メガバスの売れ筋モバイルロッドといえば、ヴァルキリー・ワールドエクスペディションとトライザだが、そのなかから注目の5モデルを、ルアマガプラス編集部のフカポンとフクシゲがインプレ。気になるモデルがあれば、普段使いにも旅のお供にもお試しあれ。つうかマジやばいぜ!! 今回は『ヴァルキリー・ワールドエクスペディション VKC-78H-4』を紹介!
インプレッションするのはこの2人!
【Profile】
フカポン
深谷真(ふかたに・まこと)/元ルアマガ編集部員。メガバス番記者を務めたのち、現在はベストセラー・津本光弘著『魚食革命 津本式 究極の血抜き』(ルアマガブックス)などを担当。バス釣りをはじめ、どんな釣りもこなす釣り師だが、特に釣って楽しい食べておいしいアジングが好き。
【Profile】
フクシゲ
福重智宏(ふくしげ・ともひろ)/ルアマガファミリーきってのメガバスエンスージアスト。過去にルアマガ、ルアマガソルト編集部に在籍した経歴から、バスからソルトまでメガバス製品を熟知する。愛竿はもちろんオリデス。バス釣りは房総リザーバーがホーム。ライトリグの釣りが得意。
ヴァルキリー・ワールドエクスペディション VKC-78H-4
【SPEC】
●全長:7ft8in
●ルアーウエイト:MAX 120g
●ライン:MAX モノフィラメント40lb、PE6号
●パワー:ヘビー
●アクション:ミディアムファスト
●自重:198g
●継ぎ数:4ピース
●仕舞い寸法:65cm
●価格:33,000円(税込)
どんな怪魚もねじ伏せるハイパワーロッド
怪魚狙いや自己記録更新を目指すアングラーにぴったりのハイパワーロッド。7ft8inの全長は、ショアからの遠投、ウェーディング、さらにはボート釣りにも対応する。MAX120g(4oz超)までのビッグベイトが投げられるブランクを採用しているが、ただ硬いだけでなく、曲がりをも重視した設計なので、巻きモノやトップウォータープラッギングでも使いやすい。
パワフルなロッドながらしっかり曲がるのが魅力
フカポン「そこそこウエイトがあるルアーであれば、それこそ何でも投げられるんじゃない!?」
フクシゲ「パワーはHですが、バス用のHとは印象が全く異なる。実際かなり曲がりますね」
フカポン「バス釣りで活躍する状況を挙げるなら、ディープクランクなんかいいかも。真ん中のちょい先で曲がるうえ、ブランクにパワーがあるから巻き疲れしない」
フクシゲ「ビッグベイトはまさにおすすめ。ミディアムファストの素直なテーパーなので、アクションを付けやすい。たとえばトゥイッチングライダーを操作するときなんかは、適度に曲がるブランクがダンパーの役割を果たす。ロッドが余計な力を吸収するからこそ、キレのある操作を繰り出せる」
フカポン「1発目のアクションはどんなロッドでもきれいに出せる。でも、2発目にもキレのあるアクションを出すには、適度にラインスラックが残るロッドのほうが操作しやすいんだよね。そういう意味で、初めてのビッグベイト用にぴったり。加えて、ディープクランクなどのほかの釣りに使い回せるのもありがたい」
こんなルアーを投げたい!!
●フカポン/ヴァタリオン(ITOエンジニアリング)、DC-400 カスカベル(デプス)
●フクシゲ/ハードコア ニンジャ トゥイッチングライダー180SS(デュエル)、オロチ13 スネークスライダー(メガバス)
『ルアーマガジン』2023年9月号 発売情報
ルアーマガジン史上初めてのスモールマウス×オカッパリの表紙を飾ってくれたのは川村光大郎さん。大人気企画「岸釣りジャーニー」での一幕です。その他にも北の鉄人・山田祐五さんの初桧原湖釣行や、五十嵐誠さんによる最新スモールマウス攻略メソッドなど、避暑地で楽しめるバス釣りをご紹介。でもやっぱり暑い中で釣ってこそバス釣り(?)という気持ちもありますよね? 安心してください。今年の夏を乗り切るためのサマーパターン攻略特集「夏を制するキーワード」ではすぐに役立つ実戦的ハウツー満載でお送りします! そして! 夏といえばカバー! カバーといえば…フリップでしょ!! 未来に残したいバス釣り遺産『フリップ』にも大注目ですよ!