大人気『DRT』ロッドを「2人のアーティスト」が読者目線レポート!『ARTEX“ADX” Addiction A708CXXHRF』編



ド個性&レアなロッドのポテンシャルはいかに!? DRTのロッドシリーズARTEX(アーテックス)を、読者目線で掛け値なしの実投レポートを敢行する! 読者代表は…人気急上昇バンドのギタリスト2人!「MY FIRST STORY 」のTeru さんと「Survive Said The Prophet」のTatsuyaさんだ。

大人気アーティストがまさかのロッドインプレ!? ホントにありがとうございます!!(多謝)

【Profile】

テル(MY FIRST STORY)

2011年 に結成された「MY FIRST STORY(マイ・ファースト・ストーリー)」でギターを担う。デビュー以降、インディーズながら大型フェス出演や海外アーティストとの共演も数多く務め、音楽番組などでもおなじみ。近年急激にバス釣りにのめり込むストロングフィッシャーだ。

【Profile】

タツヤ(Survive Said The Prophet)

「Survive Said The Prophet(サバイブ・セッド・ザ・プロフェット)」愛称「サバプロ」で親しまれるバンドのギター担当。地元仙台を愛する熱血フィッシャーだ。バス釣りは地元にいるころから始め、テルとは頻繁に釣りへ行く仲だ。弊誌連載『六弦竿師一期一会』もスタート!

ユーザーのテルと初DRTなタツヤ、レビュー開始!

特A級のポテンシャルで熱狂的な人気を誇るDRT(ディビジョン・レーベル・タックルズ)。ルアーの話題が先行しがちだが、実はロッドメイクが本分であったりする。しかしロッドもかなりの個性派揃いで、需要も高く店頭では壊滅状態…。「気にはなるけど実際どーなの!?」メーカーさんからサンプルを拝借し「一般的な使い手目線でレビューしてみたい!」 そこで、ユーザーであるテルさんと、興味はあるけどDRTロッド未経験のタツヤさんに参加してもらった。

テル「自分が使っているのは『パルス』というシリーズのものと、今回用意してもらっているアーテックスの『R2』ですね。どちらもポテンシャル高いし…とにかく格好良い(笑)」

タツヤ「基本的に、釣りとしてはオールジャンルで、トップウォーターや軽〜中量級のビッグベイトが好きですね。タイニークラッシュとか。よく行くショップの店長さんらがDRTのロッドを絶賛しているので、ずっと気になってはいました。楽しみ(笑)」

ARTEX(アーテックス)とPULSE(パルス)

DRTのロッドには、アーテックスとパルスという2シリーズがある。今回取り扱うのはアーテックス。黒を基調としたオリジナルブランクスのラインナップだ。片やパルス。あのノースフォークコンポジットへDRTがカスタムオーダーしたモデル達で、特徴的なバリアルバンピーグリップがこちらはグレーが採用されている。

ARTEX”ADX” AddictionA708CXXHRF(NEW)

満を持してリリースする「ジャイアントベイト」対応シャフト

クラッシュゴーストやフレンジーなど、ジャイアントベイトにカテゴライズされるルアーを扱うためのNEWモデル! アーテックスのほかのモデル同様、ロッドにはSPEC等は記載されず、そのポテンシャルは使い手が見極めることに。

【スペック】

●全長:7ft8in
●パワー:XXXH
●テーパー:レギュラーファスト
●ルアー:MAX20oz
●ライン:MAX35〜60lb
●価格:93,500円(税込)



インプレスタート!

テーパーはレギュラーファスト。

タツヤ「ほかのジャイアント用より少し乗せ調子かな」

テル「しっかりベンドするし、棒という感じはないね」

規格外のジャイアントベイト、投げ心地は…? 

テル「スライドスイマー250(デプス)やクラッシュ・ゴースト(DRT)はベストマッチですね。クラッシュ9(DRT)だとパワーありすぎ!?」

タツヤ「その辺のルアーはドンピシャだね。しっかり曲がって、トルクで飛ばしてくれる」

450g、16ozに近い重さのティーザー(シグナル)。

テル「意外とこの重さでもちゃんと投げられる。でも今2投して、すでにウデが痛いです(笑)」

2人ともクラッシュ・ゴーストあたりをジャストと感じていたようだ。

テル「NZクローラーとかも試してみましたが、軽すぎて逆に投げづらい。ジャイアントベイト専用として間違いないかな」

タツヤチョイスルアー「クラッシュゴースト(DRT)」
テルチョイスルアー:「クラッシュゴースト(DRT)」「クラッシュ9(DRT)」「ティーザー(シグナル)」

総評

テル×ADX

テル「ルックスが一番いかつい。フォアグリップが武器みたいですね…めちゃくちゃ好きです(笑)。ルアーは、クラッシュ・ゴーストがベスト。全体的に重いセットになるので、グリップパターンの逆向きも試してみたいです」

タツヤ×ADX

タツヤ「レボ・ビースト(アブ・ガルシア)にナイロンライン40lbのセッティングで試してみましたが、バッチリでした! 個人的にはスライドスイマー250(デプス)とクラッシュ9(DRT)が適してましたね。自分のツララ・アンドレに近いものを感じました」

次回はテルさんも所有し、手にした者を虜にするARTEXシリーズの超名竿をご紹介します!

『ルアーマガジン』2023年9月号 発売情報

ルアーマガジン史上初めてのスモールマウス×オカッパリの表紙を飾ってくれたのは川村光大郎さん。大人気企画「岸釣りジャーニー」での一幕です。その他にも北の鉄人・山田祐五さんの初桧原湖釣行や、五十嵐誠さんによる最新スモールマウス攻略メソッドなど、避暑地で楽しめるバス釣りをご紹介。でもやっぱり暑い中で釣ってこそバス釣り(?)という気持ちもありますよね? 安心してください。今年の夏を乗り切るためのサマーパターン攻略特集「夏を制するキーワード」ではすぐに役立つ実戦的ハウツー満載でお送りします! そして! 夏といえばカバー! カバーといえば…フリップでしょ!! 未来に残したいバス釣り遺産『フリップ』にも大注目ですよ!