アジングに必須なアイテム(小物)を紹介【アジングの教科書#008】



アジングの魅力は、そのゲーム性の高さです。それにも関わらず、コンパクトに釣りができるというミニマムフィッシングが可能な点も大きな魅力です。ロッド、リール、ライン、ルアーのアイテム以外に必須&便利アイテムをご紹介します。この章を読み終えれば、準備は万端となっているはずです!

第7章 あると便利な小物たち

アジングのパイオニアとして知られるサーティフォーの家邊克己さんの、取材時のほぼ完全武装スタイルをまずご覧頂きましょう。

腰巻きタイプのコンパクトなライフジャケットに小物がぶらさがり、小さなかばんがひとつ。夜の場合はこれにヘッドライトおよびチェストライトが追加されます。

以上です。コンパクトで、カジュアルですよね。他のプロアングラーの装備も少しご紹介しましょう。

TICTのトミー敦さんも、アジング界で人気のプロアングラー。ルアーマガジンソルト誌のアジング対決企画「アジング王バトル」の初代優勝者でもありますが、ごらんの通りコンパクトなバッグで釣りをされます。商品ブランドとして『MINIMALISM』を謳っていることからも、アジングがコンパクト、ミマムスタイルで釣りを楽しめることがお分かりいただけたでしょうか。



【Part.1】絶対に持っておきたいアイテム

そもそも装備品が少ないアジングですが、快適性と安全性を高める、必需品に近いアイテムをご紹介したいと思います。

フィッシングバック

アジング用のバッグも売られているが、専用のものでなくて大丈夫。

釣り用のものでなくてかまいません。ルアーボックスや変えのリーダーなどを収納できる小さなカバンを用意しましょう。やがて、タックルボックスなどを準備するようになるかもしれませんが、その場合でも携帯用使えますので、用意しておいて損はありません。快適性が段違いです。

フィッシュグリップ

こんな感じでアジをつかめるので手が汚れない。
各社から発売されているフィシュグリップ。

釣ったアジをキープする場合は特に、通称アジバサミなどと言われるフィッシュグリップを用意しておくことをオススメします。こちらのフィッシュグリップは、トングのような形状になっており、素手ではホールドしにくアジをガッチリ掴みます。アジングでは定番化してますが、筆者的には逃がすときにはチョット、アジへのダメージが大きいのではないかと危惧しております…。さておき、アジの場合は食べることがほとんどですので、快適なアジングのためには超必須!です。

ラインカッター

地味〜なアイテムです。特にリーダーを結び変えたり、ルアーを結び変えたりする場合に使用します。リーダーも太くてもせいぜい5lbくらいですので、歯でも切れるわ!という方もいらっしゃるかもですが、あるとないとでは快適度が段違いに違います。ジグ単を飲み込んだ場合には、ペンチタイプを用意しておけば対処しやすいですので、用意をオススメします。取り急ぎ、小さなシザース(ハサミ)だけでも準備しておいてください。

LEDライト(夜間は必須)

日中よりも、日没から夜にかけての釣りが性質上多くなるのがアジング。となると、必ず必要になってくるのが、ライトです。ペンライトなどでも作業はできなくないですが、釣りの場合は両手を塞ぎたくないこともあり、頭にとりつけるヘッドライトタイプか、首からぶら下げるようなチェストライトが便利です。フィッシング専用のLEDライトが数多く発売されていますので、自分のフィッシングスタイルにあったものを選ぶとよいでしょう。

ライフジャケット

言わずとしれた安全装備です。陸からのアジングの場合、船のように着用を義務付けられているわけではありませんが、自身の安全確保のために必ず入手してください。ボートフィッシングの場合は桜マークのAタイプの着用が義務付けられています。

【Part.2】あると便利なアイテム

ここからはアジングの快適性を高めるアイテムをいくつかご紹介します。絶対に必要なものではありませんが、あると非常に便利なものをピックアップしました。

バケツ

100円ショップなどで販売されているようなバケツでもかまいませんが、高い堤防などから水を汲み上げて使えるタイプのフィッシングバケツは便利です。手洗いはもちろん、アジを活かしておく活かし魚籠(びく)などにも転用できます。最近は魚を締めるのに、バケツは重宝しますのでキープ前提ならば用意しておきたいアイテムです。

偏光グラス

安全面も考えると用意しておきたいアイテムです。偏光グラスは、水面のギラツキを抑えて扱っているラインや、場合によっては水中の様子を把握することが可能です。夜間でも、常夜灯などの不必要な水面の反射などを抑えてくれるので、釣りが快適になります(ナイトモデルも発売されています)。

ランディングネット

いわゆるタモ網です。高い堤防から水に浸けて魚をランディングするという用途ではなく、抜き上げた魚をキャッチすることでランディング率を挙げることができます。タモ網に収まればフィッシュグリップなどで掴みやすく非常に便利です。足場が狭い場所などでは、特に威力を発揮します。小型のもので、腰などにぶら下げたりするくらいコンパクトなネットで十分です。

ワームケース、ジグヘッドケース

アジングのメインウェポンとなるワームやジグヘッドフックは素早く交換できるに越したことはありません。ベテラン勢は専用のワームケースやジグヘッドケースを用意し、細かくワームをローテーションしたり、ジグヘッドの形状や重さを変更したりすることで、その日の正解を探ります。ケースに整理されたワームやジグヘッドってだけで、釣果に直結します。

袋のまま持ち歩くのももちろんアリですが、そこから取り出す手間がなかなかの時間ロスになります。ワームならカラーや形状ごとに収納すること、ジグヘッドフックなら形状や重量で整理することで、使いやすさはグンとあがりますのでお試しあれ。

ワームケースには専用の商品をお使いください。100円ショップなどで売られているケースは種類によっては可塑剤と反応してワームと共に溶けてしまったりします。専用のものはそのような心配がありませんので、安心して使えます。