メガバスの売れ筋モバイルロッドといえば、ヴァルキリー・ワールドエクスペディションとトライザだが、そのなかから注目の5モデルを、ルアマガプラス編集部のフカポンとフクシゲがインプレ。気になるモデルがあれば、普段使いにも旅のお供にもお試しあれ。つうかマジやばいぜ!! 今回は『F1-66XSTZ ヤマセミ』を紹介!
インプレッションするのはこの2人!
【Profile】
フカポン
深谷真(ふかたに・まこと)/元ルアマガ編集部員。メガバス番記者を務めたのち、現在はベストセラー・津本光弘著『魚食革命 津本式 究極の血抜き』(ルアマガブックス)などを担当。バス釣りをはじめ、どんな釣りもこなす釣り師だが、特に釣って楽しい食べておいしいアジングが好き。
【Profile】
フクシゲ
福重智宏(ふくしげ・ともひろ)/ルアマガファミリーきってのメガバスエンスージアスト。過去にルアマガ、ルアマガソルト編集部に在籍した経歴から、バスからソルトまでメガバス製品を熟知する。愛竿はもちろんオリデス。バス釣りは房総リザーバーがホーム。ライトリグの釣りが得意。
F1-66XSTZ ヤマセミ
【Spec】
●全長:6ft6in
●ルアーウエイト:1/32~3/16oz
●ライン:モノフィラメント3〜8lb
●パワー:F1クラス
●アクション:ティップ1 ファスト(チューブラー)/ティップ2 ファスト(ソリッド)
●継ぎ数:3ピース
●仕舞い寸法:69cm
●価格:42,900円(税込)
リグに合わせて最適解ティップ選び
ライトリグ&スモールプラグ用に最適化された、F1スペックのスピニングロッド。エクスクルーシブ・ティップを採用し、感度重視のファストティップ(チューブラー)、食わせのエクストラファスト(ソリッド)を選択できる。持ち運びに便利な3ピースモデルだが、1ピースモデルに匹敵する実釣性能を誇る。バスはもちろん、実はソルトのアジングに使えるほどのファインな竿先がウリ。
チューブラーは超高評価! ソリッドは食わせに推奨!
フカポン「このロッド、ライトリグの操作にぴったりじゃない?」
フクシゲ「僕も同じ感想です。『ライトリグがこれほど扱いやすい2ピース以上のスピニングロッドがほかにある?』と思えるほどの完成度。これは名竿ですよ。」
フカポン「特にチューブラーティップがよかった。操作性がいいし、感度も高い。ズル引きでボトムを感じながらゆっくり操作できる。モバイルロッドの利便性はもちろんなんだけど、真正面から実戦主義のロッドを作りあげた感じ」
フクシゲ「対して、ソリッドティップは、たとえばダウンショットリグなら回遊ルートに投げて1点でシェイクしたり。竿先が曲がるぶんだけ、移動距離を抑えてひたすら点で誘うなんて芸当ができる。魚の吸い込みが弱いときも、竿の硬さが邪魔せず、竿先をしっかり追従させられます」
フカポン「おすすめルアーにネコリグを挙げたけど、それはあくまで代表例。ライトリグならどれも高いレベルで操作できます」
フクシゲ「タイニーシグレやデッピーといったスモールプラグを投げるのにもちょうどいいですよ!!」
こんなルアーを投げたい!!
●フカポン/ファストティップ:ベビーシャッド60SP(ラッキークラフト)、エクストラファストティップ:ネコリグ×セクシーインパクト3.8in(ケイテック)
●フクシゲ/ファストティップ:ホバスト×ラストエース80F(エバーグリーンインターナショナル)、ノーシンカーリグ×ライク2.5(エンジン)、エクストラファストティップ:タイニーシグレ(メガバス)、デッピー(デップトーキョー)
『ルアーマガジン』2023年9月号 発売情報
ルアーマガジン史上初めてのスモールマウス×オカッパリの表紙を飾ってくれたのは川村光大郎さん。大人気企画「岸釣りジャーニー」での一幕です。その他にも北の鉄人・山田祐五さんの初桧原湖釣行や、五十嵐誠さんによる最新スモールマウス攻略メソッドなど、避暑地で楽しめるバス釣りをご紹介。でもやっぱり暑い中で釣ってこそバス釣り(?)という気持ちもありますよね? 安心してください。今年の夏を乗り切るためのサマーパターン攻略特集「夏を制するキーワード」ではすぐに役立つ実戦的ハウツー満載でお送りします! そして! 夏といえばカバー! カバーといえば…フリップでしょ!! 未来に残したいバス釣り遺産『フリップ』にも大注目ですよ!