バークレイがついにビックベイト市場に本格参入する。DEXシリーズ初のビッグベイトの名前は『ブリスキー175F』。タイプの異なる2枚のリップと3パターンのテールを標準装備しており、様々な状況に対応する「変幻自在」を目指したビッグベイトだ。しかもこのブリスキー、プロトの段階でなんと三浦一真さんに2020年の最大魚をもたらしてくれた実績バツグンのルアーなのだ。
ブリスキー175F(バークレイ)
ピュア・フィッシング・ジャパンの傘下にある老舗ルアーメーカー「バークレイ」。
これまでもハードベイトシリーズ「DEX」から優秀なルアーを多数輩出してきたバークレイだが、ビッグベイトルアーのDEXラインナップ入りはこの「ブリスキー175F」が初となる。
そのテーマは「変幻自在」。ルアーとしての拡張性の高さが持ち味だ。
2種類のリップが付属!
リップは脱着可能となっており、異なる特性を持つ2枚が商品に付属する予定だ。潜航深度やルアーの動きの質を自分の思い通りに変えることができる。
テールは3種類の付け替えが可能!
またテール部も同様に取り外しができるよう設計されている。こちらには水切りの良い通常のテール、金属音や明滅効果を期待できるブレードテール、巻きやトゥイッチを止めたときにブレーキとして機能するマラブー(フェザー)の3種類を装備可能だという。
それだけではない。リップ下部にはウェイト調整用のアイを備え、その上で板オモリを貼るスペースも十分に設けてある。
それゆえにアクションの可能性は無限大。季節やポイント、時間帯に応じて自分の考える「最適解」を打ち出せるビッグベイトなのだ。
ブリスキーの実績は証明済み!
開発中に飛び出た冬場の50アップ
プロト段階の「ブリスキー」を用いて50アップを釣り上げたのはピュア・フィッシング・ジャパンのフィールドスタッフ、三浦一真さんだ。
【Profile】
三浦一真(みうら・かずま)
紀の川でバス釣りを楽しむローカルスペシャリスト。ハードベイトがメインだが、最近はフリーリグをやり込んでいるとか。本誌「ドラマチックハンター」にも出演経験あり。
12月上旬のある日、三浦さんは紀の川下流域でアルミボートを浮かべた。
午前中は穏やかだったが、午後から爆風が吹き始めたという。
三浦「これは! と思って水深2mから4mぐらいに落ちるブレイクに向かいました。浅い側に風が当たって魚探にベイトも映っていたので、ビッグベイトをやってみようと」
決まり手はレイダウン絡みの水中ドッグウォークだった。
三浦「ブレイクの近くにレイダウンがあって、移動距離を抑えた首振りアクションで探っていると、レイダウンを数メートル過ぎたあたりで真下から飛び出しました」
三浦さんはこのとき、ポーズ時にフワっとした動きを出すためマラブー素材のテールを装着したという。自分の意図通りにアクションを調整できるブリスキーの強みが発揮された形だ。
ちなみに三浦さんがブリスキーのテスト時に使用していたロッドは同じく今年発売の「ベルサートVERC-70Hプラス」。TAF製法を導入したこちらのロッドにも大注目だ。
ブリスキーの発売時期は6月~夏頃を予定しているとのこと。バークレイ初のビッグベイトに期待が高まる!
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