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アジング用のフック、ジグヘッドの選び方。【アジングの教科書#005】

深谷 "フカポン" 真

深谷 "フカポン" 真

2021.04.20

さて、アジングのメインストリームとなるのはジグ単と呼ばれる、ジグヘッドフックにワームをセットした仕掛けでアジを狙う釣法です。これはその仕掛けだけで狙う釣法を指しますが、その他の仕掛けで狙う場合も重要になってくるのが釣り鉤、つまりフックです。今回はアジングに多用するジグヘッドフックについて掘り下げてみたいと思います。

(本記事は連載終了後に書籍にまとめられる予定です)

第5章 アジング専用のジグヘッドフックについて

アジングフックの主力となるのがジグヘッド。そのジグヘッドも近年は「アジング専用」もしくは「ライトゲーム用」と謳われており、特にアジ専用は形状を含めて特化していると言っても過言ではないでしょう。

基本的にオモリのヘッドにフックが装着されているシンプルな形状になっています。そのヘッドのオモリはアジを意識した場合、軽くて0.3g、重いのは3g前後くらいまでがジグ単を意識したウェイトセッティングになります(特殊な場合は除く)。

各所の名称は、ルアーフックの基本ですので、覚えておくと便利です。フックアイ、ヘッド、シャンク、ゲイプ、ベンド、ポイント。

フックアイとポイントを結ぶ線と、ポイントの向きの直線方向。そこがフックのフッキング性能を左右するエントリーアングルθ。その角度が狭くなるほど貫通力が上がり、広くなるほどフッキングの機会は増えますが貫通力が劣ります。

Part.1 フックの形状 オープンゲイプ

特にスタンダード化しているのはオープンゲイプ形状のアジングフックです。これもアジングのパイオニアとして知られる家邊克己さんが使用を提唱し、広まっていったジグの形状です。

フックのポイントが外側に開き、ゲイプが広がっていることから、オープンゲイプもしくはオープンギャップと呼称されます。

ストリームヘッド(サーティフォー)。アジングシーンに、オープンゲイプ(オープンギャップ)形状のフックの有効性を広めた、家邊克己さんが設計した異色のフック。フックポイントが、糸を結ぶフックのアイ部分に対して開いた角度になっているのが特徴。ヘッド部も流れの影響を受けにくく姿勢が安定する形状で、ワームのドリフト(漂わせる、流す)能力が高い。
ダイヤモンドヘッド(サーティフォー)。こちらも極端なオープンゲイプ形状デザインのアジングフック。しかし定番としてセールスを重ねているフックです。ヘッドのきらめきも集魚に役立っている。ストリームヘッドよりアピール力が必要なときに選択されます。
アジスタ(ティクト)。人気のアジングフックでオープンゲイプ形状の定番フック。金鉤になっていたり、ヘッドに水受けのよいカッティングがされていたりと、操作感に優れる。定番のオープンゲイプフック。アイが大きいのが老眼に優しい。

アジはエサを吸い込むように捕食することが多く、ジグ単の仕掛けはその習性を利用して、ルアーをアジのいる水深に漂わせ(場合によってはアクションさせ)捕食させます。

アジの口は薄皮構造。そして、エサを吸い込んで吐き出すを繰り返す魚です。

アジはエサを吸い込んで、吐き出すを繰り返すタイプの魚ですので、その吸い込んだルアーが腔内に残った状態で反転したり、魚が走ったりすることで勝手にフッキングしたり、場合によってはアングラーがアワセることでフッキングするわけです。それどころか、ちょっとラインが張っただけで鉤がかりすることもあります。

この所作を考えた場合、なるべく腔内にルアーを留めておけるフックの形状はなにかと模索した結果、鉤先が外側に向いたオープンゲイプと呼ばれるフック形状が良いと考えたのが家邊さんです。

ポイントが外に向いているため、吸い込んだり、吐き出したりする際に鉤先が、腔内に引っかかりやすい、つまりフッキングの機会が増える効果があります。

本来、オープンゲイプのフック形状は、フックそのものに負担をかけたり、貫通効率に劣るとされている形状なのですが、アジそのものの口の構造を考えた場合に非常に有効に機能することから、定番化しています。

【アジングマニアックス】オープンゲイプ形状のフッキングの原理としてはフックポイントがロッドやラインにより引っ張られる方向と大きくズレるため、刺さると言うよりは引っ掻く方向に力が働きやすい形状になります。バレの原因はフックの刺さった部分の穴が大きくなったり、割けたりすることで起こるので、原理的にはバレを誘発しやすく、フックのベント部に負担をかけかねません。しかし、アジは腔内のフックが刺さる部分が薄い皮のような構造になっているので、一度、ポイントがきっかけを掴み立つことで、貫通しやすい特徴があります。ですので、オープンゲイプの形状のメリットであるフッキングの機会が多くなるという部分が活きやすく、デメリットが封じられていると考えることができます。

スナイプヘッド(テトラワークス/デュオ)。横からはラウンド型に見えるが、平打されており、平べったい。ジグヘッド単体を見ると、操作感が出にくい形状だが、無駄な波動が生まれないのでシビアなアジングに威力を発揮する。

Part.2 フックの形状 ストレート/ラウンド形状

他にはスタンダードなラウンド形状が人気です。このあたりのフックデザインは各メーカーにより個性がありますが、アジングの場合、先に上げたオープンゲイプ形状、ストレートポイント/ラウンドベンド形状と呼ばれる2種類の鉤の形が主流となります。

アジ弾丸(カルティバ)。フックのポイント(鉤先)がシャンク(フックの軸)に対してほぼ並行になっている。そしてゲイプ/ギャップ形状(フックの曲がっている部分、幅)がスタンダードなラウンド型をしている。貫通力が高く、使いやすいアジングフック。シャンクのホルダーの機能でワームがズレにくい。
シラスヘッドorシラスヘッドファイン(エコギア)。ストレート/ラウンドの定番系。非常にバランスの良いフックで、軽いサイズはアジングにも最適。操作感はやや劣るが、代わりにシビアな状況での喰いが良い。また、貫通力が高く、シャンク長も適度に設けられており、フッキングの機会も多い。
宵姫ラウンド(がまかつ)ラウンドヘッド(丸形のヘッド)の定番。フッキングのための貫通力が高く、その弊害となるデメリットを絶妙なシャンクの長さで相殺している教科書的なアジング用ジグヘッド。オープンゲイプ形状のデメリットが気になる方は、チョイスしたいフック。

フックの個性としてはオモリとなるヘッド部の形状にメーカーごとの工夫が見られますが、基本的にはアジは極端な水圧しや波動を嫌う傾向があり、シンプルなラウンド形状が人気です。逆に、ヘッド部に水を受けさせて、操作感を向上させているようなモデルもあります。

Part.3 何グラムのフックを選べばいいの?

0.3〜3gくらいの幅で、アジング用のジグヘッドは各製品ごとに重さが設けられています。どのサイズを基準にすべきか? 少し前までは1.5gを基準にと言われてきましたが、現代アジングのスタンダードは0.8〜1.0g。まずはそこを基準にまずはご購入ください。

最終的には各サイズを揃えて、状況に応じて重さを選んでいく。このジグヘッドの重さのチョイスが釣果をわけることも多々ある。

活性の高い地域、アジの魚影の濃い地域ならば1.5gでもかまいませんが、近年そういったポイントが徐々に少なくなってきています。そういったポイントを攻略するには少し、ウエイトを下げて、長時間、アジのいるレンジにルアーを留め置くためにも軽いジグヘッドを使うことをオススメしています。

フックの種類については、好みと言いたいところですが、前述しておりますオープンゲイプフックの形状を持つフックはビギナーにも使いやすいのでオススメいたします。

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