矢継ぎ早に各社から新品がリリースされているバスフィッシング業界。ハイエンドモデルのロッドやリールは使ってみたいけど、万年金欠のルアマガスタッフにはちょっと手が届かない…。というわけでメーカーさんに無理を聞いて頂いて、気になる最新タックルを使わせてもらいました。今回はルアマガを支える敏腕営業マンが入手困難とされる超人気な“傾奇”ロッドをインプレしちゃいます!
【Profile】
ツヅキ
釣具は好きだが釣りは不得手な、ルアマガ編集部所属の営業担当。主な仕事はメーカー広報担当者とのおしゃべり(笑)。今年の目標は25cm以上のギルを釣ること。
トッププロの「超こだわり」ロッドを借りました!
ロデオライドリバイバー 61UL-Mアンセム(イマカツ)
JBトップ50で活躍する三原さんのこだわりを、同じくJBトップ50プロにしてロッドビルダーの青木哲さんが形にしたスピニングロッド。軽量ルアーを使った際のキャストアキュラシーと、55cmクラスのバスを寄せられるパワーを両立させるため、2ピース+ソリッドティップという構造となっている。
【スペック】
●長さ:6ft1in
●アクション:ウルトラライト-ミディアム
●適合ルアーウエイト:MAX9g
●適合ライン:マックス6lb
●価格:71,500円(税込)
こだわりぬいたガイドパーツ&セッティング!
チタンフレームトルザイトリングのガイドを採用しており、ソリッドティップ部のそれは超極小。視力が心配なアングラーにとっては辛いかも!?
ツヅキ’sチョイスルアー
対応するルアーウエイトが9gまでなので、三原虫からスーパーキラービルミノーまで使ってみたところ、どれも快適に投げられました。
「私的スピニング史上最高!」もう返したくないですw
このロッド、最高でした。手持ちの61ULクラスのロッドと比較して使ってみましたが、あらゆる点でロデオライドリバイバーが優れていました。普通は軽すぎて投げにくいと感じる虫ルアーのノーシンカーが、このロッドだとバシバシ決まるんです。
ソリッドティップにルアーウエイトが乗り、しっかり飛んで思い通りのところに落とせます。また、ダウンショットリグなど、ちょっと重さのあるルアーを投げた場合は、竿が曲がりすぎないので、Mクラスのベイトでに近い感覚でキャストできるんです。コレがもう、気持ちいいったらありゃしない。ベイトからスピニングに持ち替えたときの1投目、アレがビシッと決まったら最高ですよね。このロッドなら可能だと思います。キャストアキュラシーが劇的に向上するわけですから、自然と釣果に差は出るでしょう。
水中での感度も優れていて、ルアーを動かしていたり、何かに引っ掛かっている感じがよくわかります。また、インプレッション中に運よく良型のバスが釣れましたが、ファイトに苦労することはありませんでした。ロッドを曲げて、ラインテンションを保っているだけで、自然とバスを寄せられたという感じです。強靭なバットパワーの恩恵だと思います。キャストアキュラシーに優れ、感度も高く、でかバスのキャッチもスムーズ。これ、返却しなきゃダメですか?(笑)
『ルアーマガジン』2023年9月号 発売情報
ルアーマガジン史上初めてのスモールマウス×オカッパリの表紙を飾ってくれたのは川村光大郎さん。大人気企画「岸釣りジャーニー」での一幕です。その他にも北の鉄人・山田祐五さんの初桧原湖釣行や、五十嵐誠さんによる最新スモールマウス攻略メソッドなど、避暑地で楽しめるバス釣りをご紹介。でもやっぱり暑い中で釣ってこそバス釣り(?)という気持ちもありますよね? 安心してください。今年の夏を乗り切るためのサマーパターン攻略特集「夏を制するキーワード」ではすぐに役立つ実戦的ハウツー満載でお送りします! そして! 夏といえばカバー! カバーといえば…フリップでしょ!! 未来に残したいバス釣り遺産『フリップ』にも大注目ですよ!