【バス釣りLIVE配信記事】DAIWA STEEZルアー2種縛りで大江川&五三川を攻略せよ!【中川雅偉】



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ルアマガプラス×DAIWAの特別企画『奥義継承 STEEZ LURE TACTICS LIVE』。このイベントはこれまでSTEEZブランドを支え、バス業界を牽引してきたプロスタッフが、自身のスキルを次世代のSTEEZバサーへと繋ぐ神聖なる「継承実釣」。トッププロのスキルを会得できるのか! 本日は中京のハイプレッシャーバスリバー・大江&五三川にてDAIWA最年少スタッフ中川雅偉が長谷川耕司プロから課されたお題に挑戦!ルアマガプラスでは実釣の模様を取材班が追跡し、完全実況でお届けします!

中川雅偉が挑むミッションとは……?

6:00~17:00の時間内で「STEEZペンシル60F/75F」「STEEZプロップF/S/FS」2つのルアーシリーズを駆使し、大江川&五三川において25cmアップのバス5尾を釣り上げリミットメイクすること!

台風の影響が心配されていた関東、東海エリアだが、進路は北にずれて影響はさほど受けずに済んだ模様。しかし、当地がハイプレッシャーであることには変わりはない。果たして若きプロスタッフ・中村雅偉はミッションクリアすることができるか!?

詳細は以下の記事から!

中川雅偉が参考にしているSTEEZルアーのハウツーはこちら!

【Profile】

中川雅偉(なかがわ・がい)

中京が誇るハイプレッシャーフィールド・大江川、五三川をホームとし、日々研鑽を続ける弱冠20歳のDAIWA BASS最年少プロスタッフ。甘いマスクと巧なキャストテク、そして釣獲スキルは次世代オカッパリスター候補・一等星と言っても過言ではない。先日師匠・長谷川プロとの入鹿池釣行動画は、DAIWA公式Youtube「Ultimate BASS byDAIWA」でも公開中!

実釣前の意気込みをどうぞ!

【6:06】 第2回奥義継承ライブ、いざスタート!

今回の舞台は東海エリアを代表するバスフィッシングフィールド、岐阜県・大江川&五三川。

1カ所目に向かうもまさかの先行者で、急きょ移動。スタート時間は予定の6時を過ぎてしまった…。これもライブ配信の醍醐味と感じてください(!?)。

さて、中川雅偉(なかがわ・がい)さんがまず選んだのは、大江川だった。

なぜ?

ガイ「とりあえずお題が『25cm5尾』てこともあり、いま1尾でも多く釣るなら大江かなと」

今回、記者はガイさんと初対面だが、何と超イケメン! しかも20歳! 若手のモデルさんかと思ったぞ!

【6:11】「今朝はトップ日和ですね!」

ガイ「既に暑いですけど、このベターッとした感じがいいですね。かなり雰囲気あります」

今回使用が許されるルアーは、師範代・長谷川耕司さんが開発したSTEEZペンシル&プロップのみ。すると!

ガイ「出た! うぁー……」

何とペンシルを数投目にいきなり! 残念ながらミスバイトだったが、本日は期待できそう! まだまだこれからだ!

【6:30】ボイル! ボイル! ボイル!

ガイ「いや、カメですね(笑)。さっき護岸際で1度ボイルがありましたけど」

既にかなり暑い。けど、何だか釣れそうな気がしてならない。

ガイ「もう2匹くらい釣れてる予定なんですけどね。流れが欲しいです」

どこからかラジオ体操の音楽が聞こえてきた。夏ですなぁ。

【6:39】タックルを整え、万全の体勢で挑む

微かなライントラブルをそのままにせず、敢えて時間をかけてでも直し、いつ訪れるかわからないタイミングに備える。

備えあれば憂いなし。

ガイ「夏は朝って言われますけど、意外と7時以降がチャンスですよね」

なお、現在使用中のタックルは以下の通り。

【STEEZペンシル用】

●ロッド:ブレイゾンC66ML-2
●リール:アルファスAIR 8.6R
●ライン+リーダー:タトゥーラセンサー 0.8号+フィネスブレイブZ 10lb
※すべてDAIWA

すると、次の瞬間!

ガイ「出た!!!」

ついに来たか!

【6:50】待望の1尾目……!?

ガイ「あれ? 出たのに乗らなかった……て、乗ってた!(笑)」

キャー、カワイイ! 

全長計測するまでもなく、やさしくリリース。

ガイ「STEEZペンシル60Fより少し大きい?(笑)」

60mmよりチョイ大きい10cm前後。大きくなれよー。

【7:10】「ここは札野(ふだの)ワンドという場所です」

足下の護岸から魚が飛び出してくること数回。

ガイ「うわ、あとほんの少し浮いてくれない……。流れが出たら簡単に喰うと思うんですけど。夕方にもチャンスあるといいな。

残念ながら本日のストップフィッシングは17時のため、本格的な夕方は堪能できない。釣るなら朝、今現在だ!

【7:30】チェイス多数!

ガイ「このワンドに入ってから何度も魚が追ってるのが見えますね。さっきの…ホントに惜しかった…」

水面上を駆けるSTEEZペンシル60Fから、表層系のSTEEZプロップ85Sへ。ほんの少し水中へ沈めるだけで、魚の反応が上向き! 

喰ったのを確認して鋭くフッキングを決めたが、なぜか空を切って戻ってきたSTEEZプロップ。魚の活性をもうひと押ししてくれる流れが欲しいところだ。

【7:45】長谷川耕司師範代が登場!

長谷川「おはようございます。ヒトの取材は気が楽だね(笑)」

ガイ「罰ゲームの発表が怖い……」

何気ない会話を動画撮影していると、なっ、何とスクープもポロリ!? STEEZプロップは新サイズが開発中!?

【7:56】異例の罰ゲーム現場発表!?

長谷川「(中略)大丈夫だよ。釣りしている長い間に覚えちゃえばいいんだから(笑)」

お題未達成前提ですか(笑)!

ガイ「(笑)。絶対に釣りますから!」

はたしてどんなお題が課せられたのか?

寿限無、寿限無、
五擦のすり切れ、
海砂利水魚の、
水行末、雲来末、風来末、
喰う寝る処に住む処、
藪ら柑子のぶら柑子、
パイポ、パイポ、パイポのシューリンガン、
シューリンガンのグーリンダイ、
グーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの、
長久命の長助サン!

落語『寿限無』より

さてどんなオチがつくのか……?

【8:20】何と、追加のお題が!

ガイ「チェイス半端ないのに、全然乗らないです…。あ! 50アップ! でかっ!」

長谷川「じゃあ、キーパー5尾じゃなくても、50アップ1尾獲ったらOKにしてもいいよ(笑)」

いずれにしても難題だ……。

長谷川「熱中症には気をつけてね。今日1日(ルアマガプラスを)チェックしてるから、がんばってね!」

ガイ「ありがとうございます!」

長谷川師範代、ご足労いただき誠にありがとうございました!

【8:34】あとは釣るだけ

ガイ「いろいろヒントが見付かりました。けど、どうしても乗ってくれない…。全部獲れてたら既にリミットメイク2回くらいしてます……」

幾度も水面から飛び出しては空を切るSTEEZプロップ。

魚がいる条件はわかった。喰わせ方もわかった。しかし、今の大江川には何かが足りない。

それは流れなのか、風なのか、それともタイミングなのか……。はたまた焦りなのか。

中川雅偉、ナイスガイ、苦悩の時間が続く。

【8:45】ついに乗った! ついに1尾目!

ガイ「ヨッシャ! こんだけバイトあって、やっとです(笑)! キーパーはありますよね?」

もちろん!

実測38.5cm650g

ヒットルアーは『STEEZプロップ85S(DAIWA)』で「クロキンからゴーストアユに替えた途端でした」。何とカラーローテーションに答えがあった!

ガイ「元々僕はエリアトラウトやってたんで、カラーとレンジはメッチャ大事にしてます」

若いのに懐が深い! お見事!

【8:55】フィールドの今を釣るナイスガイ!

ところで、先ほど言ってた「ヒント」って何?

ガイ「ワンドの中に入ったら、チェイスが増えたんですよ。こんなに暑いと、どうしても流れの当たるアウトサイドが良いと思っちゃいますよね」

確かに。ところが、ガイさんはセオリーを無視した

ガイ「魚って、人間が思う通りの行動をするとは限らないと思うんです。すべては現場で試して、自分で感じてみないと」

まさに「今を釣る」だ。まさに現場主義だ。

ガイ「それと、アオコが出ていたんで、水中の魚は僕の姿を見破りにくく、だから、こんなストレートでも可能性はあるかもしれませんね」

実に読みも深い!

【9:10】STEEZプロップ ヒットタックル

先に紹介したSTEEZペンシル用タックルと共に持ち歩いているのがこちらのタックル。STEEZプロップ用だ。

●ロッド:ブレイゾン C610M
●リール:タトゥーラ SV TW 6.3
●ライン:モンスターブレイブZ 14lb

本日に限っては専用タックルだが、本来はオールマイティー! ライトテキサスから巻き物まで、1日の釣りをほぼ網羅できるのがこのセッティングだ。

【9:33】本日初のクルマ移動

「ここよりちょっと下流側を見てみたいんです」と移動した先は、ワンドのインサイド&アオコマット。

先ほどと同様の条件を求めての移動だった。

はたして2匹目のドジョウ……ではなく、バスと巡り会えるのか!?

【9:50】そして2度目のクルマ移動

先ほどの場所にもバスはいた。

ガイ「インサイドにベイトが入って来てるのもあってなのか、STEEZプロップをメッチャ追ってきました!」

しかし、バイトまでには至らなかった。

そして、3カ所目もワンドのインサイド。今持っている可能性の高い条件をしらみつぶしに探っていく模様だ。



【10:14】3度目のクルマ移動はロングラン

ここまでとは異なり大きく移動した先は、大江川の上流域。川幅がかなり狭まっている。

ガイ「うわ、ここも魚がメッチャいますね! でかっ!」

土手の上からビッグバス発見! サイトで挑む!

【10:27】必殺のカラーローテーション

ガイ「あの見えてた魚、ワームだったら1発で喰わせることができた……なんて言ってちゃダメですね(笑)」

そうです、今日はSTEEZペンシル&プロップのみです。先程まで灼熱地獄だった大江川界隈が一転して、曇り&弱風へ。

ガイ「冷たい風ですね。雨が降るのかな?」

風が強くなればペンシルの出番は減り、プロップ一辺倒となる可能性大。

ガイ「また色を替えてみます」

クロキンからゴーストアユへ。先と同じゴールデンコースか!?

【10:34】STEEZペンシル60F×シンキングチューン

ガイ「あ! 魚がもどってきた!」

先に狙っていたでかバスを再び捕捉!

ガイ「チューニングしてもいいですか? 板オモリを……あ、ハサミがない……」

手で千切った板オモリをSTEEZペンシルの腹側フロントへ装填。

ガイ「ちょっと貼るだけで水噛みが増して、高速トゥイッチがさらにやりやすくなるんです。で、たまにバランス崩してダイブしたりします」

イレギュラーな動きを混ぜ、狡猾なバスを仕留めることができるのだ!

【10:55】4度目のクルマ移動はさらに上へ

ガイ「川幅がさらに狭くなります。ここは水も比較的キレイで、メッチャ浅いです」

ここまで2セットを持ち歩いていたガイさんだが、ここではSTEEZプロップ用のみ。

ガイ「障害物もほぼないので、川を斜めに刻んでいく感じです。バスはどこにいてもおかしくないんで」

叩かれ抜かれた大江川バスは一筋縄では攻略できない。すべての可能性を試すことこそが大切なのだという。

【11:20】現時点までオール大江川

4度目のクルマ移動で着いたエリアで、ふと疑問。ここもまた大江川だ。

五三川には今回は行かない?

ガイ「あとでちょっと行ってみようとは思ってますけど、その前に、気になっていたココと、1尾目を釣った場所にもう1回入り直したいんで、行くとしたらその後ですね」

記者個人のイメージでは、五三川に比べ大江川の方が難易度が高いような…。

ガイ「そうなんですか? でも、最近の五三川は異常ですよ…。普通のフィネスが通用せず、ヒトクセある釣りじゃないと…例えばマグナムクランクとか」

ムムム…。

また暑くなってきた…。天気予報では本日は1日中曇りで降水確率60パーセントなのだが…。

【12:00】ランチタイム休憩なう

今日の大江川五三川エリアの暑さ、半端ないって!

早めの休憩をとるべく、この界隈では知られる そば処の名店『一歩庵』さんへ。

ガイさんは『海老おろし冷やしそば』をオーダー。涼をとり、活力を蓄え、午後の部へと突入します!

【12:40】午後の部スタート!

ガイ「風が強くなってきましたね。となると、午後もSTEEZプロップの出番ですね…ヴァ!」

護岸沿いをトレースするといきなりバイト!

しかし、またしてもなぜか乗らない…。今日一日でいったい何度のミスバイトがあったことか…もはや2ケタに近い。

ガイ「魚が小さいのかなぁ? いや、でもそんなに小さいのはバイトしてきてない、見えてるし。うーん…フックサイズを小さくしてみよかな」

はたしてこれが吉と出るのか?

【12:53】STEEZプロップ + フックサイズチューン

ガイ「トレブルフックは元々♯5を付けていたんですけど、#7に替えてみました」

ボディに対して若干小さめのフックだが、優れた直進性に影響はない。

ガイ「長谷川さん、ダウンサイズ版を作ってるって言ってましたよね。今日使いたかったなぁ……」

ここまでのバイトをすべて獲っていれば、おそらくリミットメイクは2回できるほどのバイト数。ツッツキバイトに手を焼く本日、ガイさんの救世主となっていただろう。

【13:35】寿限無の呪い?

ガイ「ヤバい、状況が変わった……」

左手に見える対岸から推定500mほど撃ち倒すも反応がない。

STEEZプロップで如何に喰わせるか、ではなく、反応自体がなくなってしまったのだ……。

ガイ「寿限無は何としても避けたい……」

ガイさんに次なる手はあるのか、はたして……。

【14:04】大江川は、海津市漁業協同組合の管轄です

早朝からバスフィッシングを楽しませていただいている、ここ大江川。

いつもであれば、入漁券を現場売りしてくれる係員さんから購入するのですが、本日はまだ出会っていなかった。

というわけで、漁協へ行き入漁券を購入してきました。

●住所:岐阜県海津市海津町萱野205-5
●電話番号:0584-53-2460

【14:17】大江川心中

ガイ「午後になってから、数は少ないもののチェイスがあったのは流れが当たるところだったんですよ」

状況変化……というより、この暑さであれば本来流れやシェードの効いた場所が有効になるもの。ここからは狙いを変え、セオリーに従ってみることにしたようだ。

石亀橋の下、チョークする流れとシェードのコンボから再スタート。ストップフィッシングまで残り3時間を切った。

ガイ「今日は大江川のみでもいいですか?」

もちろん! 選ぶのはガイさん自身だ。

【14:56】細かいところもキッチリ丁寧

足下に並ぶ矢板&クイ~護岸の隙間を臆することなく、STEEZプロップでトレース。

引っかかる? いや、全然。

ガイさんの集中力はMAX状態。リズミカルかつテンポが良い。

こんな時に1発が来そうな予感。

【15:33】ラスト1時間半

午前中に回った上流域へ再度入った後、「きになるところがあるんで」とガイさんが言う場所へ。

ガイ「足下に巾着が入っている場所なんです。朝釣れた場所も同様の条件です。ここがダメなら、その朝釣れた場所へ行きます」

タイムリミットが迫っても焦らず冷静な判断。若手ながら肝が座っている。大物の予感。

【15:53】こんな時間に呑気にコンビニ!?

ガイ「あ……ちょっと気になることがあるので、コンビニに寄っていいですか?」

まさか、おやつを買いに……なんてことはなかった。

その手に持っているのは何?

詳細は後ほど。

【16:07】STEEZプロップ×黒マジックチューン

ガイ「もしかしてバスはプロップの輝きを嫌がって本気喰いしてくれないのかなと」

コンビニで購入したのは黒マジック。前後のプロップを塗りつぶし、波動だけで魚を呼ぶ作戦だという。

所要時間2分ほどで完成。指に付着したマジック跡が努力の証。

これで釣れたら『ガイブラック』なるカラーが発売される!?

【16:25】「ガイブラック」補習中

ガイ「輝きナシで良い感じに回転してくれてます!」

これは期待できるか!

ラスト30分をやり切るために、塗りムラを補修。さぁ、残り4尾を連発だ!

【16:45】最後の最後に「ガイブラック」!!

何とガイさんの読み通り、大江バスは輝きを嫌っていた!

会心の1尾、全長は48cm!

ガイ「50には足りませんけど、もう満足です! 罰ゲームも怖くないです(笑)。うれしーーーーー!」。

きっとやってくれると思っていたが、やはりこの男ただ者ではない!

ナイスガイ! ファンタスティックガイ! ダイナマイトガイ! もう何とでも呼んでくれ(笑)!

【17:00】GAME OVER

残念ながら、キーパー5尾のミッションは達成ならず……。

しかし、最後の最後、1日をかけて絞り込んだ釣り方が見事に成功! これはガイさんにとって大きな経験値となり、自らの血となり肉となっていくはずだ。

大物ルーキー誕生!

今回はそう言ってもいい奥義継承ライブだった。

とはいえ、罰ゲームはしっかりやってもらいます。動画公開までしばしお待ち下さいませ。

【17:30】罰ゲームのお時間です……

中川雅偉さん、お疲れさまでした!