています。

近代アジングをささえる3種類のライン

ラインには、太さ、強度、素材の3種類の指標があり、太さと強度に関しては相関関係にあります。

まずは素材について解説しましょう。まず、素材で用途が変わってきます。現状はエステル、フロロ、PEの3種類をアジングラインとして推奨しようと思います。定番となっているナイロンラインはリーダーとして使用することはありますが、現状、アジングではオススメしません。

【Part.1】エステル系素材(おすすめ主力ライン!)

エステルもしくはポリエステルと呼称されるライン。現代アジングの主力ラインになっている素材です。店頭や検索などではエステルラインと言ったり入力すれば理解してくれるはずです。アジングのパイオニアとして知られるサーティフォーの家邊克己プロがアジングに採用して以来、爆発的に普及し始めた素材で、アジング用として各社から発売されるようになりました。

張りがあり、伸びが少なく、水馴染みが良いことからフォールを主体とするアジングにマッチする素材ということで、非常に使いやすいラインです。吸水性も低いので意外に耐久力があります。

伸びが少ない性質ゆえに、ライン強度に達すると急に切れるため、ラインブレイクしやすい、強度が無いと勘違いされることがありますが、弱いわけではありません。

アジングは突き詰めていくと、潮の流れを掴み、アジの固まっている水深を見つけ出し、そこに長くルアーをアプローチしていく、レンジ(水深)コントロールが重要な釣りになります。そのレンジコントロールを高い精度で行うことができることから、この連載でも基本として推奨するのは、このエステルラインになります。

飛距離も出やすいのが特徴です。

【Part.2】フロロカーボン系素材(通称フロロ)

ルアーゲームのなかでは、メインラインのほかにリーダー(メインに巻くラインの先に結ぶ根ズレ防止用ライン)などにも使用されることの多い素材のライン。エステルのリーダーにはフロロカーボンのリーダーを結ぶことが多いです。

フロロカーボンラインだけでアジングをすることもあります。リーダーなどを結ばずに直接、ルアーを結んで扱えることから、初心者などに人気があります。

特徴としては比重が水より重く、沈みやすい特徴を持っています。比較的張りがあり、水馴染みがいいのですが、前述のエステルラインにやや劣ることから、現在は2番手ラインとして認識されています。

ですが、水深が浅いエリア、アジが比較的浅い水深に固まっている場合は、その扱いやすさが武器になります。

エステルやPEに比べるとややキャスト飛距離が落ちやすい傾向があります。

【Part.3】PEライン系素材

海のルアーフィッシングのメインラインの主力として扱われているのがPEラインです。PEラインの素材は高分子量ポリエチレンで、PEはポリエチレンの略称となります。このPEの極細の原糸を複数本編み込んだり、束ねて一本のラインに仕立てたのがPEラインです。

特徴としては、圧倒的な直線強度、低伸度(伸びにくい)などがありますが、岩などの障害物とスレると切れやすいというデメリットもあります。また、柔らかさゆえに風の影響、潮流の影響を受けやすいというデメリットも存在します。

また、他素材よりも比重的に浮きやすい特徴があり、これはメリットにもデメリットにもなっていましたが、比較的水深のあるエリアのレンジゲームが主力となるアジングにおいては、近年、使い所が難しいラインではありました。

ですが、シンキングタイプのライトゲーム専用PEなどの登場により、その使い勝手は向上しつつあります。

ちなみにですが、PEの場合は、フロロカーボン製のショックリーダーなどを先端につなぐ必要があります。

飛距離が出やすく紹介した3種類の中では、最も太さに対して相対的に強度が高いラインです。

 ジグ単飛ばし浮き系仕掛けメタルジグ強度浮力伸びやすさ飛距離
エステルライン低い伸びにくい
フロロカーボン低い伸びにくい
PE高い伸びにくい
ナイロン高い伸びやすい

2021年度オススメのアジング用ライン

標準はエステル系ライン。エステルは扱いが難しいと考えている人もいらっしゃいますが、現代アジングゲームをより楽しむには必須ラインと言えます。扱いにくいといっても、扱い方の基本を知っていれば、他の種類のラインと遜色ない使い勝手になります。

ラインの扱い方については、釣りの準備の章にて詳しく解説しようと思います。

あとは、状況に応じてフロロカーボン系、および、PE系ラインを使っていきます。ナイロンラインの使用に関しては今回は除外しました。

ピンキー 0.3号(サーティフォー)【エステル系】

エステルラインのアジングでの活用術を広めた家邊克己さんがプロデュースするエステルライン。様々なラインカラーを試し、最も見切られにくいのがピンクだったことから採用されたカラー。その象徴的なラインカラーを意識してピンキーと名付けられている。パッケージには耐えられる重量がわかりやすくグラム表記で明記されている。

鯵の糸0.3号(サンライン)【エステル系】

エステル系のラインの場合、メインラインの先にリーダーを結ぶのが基本。こちらのラインももちろん、そういった使い方をするのがマストなのだが、アジのサイズや状況においては、リーダーを使わずそのままルアーを結んで使うこともできる。しなやかだが、伸張性は低く、エステルラインのメリットがしっかりと生きている定番ラインです。PEほどは柔らかくはありませんので、風や潮の影響も最低限に抑えることが可能です。

アジングマスター エステル レッドアイ0.3号(バリバス)【エステル系】

エステルは低伸度ゆえに、やや硬く張りがあります。そこが弱点になる局面も多々ありましたが、このラインは低伸度はそのままに、しなやかに扱いやすくなっているのが特徴です。扱いやすさが伴えば、エステルほどアジング向きのラインは現状ありません。

月下美人TYPE-F2 3lb(DAIWA)【フロロ系】

釣具店やネットショップなどでも、手に入りやすいフロロカーボン製ライン。狙っているエリアが10mより浅かったり、魚が表層に浮いているような状況だとフロロカーボン製ラインが使いやすい。初心者にも使いやすいので、武器になります。最初はトラブルレスが一番です。

アバニ ライトゲームスーパープレミアムPE0.4号(バリバス)【PE系】

PEはエステル、フロロなどよりもやや価格的には割高感があります。飛ばしウキを使ったり、キャロライナリグ系のアジングで遠投が必要な場合は、PEなどを選択することもあります。通常のジグ単でも、ボートアジングをやったり、ベイトリールを使う際はメインラインとして使用することもありますので、出番は少なくありません。予め、狙うアジのサイズが大きいことがわかっている場合なども有効な選択になります。

シンキングPE ライム0.3号(ティクト)【PE系】

こちらは2021年度に発売になったライトゲーム専門メーカー、ティクトの沈みやすいPEライン。本来、PEはラインが撚られていたりと沈みにくい性質があり、アジングでは特殊なシーンでしか威力を発揮しづらい性質があったのですが、沈みやすい加工がなされており、「沈みにくい」というデメリットが消されていることから、選択肢のひとつとしてとりあげてみました。

メインラインの対というリーダーについて

リールのスプールに100mの単位で巻き込むメインラインがあり、ルアーを結ぶ先端に結ぶラインがリーダーと呼ばれています。これが基本です。

アジングの主流となっているエステルライン、およびPEラインなどを使う場合は先端部分にそのリーダーを40〜100cmほど繋ぐことで、障害物などによる根擦れや、魚の歯などによるラインブレイクを防ぐ仕掛けをほどこします。

使用するのは0.8号の3lb(ポンド)クラスを基準に状況に合わせて強度を変えていきます。

アジは歯がありませんが、エステルラインやPE、メインラインが細いフロロカーボンラインなどの先にリーダーを結ぶことになります。

基本的にはリーダーと明記されている商品を利用することを推奨しますが、フロロカーボン製のラインであれば流用できます。リーダーと明記されている商品は特殊なコーティングがされていたり、根擦れに強くなるように対策されていたりするのでオススメです。

2021年オススメのアジング用リーダー

基本的にフロロカーボン製を推奨します。前述したとおり、0.8号、3lbクラス(約1.4kg)を基準に用意しましょう。値段帯も幅広いですが、性能は価格に比例するといっても過言ではありません。メインライン同様に釣りのキモになりますので、快適なアジングを楽しむために、ライン類に投資することは結果、コストパフォーマンスがよくなります。

シーガー プレミアムマックスショックリーダー4lb(クレハ)

価格的にも求めやすく、最高クラスのリーダー。シーガーにはグランドマックスショックリーダーという別のアイテムも存在しますが、こちらはそちらに比べて柔らかい特徴があります(グランドマックスは張りがある)。使うロッドや状況にもよりますが、アジングにはやや柔らかいリーダーをオススメしています。

リーダーではなくラインを流用したらダメなの? ナイロンはだめなの?

リーダーは30〜50m巻きで販売されていることが多い商品です。よく質問を受けるのが同じフロロカーボン製のラインは流用できないのかという話です。そのほうがお得だと思いますよね?

ぶっちゃけた話、流用可能です。必要な太さ、強度を持っているラインであればそのまま転用が可能です。ですが、リーダーと呼ばれる専用商品は、障害物による根擦れや、魚の歯などによる摩擦などのインパクトに強いコーティングなどがなされています。リーダーとして使う場合は、専用がオススメです。

ナイロン製のリーダー、もといラインはだめなのか? そんなことはありません。特徴を良くしった上で使うのであれば武器になります。例えば、比重の関係でどうしてもフォール速度が遅くなりますので、それを利用するのも一つの戦略です。ですが、汎用的に利用するには現代アジングに向いていない一面があり、この連載では紹介していません。

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