関和 学さんのワーミングにおける欠かせない武器となっているのが、本気(マジ)フックとリングオフセットモンスター。このふたつのフックが釣れる秘密、そして使い方とは。関和さんの解説を聞けば釣果に直結すること間違いなし!
解説していただくのはご存知霞ヶ浦の「サル番長」!
【Profile】
関和学(せきわ・まなぶ)
明るいキャラクターと、わかりやすく丁寧な解説に定評がある、カスミの優しきサル番長。ボートはもちろんオカッパリにも力を入れ、本気でバスフィッシングを楽しむ姿にファンも多い。
本気(マジ)フック リバイバル5(ノガレス)
すっぽ抜けを激減させる鬼掛けオフセット
ストレートフックのような鋭い刺さりを追求したフックで、オープンゲイプになっているのでアワセた瞬間にハリ先がワームを飛び出してフッキングする。摩擦の少ないゼロフリクションコートで刺さりが抜群。
【スペック】
●サイズ/入り数:3(8本)、2(8本)、1(8本)、1/0(7本)、2/0(7本)、3/0(6本)
●価格:396円(税込み)
ワームがフリーになるリグほどメリットが大きい
本気(マジ)フックは誰もが簡単にセットでき、フックポイントが立っているのが大きな特徴だ。
関和「これまでフッキングをミスったり、掛かっても皮一枚だったところをどうにか解消しようと思って、オフセットフックとストレートフックのいいとこ取りを作ろうとしたのがきっかけですね。特徴は、軽い力でも貫通しやすく、一度掛かればバレにくい。ナローでフックポイントが立っているから、ハリ先が触ればそこから深く刺さり込んでいくんです。このフックを使うときは、ペンチを必ず持っていってください。ペンチがなければ外せないほど、よく刺さりますから」
ナロータイプのフックには他にもこんなメリットが。
関和「シャンクがキールの役目をして、ワームが水平になりやすい。ラインテンションを抜いたときでも、フックがしっかり上を向きやすいんですよ。なので、ノーシンカー、ダウンショットやフリーリグ、キャロなど、ワームがフリーになるリグにオススメです」
ハリ先は45度でワーム内に隠す
ワームに対してハリ先を45度の角度で刺し、フックポイントは出さないようにするのがコツ。ナローなのでストレートやクロー系など、バルキーすぎないワームにマッチし、使うリグは問わない。
フックポイントからカエシの長さと、アイとクランク部分までの長さを同じに設計。フックをセットするときにバーブの部分まで刺して抜けば、綺麗にセットすることが可能だ。
関和さんによる本気フックの実釣解説模様は下記動画をチェック!
フッキングマスター リングオフセット モンスター(ノガレス)
可能性が広がる高強度リング&スイベル付きフック
糸ヨレを解消でき、ワームがフリーになるのでナチュラルな動きで見せることが可能。すり抜け性能がアップしたり、シンカーをワンタッチでセットできたりと、使い勝手の良いフックになっている。
【スペック】
●サイズ:2/0、3/0、4/0、5/0
●入り数:4本
●価格:550円(税込み)
メリットだらけのスイベル&リング
続いて、リングオフセットモンスターの使い方も紹介。
関和「ハンガー付きのシンカーを使えば、ワンタッチでリーダーレスダウンショットにできる便利なフックです。でも実はノーシンカーリグで使うのもすごくオススメなんですよ。メリットは、よりフレキシブルになって、フォールが頭上がりにならないこと。アシや枝越しにワームをフォールさせるとき、水平姿勢で落としていけるのは大きなアドバンテージですよ。あとはシャッドテールなどで使う場合、バランスを崩さずにまっすぐ泳がせることができるのも強みです」
スイベルがワームのバランスを保ってくれる
スイベルが糸ヨレを解消するのでワームが持つ本来の動きが出る。バランスを取るのが難しいシャッドテールでも、これを使えば誰でもまっすぐ綺麗にスイミングさせることが可能。
フレキシブルだからフォール姿勢も安定
ノット部分がフレキシブルになること、そしてスイベルがシンカーの役割を果たすことで、フォール姿勢が頭上がりになりにくい。深いレンジや、カバーの中を攻めるとき、この差がより顕著に現れてくる。
これは、例えばクランクベイトをラインアイに直結するのと、スプリットリングにラインを結ぶのでは、どちらがナチュラルに動くかを想像してみるとわかりやすいだろう。
関和「ラインがフレキシブルになるから、吸い込みやすさもアップしています。ただ、ここでしっかりとラインスラックをとってからフッキングすることが大切になってきますね。ほかにも、スイベルとリングが擦れるちょっとした金属音もアクセントになっていると思います。これは、普通のノーシンカーでは発生しない音ですから。スイベルとリングの有効性は、僕も使えば使うほど感じていますので、みなさんもぜひ試してみてください!」
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